『Salvation-救済-』ふりかえりブログ

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そしてますますの成長のための参考にさせていただきます!
公演終わってから自分でもびっくりするくらい寂しい気持ちになっていました。
寂しすぎてバラシ後の打ち上げの後うっかり終電を逃して完徹で月曜日会社に向かった程です。(ばか)
ここまでなのは結構久しぶりです。
いつの間にかこの物語の不思議な世界観の深さにどっぷりつかっていたのと、
いつの間にか座組のみんな大好き人間になっていたことが原因かと思われます。笑
もちろん私のような社会人組もいたりと
なかなか人がそろわず、進めずなこともあったり、
セットを使った場面転換に悪戦苦闘して
いったいどうなる…!?という時もあったりしましたが、
いつしかどんどん1人1人が進化して繋がって、
芝居が動き出していきました。
小屋入りしてスタッフさんの力でますます
シーンが素敵に浮かび上がって
そんな舞台でみんながそれぞれの役を生きていました。
私の役、少女は、公演始まる前
ネタバレ?になるしあんまり語れない役だな…ということで、不思議な役です!おたのしみに!とくらいしか言えなかったのですが、
公演終わった今でもうまく語れない役でした!笑
いえ、わたしが馬鹿だからとかではないです!笑
まぁわたしの語彙力では説明しきれないというのも確かにあるのですが…
言葉であらわそうとすると難しい…
綾瀬の心の中の深い深いところにいたり、出てきたり、
綾瀬の本能で向かう先に存在していて
求めているものを繋げていく
まるで偶然のように
少年と少女という存在で
綾瀬の中にある衝動や想いを表現したり。
色々考えましたが
その時その時、純粋に綾瀬を見つめ続け、
純粋に彼と少年少女をやろうって決めてやりました。
役の気持ちがある役ではないですが、
綾瀬を見つめる度こみあげてくる、動く何かが自分の中にあって、
すごく面白かったです。
でも難しかったです。笑
正解はない役でした。
どんな役もそうか
演出家の口から不意にでる(笑)ヒントの数々を拾い集めたり、
つけてもらった動きや段取り、みんなが演じてる他のシーンを繋げてみて役割や意味を考えたり、
綾瀬のジョニーやドラマターグの山口の話をきいてみたり、
作家にきいたり(第一声では、ほとんど演出家がつくった役だからわからん!っていわれた笑)(そのあと野村さんの解釈を教えてくれました)
そして少年役の伊藤なりくんと、
こーかな?こーしてみようか?
と相談したり反省会したりして
たどり着きました。
本番までに辿る道がいつもの役の時とはまた違いました!!
わたしたちの役、
色々、この物語を想像するための何かになっていたら嬉しいです(*^_^*)
今回の芝居はお客様の想像力の力をたくさんお借りするものでした!
現実世界、仮想世界、心理世界
いくつもの世界観がぶつかりあって
つくられていくお話。
説明的なことは最小限で
セットも抽象的でシンプルでした。
そんな舞台を“美しかった”と表現してくださった方がたくさんいらっしゃったり、
様々にこの世界を想像し心を動かしてくださったお客様の感想をきいて
とてもとても感動しました。
そして、
初日のあとだったか、ジョニーが
「この世界のあちこちに綾瀬がいるんだ」
みたいに言っていたのが印象的でした。
この物語は
みてくださった方々の“救済”にもなったでしょうか…?
本当にありがとうございました!!!
藤江千晶