2018/4/29
ホテルの朝ごはん。手前に、暖かいソーセージやゆで卵が入っています。
今日はまず、郊外のアラーイシ湖にある野外博物館に行くのです。チェックアウトして、荷物を預かってもらう。アーライシ湖までのバスは本数が少ないので自転車を借りるつもりだったんですが、ホテルのレンタバイクは5月からしかやっていないんだって。他にも2軒ほどレンタバイク屋があるらしいんだけど、どうせ他も同じことでしょ…。旅程を逆回りにしたら良かったなあ。ほんの2日かそこらのことだったのに。で、7キロくらいだから歩いても行けるけど、今回ばかりは時間がもったいないのでタクシーで行きました。
この野外博物館には、石器時代と青銅器時代の集落の跡、9-10世紀の水上集落の跡、14世紀に建てられた騎士団の城塞の廃墟があるのだ。
まずは石器時代と青銅器時代から…。湖畔は湿地もあるので歩道が渡してある。そして例によって赤が退色した看板。「ハイヒールを履きなさい」になっちゃってますよ。
古代の住居跡はもちろん本物ではない。この土地のこの時代にはこういう住居があったと考古学で判明しているので、同じようなものを作ってある。これが石器時代かな?
で、こっちが青銅器時代か。扉は施錠されていたけど、ハイシーズンだと中に入れるのかも。石器時代のも青銅器時代のも、いくつかありました。
さて、こちらがリヴォニア騎士団が建てた城塞の跡。建てられた正確な年は不明だそうで、14世紀とだけわかっている。
ツェーシスにある本拠地からすぐ近くにこのお城を建てたのは、それだけ軍事的・経済的に重要な土地だったってこと。ツェーシス城が自爆した例のリヴォニア戦争の際に、こっちのお城はイワン雷帝の軍隊により破壊されました(1577年)。それでも17世紀までは人が住んでいたらしい。リヴォニア戦争の後はここはポーランド・リトアニア共和国になっていたので、そっちの軍隊が駐屯していたのかしら? ちなみに発掘調査の結果によると、城の住民のかなりの部分が地元の村人たちだったろうとのこと。
そしてこれが一番の目玉、『水上要塞』です。
9~10世紀頃にこの土地に来たラトガレ人たちの集落跡です。ラトガレ人はラトビアの最大部族だったそうよ。遺跡は湖底の泥に埋まっていたので非常に保存状態が良く、建築の構造をはっきりと解析することができたんだって。151棟が発掘されまして、見学用に14棟を復元してある。
今時だねえ。スマホを落とさないように!って注意書きがある。柵の向こうに見えているのが、本土と集落を結ぶ橋。敵が攻めてきたらこの橋を焼いちゃったらしい。
この右手の家が村長の家だと思うんだ。中央にあるし、一番大きくて立派だし、なんかテラスがあるし。
ここがメインストリートであろう。
反対側の道はちょっと狭いです。
狭いけどめちゃくちゃ密集しているので、これでも80人くらい暮らしていたらしい。今の基準に照らしたら快適とは言えなかっただろうけど…。
てゆか、151棟全部がこの湖にあったの? 151棟もあったら湖が埋まってしまうと思うけど。近在の他の湖も併せてのことだよね、きっと…。
家を出たすぐのとこに物置があるんだ。道具とか入れてたのかな。動物を飼っていた家もあったかしら?
左が何だったか忘れたけど、確か右は鍛冶屋の家だったと…。普通の家はこんな風に床の丸太の上に土を敷き詰めているんだけど、共同浴場は木の床だったそうな。水が下に流れるようにね。共同浴場は一番清潔な場所だったから、医療施設でもあり、子供を産む場所でもあったらしい。
あと面白かったのは、屋根の作り方が家によって違うことかな。外から見てもわかるけど、内側から見ると更にわかりやすい。これだけのスペースに、もしかしたら10人くらい住んでたかもしれんのか。そんなものなのかな。
この野外博物館、チケット売り場は小さな小屋で、あとはお手洗いと軽食スタンド(営業してなかった)があるだけだったけど、もうすぐ発掘品を展示する建物を建てると言っていたよ。近隣の子供たちが校外学習に来る場所だそうだし、せっかくツェーシスからも近くて観光客を呼べる施設なのだし、どんどん整備してほしいものです。
私が見に行った時は、小さな子供連れの3家族くらい(親戚かしら)が来ていて、この子供たちが大喜びでキャアキャアと隠れんぼ&鬼ごっこ。そりゃこんな場所だもの、隠れ甲斐も走り甲斐もあろうと言うもの。それにしても子供たちの身体能力はすごい! 床が丸太なのに、なんであんな風に走り回れるんだろう!? 驚異的だったわ。
ある家の陰に私が何気なく目をやったら、そこに隠れていた一人の子と目が合い、彼は目で「僕がここにいることを言わないで!」と訴えてきたんだけど、近くにいた別の子は私のその様子だけで悟ったらしく、何か叫びながら突進してきて、隠れていた子はダッシュで逃げていきました。ごめん… 笑
私が写真を撮ろうとするたび、どこかから子供が弾丸のように飛び出してくるので、なかなか人が入っていない写真が撮れない。私ももう可笑しくて楽しくて笑い出してしまい、あるお母さんが「貴方が写真を撮れないわね、ごめんなさい」と笑っていました。
一人、何があったのか拗ねちゃって、ある家の中にじっと閉じこもってる男の子がいて、お母さんらしき人がたまに行って宥めていた。なんだか懐かしい光景でしたわ。












































































































