平成27年8月26日(水)
「アメリカミズユキノシタ(Ludwigia repens)」は、アカバナ科チョウジタデ属の植物の一種。
北アメリカ東部原産で、「レッドルドヴィジア」の名称で観賞用の水草として販売されている。
日本の一部地域では外来種として定着しています。
この水草は、湿地、河川、池沼に生育します。
花期は6-9月で、黄色い花弁と萼片をそれぞれ4枚ずつつける。
在来種の「ミズユキノシタ」と比べて、葉は対生であるのが特徴です。
植物体の断片からでも繁殖が可能です。
日本では、観賞用水草が逸出したものに由来する個体が、1970年頃から京都市の深泥池に定着していることが確認されました。
この深泥池では、コカナダモやナガバオモダカといった外来種の水生植物を駆除したことで、本種の群落が拡大したそうです。そのため、自治体やボランティアによって駆除が進められており、京都市が1995年度に実施した深泥池の保存修理事業では1100平方メートルの「アメリカミズユキノシタ」を除去しました。本種は神奈川県でも記録されています。
外来物法によって要注意外来生物に指定されています。
それではまた!
自称 アルピニスト より