Vol.1-8 悩んだり迷ったりした時期が長いから・・・
(A):結局ね、そういう地味な部分を超えられるかどうかが、
仕事として通用するかどうかだと思う。
michiさんの場合だって、羨ましいスタートと思う人もあるはず。
でも、失敗だってあったでしょう?
(M):自分が出した企画が通って、経費を考えずにどんどん進めて
いったら、後で経費が出ないと分かったとか。
(A):そ、そうなの?
(M):経費、って所まで考えが行かなかった(笑)。
あとでクライアントサンに泣きついて、半分出していただきました。
(A):泣きつくことだって、勇気が要りますよね。
(M):苦い経験、そして今でも思い出す出来事です。
(A):やっぱり、一歩一歩ですよね。でも、大抵、そこで諦める。
「なんかやりたいの!」って言ってくれるから、その方の伸びそうな
部分で依頼するんだけど、何か一つ問題が出ると、「そこまでして
やりたくない!」って。 もったいないな~と思うときがあります。
(M):悩んだり迷ったりした時期が長いから、
その分、“芯が深く根強い”気はします。
簡単に行かなくて普通、諦めるという発想もない。
Vo1.1-7 人に評価される自分
(A):当時、順調にお仕事されてた印象でしたよ。
(M):そうなんです。今から思えば、ですけど。
公募に応募したら入賞したり、勉強会で出会った人から
依頼していただいたり。
(A):「なんだ、こんなに簡単なんだ」って思った?
(M):そこは、自分に自信がない人なんで(笑)。
だけど、最初に企画がどんどん通っていくことで、
「自分がこんなにすんなり人に評価されるなんて!」って、
やっぱりビックリしてたと思う。
(A):これまで蓄積されてたものが、スムーズに出てきた瞬間なん
ですよね。人間って、常にインプットとアウトプットの連続だから。
(M):イラストも、単に好きで描いてただけだったのに、
東京の勉強会に参加するとき、思いきって売り込んだんですよ。
(A):ああ、白夜書房さん!
(M):そうなんです。夫を説き伏せて東京までいったんだから、
「旅の恥は掻き捨て!」みたいな捨て身の決意(笑)。
(A):あっさり、イラストの仕事、ゲットしてたでしょう?
(M):そうなんです。本当、ビックリしました。大丈夫かな、私!って。
後で大変でしたけど。
(A):何が?
(M):イラストは描いても、保存方法とか、納品の方法とか、当たり前の
ビジネス上のことが分からない。聞いてよいのかどうかも分からない。
Vol.1-6 一念発起の東京行き
(A):自分を認めてくれる場所って大切ですよね。
(M):そうですよね。とにかくビックリしたんだとおもう。
これまで欠点だと思ってたことを、長所だと言ってくれる。
自分の居場所を見つけたって感じだった。
(A):で、いきなり東京の勉強会に参加?
(M):夫を説き伏せて。これは、一念発起でしたね。
(A):夫にOK出させるって、実はとっても大変なことですよね?
その行動力はどこから?
(M):バーチャル(ネット)で見てる人たちと、生で会いたかった。
ここでは、やっぱり、生来の知りたい性格が功をなしたのかも。
あと、Akemiさんが参加されると知って、会いたかったのもあった。
(A):呼び出してくれたら神戸で会えるのに。
(M):いや、なかなか! バリバリの人、って思ってたし。
(A):私はあの時、イラスト描いてるのを見て、初めから仕事を頼み
たいと思ってた。
(M):そう、いきなり、「こんなの描けますか?」って。
で、私が持参してたラフを見て、また、言ったの。
「ああ、イラストの仕事、出来ますね」って。
(A):またまた、偉そう!
(M):当たり前みたいに呟くから、ストンと信じられるんでしょうね。
「私、大丈夫かも!?」って。
(A):念のため言っておきますが、思ったことしか言わないから!。
“よいしょ”はしないですよ。
(M):仕事になると、クレイバーですものね!。後で分かったけど。
Vol.1-5 初めて自分を許せた気がした
(A):フォトショップやイラストレータを覚えたのも、その頃ですね。
(M):年賀状にイラストを描くのに、このタッチはどうやったら描けるんだ
ろうとか・・・。 その程度の動機。
仕事のためとか、独学とか、そんな積極的な意識は全くなかったです。
(A):だいたい、2通りですよね。
ひとつは、「絶対、こういう仕事をする!」って執着して頑張って伸びて
きた人。 もうひとつは、michiさんみたいに、流れの中で、興味関心を
大事に育て来た人。
(M):環境のなかで生きるしかなかった、というのもあると思う。
周りは皆、ママで、仕事してる人っていなかったから。
育児以外のことをやってる、というだけでも、凄く浮いてる感がありました。
かなりのコンプレックス!
(A):そうだったの? 誰とでも仲良くできる人だと思ってました。
いいな~って!
(M):全然! 「感性が強すぎる。いろんなこと考えてて変わってる!」みた
いに言われて、「だから、自分はダメなんだ!」って、ずっと劣等感。
(A):仕事の世界なら、個性や感性 って、物凄く貴重なのに。。。
(M):SOHOの団体で出合った人たちに、「その感性が凄い才能!」みたい
に言われて、初めて自分を許せた気がしました。
Vol.1-4 SOHOに出会う
(A):で、偶然SOHOを知った?
(M):そう、家にいてインターネットは見るようになってたから。
「ああ、こんな形もあるんだ~」って。
(A):それで、「やってみよう!!」って?
(M):残念ながら、そこまで積極的じゃないの。
期待に答えられず申し訳ないけど。
(A):山あり谷ありでないと、記事としては刺激がないんだけど(笑)
(M):申し訳ない!(笑)
・・・でも、本当に単純に、「どんなだろう?」って。
先ずは知りたくて、いろいろ調べていくの。
(A):ああ、michiさん 確かにそうだ。
(M):調べて知ることがまず楽しい。それでメーリングリストに入った。
(A):で、私と出合った!
(M):そう、出合った!
書くのは好きだと思っていたし、入ったところが、ライターの団体
だったから、自然にライターの方向で・・・。イラストは、好きだった
けど、仕事にする意識はまだなかったですし。

