11.25(土)熊本B.9 V1 渡辺美里 M☆Generation Tour2017 | 音楽・映画・スイーツをご提供致します。

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韓国映画、ドラマ、たくさん観たい!
渡辺美里、岡村靖幸、佐野元春、大江千里、EPICで育ちました。

7月の金沢から始まったツアー。

ファイナルは熊本。

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これぞ渡辺美里!
最高で最強のセットリスト。

今回唯一のスタンディングで観た感動のライブをレポートします。

 

オープニングは『Lovin'you』

 1曲目からバラードを歌えてしまう渡辺美里の歌唱力!

 

照明と美里のシルエットの美しさ、

大事に大切に丁寧に歌う名曲に、

息をすることすら忘れ聴き入ってしまうほど。

 

静寂から勢いある発狂と絶叫の2曲

『スピリッツ』『虹をみたかい』

 

♬仕事ばっかじゃ いやーいやっ 勉強ばっかじゃ いやーいやっ♬から

♬朝までかくれんぼーフォー‼︎‼︎

作曲者岡村靖幸になる全員の一体感たるや!

 

2曲ですでに熱気と興奮を感じた美里。 

ここで美里のMC。

「無理をしないでね、ちょっとすいませんって言って抜けてもいいからね。」

スタンディングに対するお気遣い、

激しくカッコイイ美里から人情味ある優しさにウルウル。。。

 

それから私が感心するところは、

美里はきちんとここまで歌った曲のタイトルを

はっきりと丁寧な言い方で紹介するところ。

「1曲目はラヴィングユー、スピリッツ、虹をみたかい、と続けて歌いました。」

「ラヴィンユー」ではなく「ラヴィングユー」

と発音するところも大好きな一面です。

 

そして『10years』

勢いある曲から感動の名曲を入れてくるセンス!

2007年に熊本城でも歌った曲。

10年前を思い出しながら歌う美里。

10年前に熊本城で見たファンにとっても特別な曲。

 

 

次にきた曲に言葉にならない叫び!

『Boys Cried(あの時かもしれない)』

87年に熊本で開催された伝説のライブBEET CHILDでも歌われていました。

懐かしく聴いていた方もいらしたのでは。

アウトロのメンバーのコーラスで綺麗に締め括ったのも感動!

 

6曲目の『点と線』はライブで歌われるごとに好きになる曲。

前奏のホーンからタラちゃんのギターで

美里もギターを弾く振りをしたり、

メロウなAOR、ジャジーでソウルも感じられる演奏も含め

全てがシビレる格好良さ。

 

ここで『M☆Generation Bar』

各地メンバーの1人がゲストとして紹介され、

美里がBarのママ的な役割で進行。

熊本ではなんとゲストがお二人。

キーボードの奥野真哉さんと真藤敬利さん。

美里が現地調達してるであろう、

その土地の銘菓やおすすめのお酒なども紹介。

美里も大好きな誉の陣太鼓「これ、切って食べるんだけどね。」

すると奥野さん「チーズケーキですか?」と笑いを取ります。

 

初バンマスの奥野さんのMCがかなりツボで、

美里に振られてもスパっと切り返していて

それがとっても面白かった。

 

真藤さんは今回のツアーアレンジするために

譜面を書き起こしたというエピソードにも感激。

進化していく美里のサウンドの素晴らしさは、

こういったメンバーの涙ぐましい努力があるからこそ。

 

そんなお二人はキーボードとアコーディオンの準備。

テーブルの上の誉の陣太鼓やお菓子や飲み物を片付け始める美里。

おしぼりでテーブルを拭いてる!

こういうところを見られるのは珍しい!

あー女性なんだな、人間なんだな、とあらためて。

神としか思っていなかったので。

 

そこで何の曲をやるかと思いきや

これも岡村靖幸作曲であり名曲の『跳べ模型ヒコーキ』

 

熊本市内を走る路面電車、ガタンゴトンという音、

その風景と音を思い出しながら聴いたこの曲。

 

今回のツアーでは、路面電車が走る土地でのみ

『跳べ模型ヒコーキ』を選曲していました。

札幌、三軒茶屋、松山。

 

特にツアーファイナルの熊本では、

間奏で、笑ったり、泣いたり、走ったり、ころんだり、

このフレーズを聴けたのは貴重でした。

 

名曲の余韻を引きずりつつ『Steppin' Now』

奥野さんが金沢のMCで言ってたことが思い出されます。

昔の曲でいっぱいいい曲があると。

そして選んだのがこの曲。

元曲のシンプルさを生かしつつ、

キーボードの音色で深みが増したニューアレンジ曲。

 

この流れで前奏から誰もが驚きと感動の『君はクロール』

♬ひと気のないプールで♬のあとの、

妖しいコードに変わる時のシンセの入れ方!

JAPANのような音色の使い方も、

ニューウェーブに影響されている奥野さんのおかげでしょうか。

今回のツアーで1番衝撃を受けた曲でした。

 

興奮を少しクールダウンさせるように『ココロ銀河』

揺れるように楽々と歌いあげているけれどこの曲は相当難しい。

ファルセットと地声を交互に使い分けることはもちろん、

音程の差も忙しいのにブレない。毎回その歌声には惚れ惚れ。

 

ここまでのセットリストに浸りすぎてもう無理!

いいえ、ここで無理とは言ってられない即死ナンバー続行!

 

メンバー紹介のあとの『今夜がチャンス』

ROCKナンバーキター‼︎

タラちゃんのギターから

トミーのベース、松永さんの特にフロアタム、

庵原さんのホーンに頭抱えてしまった。

かっこよすぎて!

 

やるなら今ー!

人を指差すのは失礼と思いつつ

美里を指差してしまった。。。

 

そして前奏でいったい何の曲?

と思ったのが『It's Tough』

元曲よりBPMも落とし気味なのに迫力ある!

 

畳み掛けるようにタラちゃんのギターで始まる

『恋するパンクス』

美里の水吹く姿、放射線状に綺麗に水が落ちていく様は

毎回綺麗だなぁと思って見ている。

 

すると逆に美里から私に向けて視線が。

私を見て…いや、見て…見てるよね!

 

私が付けていた福岡のモンドくんが描いたセックスピストルズのバッヂ、

これを見ていたんですね。

 

恋するパンクス、パンクの神さまピストルズ。

美里はその影響か、ジョニーロットンのような巻き舌で歌う。

 

パンクでROCKな美里も大好き。

 

会場の熱気も上昇し、みんなこの歌を待っていたように

前奏から拍手が湧いた『サマータイムブルース』

熊本で久しぶりに見るファンも絶対に聴きたかったでしょうね。

サビはみんなで手を左右に振りながら歌う。

 

次にきた曲は『ここから』

地元熊本の方かな、この曲で泣いてる方もいました。

美里が1人1人目を見ながら

♬この場所で生きていく♬

♬ここからまた始めよう♬

「この」「ここ」を手で表現していたからですよね。

 

本編終了。


アンコール1曲目は待ち望んでいたように大歓声!

『My Revolution』

力強い手拍子に美里も目をまぁるくして喜んでいる。

それを見つつ、熊本のファンの熱量に涙。。。

 

『ボクはここに』は「新曲です」と前置きも。

♬ボクはここに♬

♬この街の優しさと幸せを手離して生きられずに♬

この曲でも「ここ」「この街」を、

「熊本でね」という意味も含まれて表現していた気がします。

 

後半最後のROCKなナンバーは『恋したっていいじゃない』

ディ〜ヘェ〜ティーヒィ〜

思わず岡村ちゃんのコーラスで歌ってしまう。

サビでは全員拳を振り上げ全力で盛り上がる!

 

『オーディナリー・ライフ』はしっとりと歌い上げ、

真藤さんのコーラスのハーモニーにうっとり。

歌い終わったあとの完璧なるステージに大きな鳴り止まない拍手。

 

ステージを去ってもずっとアンコールの手拍子。

 

本来熊本の前のツアーまでは

『オーディナリー・ライフ』で終わり。

 

しかしツアーファイナルである熊本は特別に用意されていました!

 

再びメンバーと美里登場。

 

美里の最後のMC。

地震や災害のことは一言も言わない。

しかし、そういうことで傷ついている日本のことを話す。

 

そしてツアーファイナルまで、

最高で最強の音楽、歌を届けてきましたと話す美里。

 

言葉ひとつひとつの力強さ、優しさ、前向きな姿勢に

熊本のファンはどれだけ励まされたか。

 

最後の最後に歌われた曲は『始まりの詩、あなたへ』

美里の目からも涙が落ちそうで、

それを見ているこちらも涙が止まらない。。。

 

熊本に想いを寄せていることが伝わるからですね。

 

歌い終わると、会場のファンはもちろん、メンバーも全員拍手。

 

一流の演奏家達からも拍手がおきるほど

美里の圧倒的な歌声にみんなが感動。

 

メンバーから美里に真っ赤な薔薇の花束が渡され

美里とメンバーが並んで手を繋ぎ、深々とお辞儀をすると

会場からも大きな拍手が送られました。

 

ガッツポーズをしながら去っていく美里。

前に進んで行く美里の姿を見ながら、

プロ意識の高さを感じると共に、

考え抜かれた最強セットリストの凄さに放心状態。

 

今年2017年の中で観たライブの中でも、

最も強く印象に残るライブになりました。

 

最後に、地元熊本の美里ファンの方々、

ツアーファイナルに誘ってくれた友人、

チケットを取ってくれた友人に、

心から感謝致します。

 

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 【11.25(土)熊本B.9 V1 セットリスト】

1.Lovin' you

2.スピリッツ

3.虹をみたかい

4.10years

5.Boys Cried(あの時からかもしれない)

6.点と線

 

〜 M☆Generation Bar 〜

 

7.跳べ模型ヒコーキ  

 

8.Steppin' Now

9.君はクロール

10.ココロ銀河

 

11.今夜がチャンス 

12.It's Tough

13.恋するパンクス

14.サマータイムブルース

15.ここから

 

16.My Revolution

17.ボクはここに

18.恋したっていいじゃない 

19.オーディナリー・ライフ

 

20.始まりの詩、あなたへ

※熊本のみ

 

Vocal:渡辺美里

Guitar:設楽博臣

Bass:井上富雄

Keyboards:奥野真哉/真藤敬利

Drums:松永俊弥

Saxophone:庵原良司