世間は暖冬だそうですが、インフルとコロナウイルスと世界の終わりの夜の足音に怯えて、カムチャッカの鮭かオレかってほど凍ってます。
ノストラダムスの予言もマヤ暦も乗り超えましたが、さすがにこの冬は越せないかもしれません。
・・・ま、そうは言っても、葬式の曲も来世も決まってますから、空が紅に染まっても準備は万端です。
(ほんと?)
(最近SV見るだけで泣くんだけど)
こういうときなので、体の中から温めようと年末年始番組を鬼再生していたら、スキップボタン(前へ) が壊れました。
巻き戻しだと時間がかかるし、スキップボタン一つのためにリモコンを買い換えるべきか思案してます。
年始番組のトップコンビのテーブル引き&1分以内で2020gぴったりにするMissionは、ナイス企画でした。
成功か失敗かのワクワク感あり、コンビの連携プレーもあり、なんたって宝塚お家芸の牧歌的昭和感もあり、ほのぼの。
1分間のゲームとかテーブル引きなら、忙しいジェンヌさんの時間の負担にもならず、予算もかからず、文句なし (誰サイド)
トップコンビの奮戦の結果は・・・
![王冠1](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/120.gif)
![王冠1](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/120.gif)
優勝;まかまど
3年間コンビを努めているだけあって、リア充夫婦感すごい。
それも学生時代からつきあってじゃなくて、大人になってから、ワインパーティーとかで正の資産を共通点として出会った二人感がある。
リビングの本棚は洋書か写真集だと思う。
真風、前半は相手役に意見を聞きながらふんわり進めるイケメン旦那。
後半、残り15秒を切ってからの男らしさったらなかった。
ヤバいヤバいヤバいヤバい、と唱えつつ
・コインチョコで埋められたコップを真っ逆さまにしてぶちこむ。(0.1秒)
・枡に盛られたモチを両手でわしづかみ、がさっと突っ込む 。 (0.5秒)
・チョコや駄菓子がこんもりの巨大容器をひょいともちあげて、ざーっと流し込む。 (0.3秒)
これぞ、男の料理。
手当り次第突っ込んでいく真風のよどみない流れに、笑いすぎて止めようとしても全然阻止できないまどかちゃんのめんこさ、あれはまどちでした。
腕組みしながら、「15秒前だったんだもん。慌てちゃったよー」 とガハガハ笑う姿、なんてイケメンなんだ。
相手には合わせる、でもいざとなったらビシッと自分でキメてくれる。これがスパダリってやつか。(使い慣れてない言葉)
相手役を涙が出るまで笑わせて、笑顔満開にする時点で優勝です。
まどかちゃんが両手で抱えている羊羹・まんじゅうセット(?)を片手で楽々つかめる真風の男役の手もさることながら、真風に合わせてちっちゃくジャンプしてハイタッチするまどかちゃんはまさしくスーパーハニー。
話は変わりますが、2019年度は、数々の名言が生まれました。
「あーちゃんが相手役でよかった。」
「もう一度アランになって、明日海さんのエドガーに会いたい。」
「生まれ変わってもまた一緒にやろうね」
宝塚史上に残るであろう切ない珠玉の名言の中、私の裏流行語大賞は
「真風の窓」
※全国ツアーにて、真風のズボンのチャックがあいてて、シャツが見えてた現象をさす。(出典:コトバンク)()
語り継いで行きたい日本語です。
(すんません真風ファン、すんませんゆりかさん)
これ、他のトップさんだったら笑えないけど、真風ですから。
メラコリとか王妃の館のルイ13世の真面目なおかしみとか絶妙なので、ご本人たちも言っていたように、ぜひコメディ希望。
舞台でもコンビとして馴染んでるなあと思うことが多くて、デュエットダンスでもまどかちゃんが「私が妻ですがなにか」というような芯の強い大人びた表情をするようになって頼もしい。
大変よきものを見せていただきました。
同率優勝:だいきほ
二人のタッグ感、半端ない。
そして、ふたりとも超真面目、超真剣。
勝ちたいからとかじゃなくて、目の前の課題についつい真剣になってしまう雪組みを感じる。
重さを測り、サクサクと入れていく手際と息の合い方は、さすがのスムーズさ。
ちなみにだいもんの 「1分だからね」 っていうときのL字の指の形 が、よしながふみさんの描く漫画指のよーに綺麗で、ずきゅんとしました。
だいきほの見どころは、やはりテーブルひき。
他の娘役さんが「がんばってー」 のマネージャーポジションなのに対して、
真彩希帆はリング上にいる。
真彩ちゃん、前世テーブル引きだったのかと思うほど具体的すぎるアドバイスに、勝負師の目。
ねずみのぬいぐるみの愛らしさを最大限に活かし、かわゆく応援してる他組の娘役さんに対して、真彩ちゃんは鼠を脇にぐぐっとはさみこみ、今にも気合で押しつぶしそうで、ネズミさんもこころなしか青ざめて見える。
だいもんがかがめば、まあや女史も腰を落とす。
だいもんが気合をいれて黙ると、まあやちゃんも気合をいれる。
まさに一心同体。
結果、なんと、クロス引き、成功!
奇跡だ!!
だいもん単独だったら、絶対テーブルの上のもの全部床に落としてたと思う。
そして、もちろん同じ顔で喜ぶお二人。 (参考 カフェブレイクとトップオタ望海風斗)
ファントムのだいもんと20世紀号のだいもんを迷うことなく同一ピーポーとして識別できるiphoneでも、同じ人と認識すること間違い無しの相似形でした。
まあ、なんたって、うちの真彩ちゃんは、グラフ1月号の 「20秒で相手役の好きなところをできるだけ叫ぶ」 という娘役の威信をかけたコーナーできっちり首位奪取してますからね!
でかした!!!
これもナイス企画。てか、ヅカオタ飲み会とかでやりたい!
タカラジェンヌ・望海風斗の部分と、舞台上の男役・望海風斗の部分、両方への愛を絶叫してたのがぐっときました。
コンビネーションも芸も余裕すら感じるお二人。
準優勝:ことなこ
フレッシュさがま、眩しい! !これが新婚ってやつか・・
ことなこの鏡開きもかわいかったですねえ。
二人共笑顔が可愛くて、かわいいの相乗効果。
男役さんにかわいいって言葉使っていいのかとためらうこともあるけど、こっちゃんはあれだけ力がある人だから、かっこ可愛いでいいと私は思っとります。
そもそも、なこ↑ちゃんの発音が玄人感あって好きだし、ひっとんが質問を読み上げるたびに、「だだん」と効果音をつけるこっちゃんの合いの手のぴったり感とか、礼真琴の抑えているけど漏れてくるデレがもう、めでたい!
羽根扇パッサアして冷やかしたい!
これぞ新しい春と書いて新春!
2020g計量ゲームでも、初々しすぎて、見てるこっちがもぞもぞもしてしまう。
必ずコメントしながら物をいれていくこっちゃんのサービス精神も素晴らしいし(鼻歌すら完璧にうまい)、しっかりしてると思いきや意外にアワアワしてるだけのひっとんもかわいい。
「礼さんは豆が嫌い」 「礼さんは米がすき」 という独自すぎる計量法を使い、結果、カスカスすぎるバケツ。
でも、その後ちゃんと検証するのはさすがの首席コンビ。
テーブルクロスひきは、さすがの礼真琴でした。
クロスの上に置かれた物品が、微動だにせず。すごい。
とんねるずのスポーツ王で一発でシュート決めちゃった中村俊輔みたいに、エースってほんっとこういうことするわよね。おまけに「イェイ」とぴょんと飛んで喜ぶひっとんのキラキラ妹感よ。
置物たちを 「礼さんと同じ体幹」 と褒めるひっとんのコメントもダンス並みにキレてたし、吹き出しながらも目を合わせずに 「よしよし、君たち、いい体幹」 と何故かひっとんでなく置物達を褒める礼さんの照れが、しつこいけれど新しい春。
大劇場でのお二人のダンスセッション、首を長――くして待っとります。
たまさく
珠様のテーブルクロス引きが圧巻でした。
他の方たちは 「クロスを引っぱる」 という感じだったけど、たま様はもう
「剥ぎ取る」
テーブルクロスが小っちゃく見えるほどの、絶対的な強者感。
2020gでは、自分の好きな駄菓子をひたすら放り込むこりん星から来たさくらちゃんのマイペースぶりに、苦笑しつつも寛容な珠様。
さすが、世界の夫。
獅子系たま様とさくらちゃんの白うさぎ感の対比が映える絵面でした。
れいはな
米2合=300gでしょ、と即換算できるれいちゃんには、いくら米好きでも驚いたし、やたら石高にこだわりつづけて、すべての時間を使い果たすザマもいとおしい。
私ら宝塚ファンが1単位=8800円、で換算するようなものですね。(値上がりしちゃいましたけど)
れいちゃんのトップ就任グッズ第二弾は、絶対おにぎりケースかランチバッグでお願いします。
トップさんになって、丁寧に思いを伝えようと言葉をつくすれいちゃんも大好きだけれど、育ちざかり食いざかりの腕白少年感もぜひそのままでいてほしい。
せおさんの95期相関図で、れいちゃんが男子高生だったら、彼女は年上大学生と設定した慧眼に震えたけど、大学進学した後、後輩のピカイチ可愛い子とさくっと付き合ったのがれい華ですね、了解了解。
華ちゃんはとにかくエモかわいい。
邪馬台国の新人公演で卑弥呼を演じたとき、瑞々しい美しさとヒロイン感に見惚れたけれど、井川遥みたいに、柔らかくて、潤ってて、でも芯のところで生命力がある感じがすごくエモい。がんばれ。
それにしても、雪組トップコンビのリンクコーデの達人っぷりはなんなんだろう。
ちぎみゆも同じブランドのメンズレディースで買いましたか? ってくらいお洋服のテイスト合わせてきてたし、
だいきほにいたっては、真彩ちゃんのドレスの一色だけだいもんが差し色に使うとか、ちっちゃなブローチをつけるとこを一緒にするとか、25ansもびっくりである。
■えと文
1月のうちにこれだけは書いておきたい。
1月号の歌劇はぜひご購入あれ。
星組のえと文で、ぴーすけが、星組の画伯達の対決を、素晴らしい表現力で活写している。
参戦する画伯達は、巨匠・天寿光希師匠を筆頭に、大輝真琴氏、瀬央ゆりあ氏、夕陽真輝氏の四名。
龍をテーマにした絵が掲載されているが、縄文人も脱帽の画力なので必見です。
伝説のだいもんの巨大ナマズを軽く超えてきました。
私はぴーすけほどの表現力はないが、なんとか言葉にしてみるなら、
天寿: 中華街の獅子舞
大輝: 陽気なリンゴ泥棒
瀬央: ヤンキーのマーライオン
夕陽: モグラが山芋にかぶれました
・・・フリップ芸対決?
下手じゃないのです。
バランスも整ってるし、細部も書き込んであるし、むしろうまい。むしろかわいい。
なのに、絵全体として見たときの残念感たるやハンパない。
表現を仕事にしてる方たちは、さすがパンピーには及びもつかぬ発想力を持ってる。
多分、あれを待ち受け画面とかにすると、厄除けになると思う。
嫌味じゃなくて、もはや心から感心するレベルなのでぜひご覧あれ。
リモコンは買います。