先日、私が書きました 「アーム・ジョー」 に関する記事 に、流星仮面二世 さんが、タイガーマスクのアニメ版オリジナルキャラクター、鉄腕ジョーについてコメントを書いて下さいました。
私も、この話がとても印象に残っているんです。
終わり方が特にね。
もう今更ネタばれも何もないと思うので書いちゃいます。
鉄腕ジョーは虎の穴でタイガーを鍛えた鬼コーチ。
タイガーが虎の穴を裏切った後、刺客の一人として送られてくる。
しかし他の刺客のようにタイガーをリング上で抹殺しようとはせず、レスラーとして戦い切った後に、静かに去っていくのです。
しかし、タイガー抹殺の使命を帯びながら敢えて果たさず去るジョーもまた、虎の穴から見れば裏切者。
試合の後、ミスターXがジョーの荷物に時限爆弾を仕掛ける。
その夜、深夜0時に、ジョーはこの世から消えてしまうのです。
裏切りには死を。
その避けられない運命。
ジョー自身もいずれはとそうなると覚悟の上だったろう末路を前に、見る者の胸はしめつけられます。
離日するジョーを空港で見送るタイガー。
親しげに抱擁するわけでもなく、暖かい言葉を交わすわけでもない。
今でも彼らのあの空気をどう言葉で説明したらいいのかわからない。
師弟愛とかそんなんじゃない。
あれは何か、もっと厳しい絆だ。
かくあれかしと思う道を命がけで進んでいく人間同士の。
「お前には必殺技と言うものがない。そのままではいずれ殺られるぞ」
そうアドバイスを残してジョーは機上の人となる。
空港を出たタイガーはジョーが残した言葉の重さをかみしめながら、静まり返る深夜の街を、車に乗って走り去る。
そしてその車を見送る街角の時計の針が動き、0時を指す・・・。
アニメと言えば子供向けだった時代に、この演出。
(同じ便に乗っていた人はひたすらお気の毒ですが)
前にも書きましたが、タイガーマスクの演出を担当していたスタッフって、斜陽になった時代劇からアニメ業界に流れてきた人たちだそうです。
だから特に後半は凄惨なシーンもあるし、ハードボイルドなんですよ。
子供向けだからこうしよう、なんて思って作ってはいなかったのでしょう。
設定とかにはツッコミどころ満載なのは仕方ないとして、アニメ 「タイガーマスク」 は、大人が見ても充分に楽しめるはず。
機会があれば、ぜひ。
あと、もしよろしければ、旅行者としての私にまで影響を与えたタイガーマスクの最終回について、こちらの記事を。
最終回についてはこちらでも言及しております。
「 ○○の正体は、△△だったんだ 」
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