ジョニーです☀️
今日は、私が過去に上演した思い出の作品についてお話します!
『夜長姫と耳男』
あらすじをぜひウィキペディアで、
本編をぜひご自分の眼で、
読んでほしい名作です。
共感はしなくてもよいですが、狭い世界観なのに深い業と無限の宇宙を感じるような壮絶さがあり、面白い作品です。
坂口安吾のこの短編小説を、
台本としてあてがわれた時は衝撃でした。
ジョニー19歳の時。
普通なら19ともなればある程度成熟している人も多いかと思いますが、
ジョニーはその頃とても未熟で、社会性に乏しく、感情的で、頭もさほど良くなく、ちっぽけな自尊心を大事にまもりながら、そのくせ臆病者であり。
まさに、「耳男」と同じような雰囲気だったと自分では思っています。
ただ、その頃はまだ演劇というものをよくわかっておらず、
日常を切り取ったコメディや、
戦争反対を訴える朗読や、
歌や躍りを使ったミュージカルや、
そういったものだけが演劇なんだという固定概念があり、
まさか短編小説を演劇にするなんて、
そしてこんななんか凄そうな内容のものを私が演じることになるなんて、
思いもよらなかったのでした。
続く