KADOKAWAへのサイバー攻撃 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

KADOKAWAが大規模なサイバー攻撃を受けて、登録されているデータをもとに身代金を請求されている。身代金をはらわなければ、人質のデータを公表すると言われている。

 

あまり知られていないニュースかもしれない。このような民間企業のほうがはるかにサイバーテロ対策はしっかりしているはずである。それでも、弱いところを突いてくる。その結果がこれである。

 

マイナカードのデータは、民間会社よりもっと危機感がない行政が管理しているので、今後確実にもれる。もれることを想定して、「国は一切責任をとりません。それでもかまわなければマイナカードを作ってください。マイナカードの作製は任意ですから。」と先手をとっている。

 

普通に考えたら、マイナカードの情報は確実に漏れる。漏れても誰も責任はとらない。

 

クレジットカードの悪用はかなりなされている。しかし、カードの悪用は、カード会社が全額責任をとってくれる。たとえ不正利用がありそれを補償しても、カード利用者の増加による収益のほうが大きいからである。

 

マイナカードに関しては、漏れても誰も責任はとらない。任意といいながらも、ほぼ強制にしている。そのメリットはどうなのかと言われれば、あまりないだろう。自分もマイナカードに口座紐付けしているけど、ほとんどお金の入っていない口座に紐付けている。メインバンクが悪用されるとやばいからだ。その分、お金のあまり入っていない口座だから、もれても被害は少ない。

 

マイナカードは漏れることを前提で、利用すべきである。漏れないことなどありえない。

 

そういえば、原発は絶対に事故をおこさないと、昔言っていたなあ。国が言う万が一の事故でも、補償をしてくれるだけましだろう。