令和5年10月土曜健康サロン
テーマ:「肺炎は良性疾患ですか?」
講師:水前寺とうや病院 副院長 松永敏郎 先生
一品料理:「ハロウィンどら焼き」
10月21日、朝夕も涼しくなり幾分か寒くなったこの時期、
晴天に恵まれて今回は13名の参加者での開催となりました。
喫煙歴は肺炎の危険因子であり、
肺癌との関係では男性の喫煙歴は年々減少しているものの
肺癌罹患は増加傾向にあるそうで、
大気汚染も関係しているとの事。
これまでの歴史では抗菌薬「ペニシリン」の発見で効果もあったが、
現代は薬物耐性により抗菌薬が効かない時代に入ってきており、
高齢者においては免疫機能の低下で感染症に罹りやすく、
知らぬ間にフレイル※が進行して、
虚弱者ほど運動能力の低下も大きく、
肺炎死亡が増加しているとの事。
更に肺炎と認知症はリスクと増悪の相互関係にある
と話されました。
※フレイル…病名ではなく、加齢に伴い筋力や心身の活力が低下し
健康障害を起こしやすい状態
また、高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンでは、
初回の65歳相当で約40%の接種率で加齢に伴って接種率は低下、
理由としてお金がかかる事と(補助は初回接種のみで2回目以降7500円程必要)
ワクチン後進国(ワクチンに対する偏見・ワクチンギャップ)が挙げられるそうです。
栄養部からの一品料理の紹介は
この時期に出回る栗が入ったこしあんを挟んで
ホワイトチョコで目がデコレーションされていて
参加者の方々もその仕上がりに喜ばれており、
充実した土曜健康サロンとなりました。
レシピはこちら↓
地域交流推進室 た