神の存在、宗教、信仰、弱き者、
考えさせられながらも引き込まれた。
3時間という時間も感じさせないほど。
拷問など残酷なシーンはあるけれど
日本の役者の演技力には圧倒された。
窪塚洋介、イッセー尾形、浅野忠信、
映画監督としても大好きな塚本晋也。
その時代に生き、
その時代の人物を演じきっていた。
窪塚くんは強く正直な目が印象的だった。
そういえば、
映画を観ている間ずっと、
中学の合唱コンクールの曲に選んだ
『十字架の島』の歌詞が頭を離れなかった。
玄界灘の荒波寄せる
小さな島黒島
人は隠れキリシタンの里という
その昔踏み絵の裁きをのがれて
イエスの子羊たちが
移り住んだクルスの島
歌詞そのままが表現されていた。
ずっと気になっていた歌詞だったから。
いつか長崎にある遠藤周作文学館にも
行ってみたい。