2024年SLカートミーティングたからづかシリーズ第3戦リザルト | To The Top !!

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レーシングカートショップ・HEROes1048style代表、柴山俊哉です!経歴としてはレーシングカートを始めとし、フォーミュラーカーレースやスーパー耐久に参戦。現在はカートショップオーナーとして、若手育成やチームメンバーの走行&レースサポートをしています。

2024年SLカートミーティングたからづかシリーズ第3戦リザルト

SS class
優勝:三宅 右真 選手
第2位:今村 駿佑 選手
第4位:西本 達矢 選手

SSS class
第2位:石井 明博 選手



雨絡みでドライタイヤかレインタイヤかの難しい選択となった今回のレース。

SSクラスは、朝の公式練習でレインタイヤの皮むき程度の周回数で終えた3台。

シリーズ第3戦の優勝となったのは右真。

タイムトライアルではキャブセットを合わせ切る事が出来ずにスピードが上がらず5番手。

予選ヒートからは、ほぼドライ路面となりドライタイヤ選択でコースインし2番手までポジションアップ。

前車のフロントフェアリングペナルティがあって決勝ヒートはトップからのスタートで、危なげない走りで今シーズン3勝目。

右真の掲げる、たからづかと神戸の2シリーズ制覇の目標に向けて、より一層厳しく難しい練習に取り組んで欲しいと思います。

2位となったむ〜。

タイムトライアルはトップとの差0.04秒で2番手。

アタックラップのメインストレートで、レインタイヤのタイヤ熱を下げたいが為に濡れた路面を探し蛇行するという考え過ぎた結果の小技が功を奏さず。

予選ヒートではスタート直後にほんの少し接触があったようで、フロントフェアリングが入ってしまいトップチェッカーもフィニッシュタイムから5秒のペナルティ。

決勝ヒートは着実にポジションを取り戻すもトップには追いつかず2番手でチェッカーとなりました。

タイムトライアルをトップで通過していれば、今回のむ〜のレース展開は大きく変わっていたかもしれません。

また決勝ヒート序盤で見せてくれた3コーナーのパッシングは、彼の持つスキルの高さを象徴するような走りでかなり良かったと思います。

元々ドライビングスキルに関しては定評のあるドライバーなので、む〜のイメージする最高の走りに近づけるよう次戦に向けて引き続きサポートをしていきたいと思います。

第4位となった達矢。

最近は日常から少し気が緩んでいるような出来事が多く、なかなか結果も繋がっていないレースが続いていました。

今回のレースもタイムトライアルこそ3番手につけますが、迎えた予選ヒートではフォーメーションラップの3コーナーで湿った路面に足元を掬われて単独スピンをするという大失敗。

そこから隊列に戻る際にも、焦りから他車と接触したりと落ち着きがないスタートとなりました。

ヒート中盤にはその落ち着きの無さがレースにも現れてしまい、中途半端に前車をパスしようと試みた為に指し切る事が出来ずにスピン。

順位を大きく落とし5番手でヒートを終えます。

決勝ヒートは少し落ち着きを取り戻しましたが、逆に勢いを相手に抑えられる形となってしまい4番手でチェッカーを受けました。

少し伸び悩んでいる時期に入ってもいますが、本人の頑張る気持ちはあるようなので日常生活、練習とレースへの取り組み方の全てを一緒に見直し次戦に備えたいと思います。

今シーズン2回目の開催となったSSSクラス。

前戦はラッキーもあって優勝を手にした石井氏。

この第3戦でもタイムトライアルをポールを獲得し、予選ヒートではレインタイヤとドライタイヤ勢に分かれ、石井氏はレインタイヤを選択。

序盤から大きくリードを作る事に成功しタイヤライフを残す走りに切り替え終盤に追いつかれますが、逃げ切ることには成功。

決勝ヒートはドライコンディションとなりレース序盤にパスされ徐々に引き離されますが、最後はトップの真後ろまで追いつき返しますが、指すまでには至らず2番手でチェッカーとなりました。

石井氏自身次戦のエントリーは未定ですが、第2戦から久々の開催となったSSSクラスを1戦でも多くエントリーされる皆さんと一緒に続けていきたいと思っています。

今回はドライタイヤかレインタイヤかの選択を迫られる慌ただしいレースとなりましたが、大きなトラブルはなく無事に終える事が出来ました。

ドライコンディション方向になってからは、それなりに良い部分ありましたが、レインコンディションでは多くの課題や反省点が多く残る結果となりました。

これから迎える梅雨時期のレースを少しでも良くする為に、貴重なレインコンディションでの練習を集中して取り組みたいと思います。

急遽メカを引き受けて下さった久典、ドライバーさんのサポートをしてくれた三宅さん、西本さん、本当にありがとうございました。