Vol.1-13 夫の反応
(A):たぶん、育児中の母親は、皆さま関心あることだと思うんだけど。
ご家族の反応はどうだったんですか?
(M):夫はね、一番初めに、「お前の仕事がものになるとは思えない」って。
(A):腹が立った? それとも自信なくなった?
(M):男の人って想像ベタで、結果重視だと思うから。
(A):無視した?(笑)
(M):それは、ダメですよ!(笑)
下世話な感じではあるけれど、
「今、この仕事をしていて、結果、幾らの入金がある予定だ」とか。
具体的な話をするようにしていったら、
だんだんと協力してくれるようになりましたよ。
(A):たぶん、本気度を見てるんでしょうね。
お金や具体性で納得してるわけじゃない。
(M):ちゃんと向き合って、「自分はこう思う」って真剣に話すと、
理解しようとしてくれますよね。
Vol.1-12 一歩が踏み出せない理由
(A):順調なスタートに恵まれた後は、どうでしたか?
(M):はじめがそんな感じだったから・・・。
やっぱり調子に乗ってた気がします。
イラストの仕事がプツンと来なくなって、またまた驚きました。
(A):売り込みしたら? とか話してましたよね
(M):そう、Akemiさんと話すと、やる気が出るんだけど、DMを片っ端
から出しても思ったより反応が来なくて、へこんだりとか。
(A):他人事だから、「ダメモトで良いじゃない。何もしないのと変わら
ないんだから」とか言えるんですよね。
(M):そう思ってても、やっぱり反応が無いと、一気に自信がなくなり
ますよね。
(A):頑張らない方が言い訳できるし。
(M):そう、今の自分のすべてを出して、評価されなかったら、誰から
もオファーが来なかったら・・それは傷つきますよ。
(A):たぶん、1歩が踏み出せない原因って、そこなんでしょうね。
(M):最初に売り込むとき、特に思ってました。
「もう少し上手くなったら・・・」って。
(A):「300通、出版社にイラストのスクラップ送ってから、考える!」
って言ったの、覚えてます。
(M):先延ばしにしてると、ずっと同じ!。
「もう少し上手くなったら」と言い出したら、ずっと言い続けて、何も
行動できないって思ったんです。
Vol.1-11 書籍の表紙を飾ったイラスト
(A):書籍の表紙も描いていらっしゃったでしょ?
(M):ああ、あれは嬉しかったです♪
(A):どうやって受注したの?
(M):あれも、偶然なんです。
仕事仲間のライターさんが出版する事になって。
それで、「私のイラストを表紙に使いたい!」って、
掛け合って下さったみたいです。
(A):気に入って依頼してもらえるって、最高ですね。
(M):本当に恵まれてたんです。
後になって分かったことだけど。
たくさんの人に教えてもらって、後押ししてもらって、
なんとか今までやってきた。
(A):書店で見たとき、どうでした?
(M):いろんな作家さんの本が並んでるなかに、
自分のイラストが表紙の本が並んでる。
それはもう、想像外の出来事!
嬉しいんだけど、とにかく不思議。。。
(A):時流に乗ってるときって、一気に来るから・・。
本人の意識がついていかなかったりしますよね。
(M):最近思い出したんですけど、小学生の時、卒業文集に、
「自分の描いた本を出す。皆に見てもらう」って書いてたんです。
それが、もっと大きな形になっていた…。なんだか凄いですよね。
Vol.1-10 等身大で生きる強さ
(A):michiさん見てると、いつも思うんだけど、
仕事で結果を出したい!っていう焦りがない気がする。
(M):自分に余裕が無くなると、周囲ともギクシャクするし。
なにより、焦ったら逆に動けなくなるし、
知識を詰め込みすぎても動けなくなる。
(A):ある意味、覚悟が出来てるんだと思います。
仕事していくのは当たり前のこと。
どんな形でも、どんな方法でも・・って。
(M):最近ですね。仕事はやっていくんだろう・・・って、
迷いやためらいがない自分に気がついたのは。
そこが揺るがないから、楽なのだと思います。
(A):等身大で生きる強さ・・・
(M):同業者の方を知らないから、人と比べる機会が
なかったのも良かったのかも。
Vol.1-9 揺るがないから楽
(A):ライターでのスタートが、結果的にはイラストがメインになっていき
ましたよね。
(M):そうですね。ライターさんからエッセイのカットとか、
ちょっとした挿絵とか、ご依頼いただくようになって。
(A):ライターさんにすれば、イラストが描ける人は貴重。
(M):自分では、通用するかどうかも分からなままイラストを描いてて・・・。
当時は、ただ声を掛けてくれる、それだけで嬉しかった。
(A):イラストレーターになる人だったんでしょうね。
(M):いざとなれば書くことも出来る。
主婦の目線、母親の目線を持っている。
そんな、思わぬことが武器になると分かった事も、驚きでした。
(A):家庭がベースって、いつも言ってますよね。
(M):そうですね。そこがベース。
でも、家庭を優先!みたいな肩肘張った決意じゃないの。
自分が喜ぶことを積極的に楽しむ。
そうすると続けられて何かが起こる。
そんな感じです。

