コロナが広がり、漢方薬と咳止めはかなり前から手に入らない | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

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以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

コロナの感染者が一気に広がり、漢方薬や咳止め薬の不足が顕著になったそうです。

 

僕自身は、どちらも使わないので、関係ありません。自分で処方しないので、無くなったこと自体を気づいていませんでした。

 

コロナで出すのは、ほとんど解熱鎮痛薬だけです。それをがっちり1週間分だします。それ以外の薬はだしても意味はないかなと思っているので。

 

多くの医者はコロナとわかると、漢方薬と咳止めのオンパレードなのでしょう。しかも、コロナはなかなかよくならないので、この手の薬を何か月も出し続けるのです。そんなコロナ患者がどんどん増えていくのですから、世の中から薬がなくなるのでしょう。

 

漢方薬に慣れてくると、今何の漢方をだすべきかが読めるのかもしれません。しかし、多くの医者は、漢方薬のひっかえとっかえ状態になりますからね。何の薬をどれぐらいだすのかさっぱりわかっていないのです。無駄な漢方薬がだされまくります。咳止めだって何種類もの漢方があります。まず一つだしてなおらなければ、次に別の漢方薬。これを延々と続ける医者が多いのです。