こんにちは。各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は帝京大を紹介します。

 

帝京大の今季のキーワードは「スーパーエース」です。(ちなみに前回は「最強世代」でした。)

 

帝京大の強みは層の厚さです。6番手から15番手くらいの選手のレベルが非常に高いのです。

その強みがわかりやすく発揮されたのが前回の箱根駅伝復路。復路順位は異次元の強さを見せた青山学院大、総合優勝を果たした東海大に続く3位と大きなインパクトを残しました。

しかも、箱根経験者を複数名欠きながらのこの結果です。

 

要するに復路は何の心配もないくらい強いということです。

 

では帝京大がもっと上に行くために必要なことは何か。

それは、前半区間から上位で勝負することです。

 

実は帝京大、ここ10年間における箱根駅伝2区の区間順位は高くても8位というデータがあります。これは一人のずば抜けたエースに頼ることなく、総合力で戦ってきたことの証明でもあります。

 

でもだからこそ、エース区間で優位に立てたとき帝京大は未だかつてないほどの高みに到達することができるのではないでしょうか。

 

そして、そんなスーパーエースになる可能性を秘めた選手が2人もいるのが今季の帝京大なのです。

 

ということで、その2人のスーパーエースの卵を紹介します。

 

 

〇遠藤大地(2年)

大学2年世代で最も強い選手の座を早稲田大の中谷と争っている選手です。尤も中谷は高校時代から圧倒的に世代トップを走り続けてきた選手。一方で遠藤は決して全国的に注目される選手ではありませんでした。そんな遠藤がたった一年で中谷に負けず劣らずのインパクトを残すまでに成長したのです。

 

この事実だけで遠藤の成長角度がとんでもないものであると理解していただけると思います。

 

しかも、全日本予選1組での独走、箱根3区での8人抜きの走りで見せたように、怯まず攻め込みながら高水準でまとめるという頼れるエースの条件を既に満たしています。

今季が終わる頃にはどんな凄い選手になっているのか想像ができません。

 

 

〇星岳(3年)

1年次から全日本予選、箱根予選に出場するなど期待されてはいましたが、本格化したのは昨季のこと。

出雲で5区6位と上々の駅伝デビューを飾ると、上尾ハーフでは62分20秒と非常にハイレベルな記録を叩き出します。

 

そして勢いそのままに箱根駅伝では10区区間賞を獲得。

青山学院大のエース格の一人である鈴木に勝っている点が何よりこの区間賞の価値を高めています。

さらに素晴らしいのが2人を抜いてチームの目標である5位まで順位を押し上げたこと。こういう仕事ができるのはエースの卵だからです。

そしてまだまだ成長途上であると感じさせてくれるのが何より楽しいです。

 

いかがだったでしょうか。私のワクワク感が伝わっていれば何よりです。

皆さんも帝京大の歴史を変える2人のスーパーエース候補の成長に注目してみてください。

 

※ちなみに去年の帝京大の記事↓↓

https://ameblo.jp/100hakone/entry-12382467339.html

 

 

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こんにちは。新チームとなった各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は日体大を紹介します。

 

日体大の今季のキーワードは「経過良好」です。(ちなみに前回は「主要区間」でした。)

 

昨季が始まった時点で、日体大は主要区間経験者が室伏ひとりしかいないというフレッシュな事態に陥っていました。

 

主要区間に限らず駅伝経験のある選手も少なかったため、厳しい戦いが覚悟された昨シーズン。案の定、箱根での連続シードは途絶えてしまいましたが、それでも今季の反撃に向けていい準備ができました。

 

今回は日体大の準備が進んでいる事項について、3つ紹介します。

 

 

1.安定したスターターの確立

軸となる山口、中川は1区よりも2区以降のタフな区間で持ち味が生きると思われていたところ、池田が出雲、全日本、箱根と三大駅伝全てで1区を担う選手へと成長してくれました。いずれも区間2桁順位でしたが、先頭との差は1分以内に抑える及第点の結果を残しています。

 

 

2.エース区間で勝負できるエースの誕生

昨季の日体大において、エース区間は全て山口が担いました。出雲では3区11位、全日本では8区18位と壁に跳ね返されましたが、箱根では2区13位と遂に期待に応えられました。出入りの激しい展開の中で実力者の畔上(帝京大)に競り勝っているのもポイントです。

 

 

3.ゲームチェンジャーの育成

日体大はいつもエース区間を耐えながら、つなぎ区間で一気に勝負をかけるレースでシード権を獲得してきました。そんなゲームチェンジャーが昨季2人も育ちました。廻谷と岩室です。

 

廻谷は出雲4区3位、全日本7区4位、岩室は出雲5区5位、全日本6区3位の好走で順位を上げています。

箱根では残念ながら2人とも失速してしまいましたが、下位から追い上げられる力のある選手であることには違いありません。

 

 

いかがでしょうか。いずれも戦略上、重要となる部分を担う選手が現れたのが昨季の日体大なのです。しかも彼らはまだまだ成長中。さらに経験を積んで迎える今季はさらにいい戦いができるはずです。

 

※ちなみに去年の日体大の記事↓↓

https://ameblo.jp/100hakone/entry-12368562103.html

 

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こんにちは。新チームとなった各大の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は明治大を紹介します。

 

明治大の今季のキーワードは「27分台」です。(ちなみに前回は「エリート」でした。)

 

箱根駅伝に出場する選手の強さを図る指標として、10000mのタイムは非常に有効です。なぜならスピード型の選手からスタミナ型の選手まで、ほぼ全ての選手に走る機会があるからです。

 

簡単に目安を紹介しましょう。

箱根駅伝に出場する選手の大半は29分台のタイムを持っています。

28分台を出せば主要区間で戦える力があると言われ、28分半を切ると学生長距離界を代表する選手と言うことができます。

 

さらにその先、27分台は超一流の証です。

ここは歴代の日本人学生では14人しか到達していない領域です。

 

そんな超一流の選手が今季の明治大にはいます。

阿部弘輝です。

 

彼は2年次の全日本大学駅伝7区で区間賞を獲得して以降、常に学生最高クラスの成績を残し続けています。

阿部の活躍に導かれるように、明治大は全日本、箱根ともにシード権にあと一歩というところまで戦えるほどチーム力を上げてきました。

 

そんな超絶対的エースの阿部が最終学年を迎えた今季、重要になることは万全の状態で箱根駅伝を迎えることです。実は27分台ランナー達、最後の箱根駅伝は思うような状態で臨めないというケースも多いのです。(それでも必ず好成績を残しているのが尚更凄いところです。)

 

さて、それでは阿部の凄さが簡単に分かるように彼らの最後の箱根駅伝を持ちタイム順に振り返ってみます。

 

 

1位:大迫傑(早稲田大)27.38.31 1区5位

彼は学生時代から将来を見据えてトラックのスピードを磨いていたため、駅伝に向けたトレーニングはあまり積んでいませんでした。逆に言うと、その中でもハイレベルの1区で好成績を残しているのは大迫の凄さを物語っているのかもしれません。

 

 

 2位:鎧坂哲哉(明治大)27.44.30 10区4位

学生時代から日本選手権で入賞するなど並外れたスピードを持っていた選手です。駅伝でも活躍していましたが、最終学年は坐骨神経痛に悩まされ、いつものエース区間ではなくアンカーに回ることになってしまいました。

 

 

 3位:竹澤健介(早稲田大)27.45.59 3区区間賞

学生時代からオリンピック出場を果たすなど日本長距離界を牽引していた選手です。しかし、左アキレス腱痛から最後の箱根駅伝は3区に回ることに。それでも区間新を叩き出したのは流石です。

 

 

 4位:塩尻和也(順天堂大)27.47.87 2区2位

最後の箱根駅伝もしっかり2区で勝負できた稀有な例です。これだけのタイムを持った選手が万全の状態で臨めたので、日本人歴代最速タイムを更新したのも驚くことではないでしょう。

 

 

5位:渡辺康幸(早稲田大)27.48.55 2区区間賞

日本歴代最高の選手の一人です。学生時代の強さは群を抜いていました。最後の箱根駅伝もマラソン練習の最中でありながら2区区間賞。怪物です。

 

 

6位:村山謙太(駒澤大)27.49.94 2区4位

駒澤大史上最速のエースです。どちらかというと距離の短い全日本を得意としていたので箱根での区間賞獲得はなりませんでしたが、それでも健康な状態で勝負することはできました。

 

 

7位:村澤明伸(東海大)27.50.59 不出場

1年次から華の2区に登場すると、その後3年間で32人抜きと素晴らしい結果を残し続けます。しかし、4年次は故障で箱根予選を欠場するとチームはまさかの予選落ち。箱根史上に残るエースの最終学年はあっけなく終わってしまいました。

 

 

 8位:設楽啓太(東洋大)27.51.54 5区区間賞

あまりスピード型のイメージが強くない設楽啓も27分台のタイムを出しています。1~3年次は2区で活躍していましたが、4年次は優勝するために5区へコンバート。きっちり区間賞で応え、総合優勝の決定打となっています。

 

 

 9位:瀬古利彦(早稲田大)27.51.61 2区区間賞

ここで紹介する選手の中で一人だけ時代が違います。当時の世界で最も強いマラソンランナーとも言われていました。区間2位に3分以上の大差をつけたことも当然と言っていいレベルです。

 

 

10位:佐藤悠基(東海大)27.51.65 3区2位

1区で後続と4分以上の差をつけた2年次の走りは箱根駅伝史上に残る衝撃でした。それも含めて1~3年次全て区間新記録を更新するなど近代最強の選手の一人でしたが、4年次は故障に苦しむことに。

3区で13人抜きを達成しましたが、竹澤に敗れての区間2位はやや寂しい結果でした。

 

 

11位:永田宏一郎(鹿屋体育大)27.53.19 不出場

彼が所属していた鹿屋体育大は鹿児島県にある大学なので箱根駅伝への出場資格はありませんでした。出雲駅伝や全日本大学駅伝ではエース区間で何度も区間賞を獲得しており、非関東勢では文句なしに歴代最強の選手です。

 

 

12位:設楽悠太(東洋大)27.54.82 3区区間賞

大学時代は兄の陰に隠れがちな印象でしたが、それでも27分台のタイムを持っています。最後の箱根は3区で駒澤大から首位を奪い、優勝への流れを作り出す会心の走りを見せました。

 

 

13位:阿部弘輝(明治大)27.56.45

このメンバーの中に入ってくるだけで阿部の凄さが伝わると思います。

 

 

14位:横手健(明治大)27.58.40 1区2位

夏場に27分台を出しますが、その後故障に苦しみ出雲、全日本は欠場することに。なんとか間に合わせた箱根では1区2位と意地を見せました。

 

いかがでしょうか。最近では万全な状態で臨めた選手は設楽兄弟、村山、塩尻くらいのものです。

明治大の先輩である鎧坂や横手は最終学年で故障に苦しみ、2区を回避しています。(それでも区間上位で走っているのが素晴らしいところですが)

 

まずは阿部のポテンシャルが100%箱根駅伝で発揮できることを望みたいです。そうなったときには箱根駅伝の歴史が変わるような結果が出てもおかしくありません

 

今季の明治大はそんな飛び道具を持っているチームです。躍進を期待したくなってしまうのは当然のことなのです。

 

※ちなみに去年の明治大の記事↓↓

https://ameblo.jp/100hakone/entry-12368326083.html

 

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こんにちは。新チームとなった各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は中央学院大を紹介します。

 

中央学院大の今季のキーワードは「復活」です。(ちなみに前回は「つなぎ区間」でした。)

 

昨季、中央学院大は信じられないくらい多くの主力が戦線離脱しました。

特に高砂、横川、藤田と1年次から箱根駅伝を走ってきた選手が顔を見せることなく、駅伝シーズンが進んでしまったのです。

(高砂のみ箱根に間に合いましたが、この復活の話はまたの機会に取り上げようと思います)

 

本来主要区間を走るべき選手たちが大量離脱する非常事態の中、それでもなお中央学院大は箱根駅伝のシード権を獲得しました。普通では考えられないしぶとさです。

 

このチームの凄いところは、主力がいなくなったと思ったらまた新たに主力が現れてくることです。

昨季は高橋、川村、有馬が主要区間で頼もしくチームを牽引する選手へと成長しました。

 

そんな彼らに、1年次から主力として走ってきた選手が加わるのが今季の中央学院大なのです。

 

高砂、横川、藤田が完全復活を果たしたとき、主要区間を走ってほしいレベルの選手が大量に顔を揃えることになります。

 

彼らは皆、今までチームを支えてきた選手です。しかも故障を経験したり、故障者が続出する中で奮闘してきたりと一筋縄ではいかない強さを持っています。

 

これは昨季、苦しみながらも耐え忍んだことで中央学院大に訪れたビッグチャンスです。

 

今季の中央学院大には連続シード獲得どころではなく、もっと上位に進出することを期待していいでしょう。

 

そのためにも、“復活”を心待ちにしたいのです。

 

※ちなみに去年の記事↓↓

https://ameblo.jp/100hakone/entry-12367885782.html

 

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こんにちは。新チームとなった各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は中央大を紹介します。

 

中央大の今季のキーワードは「ブログ」です。(ちなみに昨季は「ストーリー」でした。)

 

藤原監督の就任から3年、名門中央大の復活は目前のところまで来ました。藤原監督はここまでチーム力を取り戻すのに大改革を行ってきました。最も代表的なものが主将の人選です。

 

当時1年生だった舟津が2期主将を務めると、昨季は準部員上がりの関口が主将を務めました。いずれも「走力の高い最上級生」が主将となるという常識からは外れた人選です。(とはいえ関口主将は最終年にかけて十分に主将として説得力のある競技力を身につけていきましたが)

 

そして今季もまた、藤原監督は一癖ある主将人事を行いました。

今季の主将を務めるのは、なんと中距離を専門とする田母神です。

基本的に彼は800mと1500mしか走りません。箱根駅伝を走ることはまずないでしょう。

 

ではなぜ田母神が主将を任されることになったのか。

それを紐解けば今季こそ、中央大が完全復活を果たすと確信することができます。

 

田母神はこの一年間、中央大の寮を出て800m元日本記録保持者の横田真人氏に師事していました。

横田コーチからは走りの技術のみならず、競技への取り組み方も教わってきたそうです。

 

彼の下で指導を受ける選手には社会人の日本代表経験者もおり、“当たり前”のレベルが高い環境であったことも功を奏したのでしょう。田母神は学生らしからぬ雰囲気を纏った選手になりました。

 

だからこそ、藤原監督は田母神を主将に据えたのでしょう。

 

早速、田母神はチームの意識改革に取り組み始めました。

その代表的なものが“ブログ”です。

今、中央大では各選手、マネージャーが持ち回りで毎日、ブログを更新しています。

 

 

文章で何かを発信するときには、自分の頭を整理する必要があります。何のために走っているのか、その原点を振り返る機会にもなるでしょう。

 

こうした作業を経ると自分の行動に責任を持てるようになります。練習をやらされるのではなく、自らの意志でやる。こうしたマインドが根付いたチームには自ずといい結果がついてくるでしょう。

 

皆さまもぜひ、ブログと共に中央大の戦いに注目してみてください。

①こちらがそのブログ↓↓

https://chuoekiden.blogspot.com/

 

②去年の中央大の記事↓↓

https://ameblo.jp/100hakone/entry-12366781999.html

 

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