グーグルへの悪口は、つぶやきではすまない | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

友達同士が集まった時、「あそこの店の料理まずかったよね。店員さんも雰囲気悪いし。」こんなことをつぶやくかもしれない。

 

グーグルへの書き込みもこんな感じでしている人が多いのかもしれない。これが大きな間違いなのだ。

 

「あそこの店の料理はまずい。店員さんの雰囲気も悪い。」このように紙に書いて、店の前に張り付けることと同じなのだ。

 

借金取りが借金を返さない人の家に「借金返せ。泥棒。」と紙に書いて張り付ける行為に近い。

 

仲のいい人の間で悪口をいうのは、せいぜい数人の情報拡散ですむが、グーグルに書き込むことは何百人もの人がみることになり、多大な影響がある。

 

裁判を起こした人は、勝訴するまで3年かかっているという。3年かかっても、相手に損害賠償を請求するということは極めて少なく、99.9%は書かれたほうが泣き寝入りしているのであろう。

 

ライバル店が評判を下げるためにウソの書き込みをしていることも多い。店の料理がまずいのは事実かもしれないが、このように書き込むときには、それが10倍もの憎悪になって書き込まれる。とても正統な評価とは言えない。

 

このブログでいつも書いているのは、悪口が多いクリニックの医者はいい医師であり、高評価の医師ほどダメ医者だということだ。