私何がしたいんだろう。


本当に美術が好きなのかな。


本当に文学が好きなのかな。


本当に勉強が好きなのかな。


これからも本当は寂しいのに平気な顔するのかな。


平気になるのかな。


人と擦れ違うことや、言い争うことも、まだまだあるのかな。


幸せはいつまでも束の間なのかな。


こんな恥ずかしいこと、いつかは書かなくて良くなるのかな。


何にもしたくない。


どんな人のフリをするのも疲れた。


毎日のように本を買って


お金じゃ買えないものを買った気になって。


いつまでこんなことしてればいいのかな。


嫌なことを書くと止まらないのは、


嫌なことばかりだからなのかな。


昨日はあんなに、こうふくだったのに。


変えてくれる人を待ってる。


自分しかいないことも知ってる。


でも待ってる。


あなたみたいに強くないから。
本格的に大学が始まって、一週間が過ぎました。


休学前は、最初の一週間すらまともに通えなかった私ですが、今のところ休まず通えています。


知り合いも少しずつ増えたり。
昔の友達とも、変わらず仲良く話したり。


こうしてまた学問の場に戻るなんて、休学直後の自分には考えられなかった。


生きるべきか死ぬべきか、というようなことばかり考えていた一年前は、まだ昨日のように鮮明です。


それだけに、またあんな想いに囚われたら、と思うとすごく怖いです。


でもその恐怖があるから、踏ん張れている面もあります。


もうあんな、無意味な自分には戻りたくないと。


私は一度、大学から逃げた人間です。


でも、逃げた人間にしかできない経験もありました。


悩むこと


決めること


そして何より、戻ってくること。


落ち続けた先から這い上がること。


楽になるために逃げたと、思われるなら思われてもいいけれど、


逃げたことで経験したつらい記憶は、今の私の肥やしになっています。


死のうと思っていた自分が、


不安障害というビョウキを抱えた自分が、


当たり前の社会の中で学問をして、夢を追えること。


それはとてもしあわせなことなのです。


どんな醜い自分にも味方してくれた人たちの声を忘れません。


辛い中で、大きな夢を抱くことは簡単なこと。


難しいのは、辛い中で、大きな夢を叶えること。


教師、学芸員、文で食べる者。


私の「大きな夢」はひとつじゃないけれど、


そばにいてくれる人びとに恩返しができるように


そして、這い上がった自分の記憶を無駄にしないように、


ひとつでもいいから叶えたいと思います。


それと何より、私のそばの誰かが何かから逃げ出したら、その人がまた這い上がれるように、今度は私が支えたい。


逃げることは、負けとは違う。


逃げたその先が大事なんだと、言ってあげられるように。
大学生に戻りました。


便宜上は大学三年生です。


5日に健康診断があり、いつも一緒にいた大学の友人と休学以来初めて再会しました。


この休学中、


友達とは言えない。


と思い続けていた二人です。


「久しぶりに会った気しないね。」


と、一人は言いました。


円滑すぎるこの関係の再会に、


自分の幼さと、友人たちの寛大さを思い知りました。


何も語らない、暗いだけの、必要なのか…あるのかすらわからない自分の世界を頑なに守っていた私を、彼女たちは最初から、その世界ごと受け入れていたんだと思いました。


どうせ知らないからと、知らせもしないでいた私の陰りも、


あると感じながら私を、友人の一人としてくれていたんだと。


わけのわからない問題を勝手に抱えて勝手に悩んでる人を友人にするのは、簡単なことじゃない。


私は、彼女たちに感謝しなきゃいけなかったんだと知りました。


なのに、意固地になって背を向けようとしていた。


この陰りはもうとっくにバレていたのに。


また、同じく教員を志している他の友人にも再会しました。


私の名前を呼びながら、弾くように肩を叩いた彼女の笑顔は嬉しそうで


休学前、あれだけ頼りにし、中途半端に悩みをさらしたことも、もう忘れているようでした。


忘れているフリをしてくれていました。


彼女は、相変わらず志高く、竹を割ったような物言いで、緊張しながら話す私を元気にしてくれました。


彼女と話して、忘れかけていたやる気をまた思い出しました。


ずっと言い続けていた。


大学には友達いないから。


それってどの口が言ってたんだろう。


友達になろうとしない自分がいただけ。


そんなにまでして、自分の世界を守って、なんになるのか。


自分のことを一体、どれほどの人間だと思ってるんだと、恥ずかしくなりました。


ヒトと違うから、ヒトとは馴染みたくないなんてただの逃げ。


"フツウ"のフリをして健康診断を受けていたら、速すぎる心音で不安障害だとバレました。


私の診断結果は、"フツウ"のヒトは塗られないはずの箇所がマークされました。


結局自分はビョウキだと思ったけど。


すべてを覗こうとするのではなく、


触れないままで受け入れてくれる友人が、大学には居て。


だから私もこの4月から、夢があって友人もいる、フツウの大学生。


大人な友情に感謝する、フツウの大学生です。