『5年後はどんな会社になっているんですか?~中期経営計画作成のすすめ~』社外参謀◆今朝の一言 | 社外参謀 今朝の一言

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社長の右腕として、企業の体質改革に日々挑んでいる社長参謀こと石原尚幸が、経営の最前線の場で、気付き&考えたことをアップしています

ある社長から電話がありました

社長「入社2年目の若手社員が突然、うちの会社、5年後はどんな会社になっているんですか?って聞いてきたんだよ」
石原「へぇ~、っで、なんて答えたんですか?」
社長「突然聞かれて困ったので、5年後なんて先のことはわからねーよ。そんなこと考えてないでお客さんのところ行ってこい!って言っっちゃたんだよね」
石原「ありゃ。社員さんがっかりしてたでしょ」
社長「そうなんだよ・・・悪いことしたなぁと思って・・・」
石原「とはいえ、将来のこと考える暇、なかなかないですものね~
社長「その通り。毎月の数字を出すのに必死で、先のことなんて考えてられねぇよ」
石原「でも、こんな会社にしたいって前言ってましたよね?」
社長「そうなんだよ。頭の中にはあるんだけど、いざ聞かれるとパッと出てこないものだよね・・・」

この会話のように
将来のことを聞かれて困った経験
誰しもあるのではないでしょうか

もう少し言えば、
本当は将来のこと考えたい
頭の中にはぼんやりある将来を
何かしら形にしたい
でも、時間もないし
そもそもどうやって形にしたらよいかわからない

との悩みを持っている社長や経営幹部さん、
私の周りには結構います
あなたはいかがでしょうか?

実は
このお悩みを持ったということは

「中期経営計画」を作りましょう

との合図です^^!

中期経営計画とは、
3年~5年後の会社のありたい姿(ビジョン)を定量化し、
ビジョン実現のため戦略と
経営資源(ヒト・モノ・カネ)の配分を定める経営計画です

中期経営計画なんて
上場企業が作るやつでしょ?
単年度の計画だってざっくりなので
中期なんてうちに必要かい?
と思ったあなた

そう、確かに
上場企業は中計(ちゅうけい)と呼んで
必ず計画を作っています
私も出光時代は作る側の人間でした

ですが私は
中小企業にこそ
中計が必要だと考えています

◆中小企業に中計が必要な理由

理由1 経営資源が限られる
経営資源が潤沢な上場企業と違い
ヒト・モノ・カネが限られる中小企業は
どこに経営資源をつぎ込むかで
業績は大きく変わります

5年程度のスパンで見ながら
「ここにヒトやカネをつぎ込むぞ」
と決めるには中計が必要です


理由2 存続し続けなければならない
上場企業は最後は「バイアウト」
売却という出口があります
ですが、
多くの中小企業は
原則、ゴーイングコンサーン
継続が前提のはずです

親から継いだ会社を
後継者につないでいきたい
との思いで経営をしているのではないでしょうか

社員さんたちも
ここで定年まで働くぞ
という人が多いと思います

となれば、
計画も単年度だけではなく
短くとも3年、
出来れば5年、10年の計画を
持っておくべきでしょう


理由3 夢のない会社に人は集まらない
人不足が深刻化していますが
それでも
人が集まる会社もあります

人が集まる会社の共通点は
それは・・
「根拠のある夢がある」

先の会話のように
「足元だけ見ておけ」
と言われる会社に
あなたなら入社したいですか?

石原なら
「こんなことを考えていて
こんな会社にしていくぞ」
という夢のある会社にいたい
しかも、その夢は
絵空言ではなく
根拠のある夢であってほしいです

夢に根拠を持たせるのが
正に中計の目的です

以上3点
・経営資源をどこに使うかを決める
・会社に継続性を持たせる
・夢に根拠を持たせ人が集う会社にする
ために、
中小企業にこそ中計は必要と
考えていますし、
事実、
石原は顧問先と中計を作っています

近いうちに
中計をエクセルで作れる講座を開講しようと思います
お楽しみに

ご興味ある方は
ぜひメッセージください^^!

 

 

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