こんにちは。今回からは新シリーズ「チーム構成早見表」です。この大学のエースは誰なのか、スターターは誰なのか、期待の選手は誰なのか。それが一目で全部わかるモノがあったらいいかなと思って昨季作ったのですが、好評でしたので今年もやってみました。一気に2チーム分紹介します。(昨季と同じ組み合わせで紹介しますので、見比べてみると面白いかもしれません。)

昨年の記事はこちら→https://ameblo.jp/100hakone/entry-12390717110.html

 

それでは、シリーズ初回は東海大と東洋大のチーム構成を紹介します。箱根駅伝王者と対抗一番手のチームを並べてみました。

 

 

東海大

東洋大

大黒柱

 

相澤

エース

阪口

西山、吉川

スターター

鬼塚、西川

 

起爆剤

館澤、關、小松、塩澤

鈴木、蝦夷森

いぶし銀

郡司、松尾

田上

山上り

西田

田中、宮下

山下り

中島

今西

スピード型

飯澤

大森、中村

スタミナ型

名取、河野、鈴木

定方、大澤、浅井

期待の若手

本間、飯澤

児玉、前田、及川

復活待ち

羽生、高田

渡邉

 

両チームとも王者に相応しいバランスのチーム構成になっています。今季も能力の高い選手が揃っている中、それぞれ能動的に優勝を狙うための絶対的な強みを昨季に引き続き持っています。

 

東海大の絶対的な強みは「爆発力」です。起爆剤に位置した選手の数の多さがそれを物語っています。館澤、關、小松、塩澤など爆発的に走れる選手は数えきれないほどいます。そして、恐ろしいのは彼らが主要区間を走る必要がないこと。阪口や鬼塚、西川など前半の主要区間で負けずに戦える選手が揃っているため、起爆剤の選手を贅沢に繋ぎ区間で使うことができます。さらに、名取や河野、鈴木など復路を締める選手も控えており、連覇に向けて死角はありません。

 

東洋大の絶対的な強みは「エース力」です。特に相澤の存在がとてつもないアドバンテージをもたらしています。加えて、箱根駅伝においては2年連続で往路優勝に大きく貢献した西山、吉川も強力な武器となります。

長い距離になると、東海大以上の力強さを見せるエース達。そして大森、蝦夷森、定方、宮下、児玉、前田など新戦力として期待できる選手の数は過去最高です。ここに田上、浅井、大澤といった中間層がもうひと伸びすれば、東海大を上回る圧倒的な選手層を手に入れることになるのでしょう。

 

青山学院大、駒澤大を含めた4チームが今年の4強になると思われますが、その中でも東海大、東洋大は力が抜けている印象です。出雲、全日本、箱根とハイレベルな優勝争いを展開していくのではないでしょうか。

 

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こんにちは。今回も箱根駅伝に向けた1年間の取り組みの中間地点から振り返る特別編。前回はチーム単位で考察しましたが、今回は選手個人に注目します。題して「2019年上半期がんばった大賞」です。

 

2019年の箱根駅伝終了後から今までの活躍を対象に、勝手にいろんな賞を作って勝手に表彰します。

 

 

【MVP】

★阪口竜平(東海大4年)★

この半年間、最も価値のある戦いを魅せたのは阪口です。彼は3000m障害でとてもエキサイティングなバトルを展開してくれました。

阪口は昨年7月に同種目で水濠を跳んだ際に骨折した過去があります。

その恐怖を抱きながらも今年4月に3000m障害の舞台に戻ってきました。復帰後はいいレースも悪いレースも、故障もありましたが、でも常に世界を目指すという強い気持ちだけはブレませんでした

 

関東インカレでは前回優勝者の青木(法政大)とのデッドヒートを制して有言実行の優勝。

日本選手権でも「世界陸上の参加標準記録を突破して国内最強の男、塩尻(富士通)を倒す」と宣言して挑みます。

そして塩尻との激しすぎる戦いを制して優勝を果たしたのです。世界陸上の参加標準記録にはあと僅か届きませんでしたが、記録もとてもハイレベル。

阪口が魅せた戦いは本当にエキサイティングでした。

 

 

【ハイパフォーマンス賞】

★相澤晃(東洋大4年)★

この半年間、最も高いパフォーマンスを発揮し続けた選手は相澤です。

都道府県対抗駅伝では実業団選手に交じって7区区間賞を獲得し、逆転優勝の立役者となると、3月に行われた学生ハーフでは61分台を叩き出して優勝するという偉業を、それが当然であるかのように成し遂げます。

日本選手権でも5000m5位、10000m4位と2種目で入賞。この両種目で入賞を果たしたのは他には茂木(旭化成)だけという事実から相澤の凄さがわかると思います。

もはや、日本のトップ選手が大学生に交じって走っているという感覚さえ抱かせるのが今の相澤です。

 

 

【リベンジ賞】

★長谷川柊(専修大4年)★

長谷川は2年次から専修大のエースの看板を背負っている選手です。関東インカレや箱根予選では高値安定の活躍を続けていますが、実は昨年の全日本大学駅伝予選で4組37位と大失速をしてしまったという過去があります。

しかし、今年は日本人トップの4組7位とリベンジに成功。

チームは敗退してしまいましたが、長谷川は日本学連選抜のメンバーに入ることに。チームの箱根駅伝復帰に向けて弾みをつけています

 

 

【ニューウェーブ賞】

★飯澤千翔(東海大1年)★

1年生で最も大きなインパクトを残しているのは飯澤です。見たことないくらい大きなインパクトです。

なにせ、1500mで日本最強に君臨していた館澤(東海大)に春から連戦連勝を重ねたのです。

特に関東インカレでは館澤との0.01秒差の争いを制して初優勝。

いきなりこんな戦いができる選手の未来ってどんなものだろう?

飯澤とは、そういうワクワクを与えてくれる選手です。

 

 

【4年目の開花賞】

★川田裕也(東京農業大4年)★

最も4年目のブレイクを果たしていると言えるのが川田です。昨年までも箱根予選で100位程度には入る選手でしたが、今はもう全然違います

3月に行われた新潟ハーフで63分2秒の好タイムをマークすると、関東インカレ2部ではハーフ6位入賞を果たします。

そして、昨年は補欠に回った全日本大学駅伝予選では4組16位と大健闘。川田の活躍に導かれるように、東京農業大もチーム状態が上がっています

 

 

【カムバック賞】

★名取燎太(東海大3年)★

高校時代、世代最強の選手は間違いなく名取でした。しかし、東海大入学後は故障に苦しみ、2年次まで目立った成績を残せませんでした。

それがこの春、表舞台に堂々と戻ってきたのです。

今はハーフマラソン中心に取り組んでおり、63分台のタイムを連発すると関東インカレでも5位入賞。既に計算できる選手へと戻っています。

ここから先の上積みは全て東海大の爆発力に加わっていきます。正直、学生駅伝界のパワーバランスが壊れるのではないかと心配になるくらい、名取のカムバックが与える影響は大きいです。

 

2019年上半期がんばった大賞は以上となります。いかがだったでしょうか。次回からはまた各大学の戦力分析を進めていく予定です。よろしくお願いします。

 

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こんにちは。今回のブログは特別編。

前回の箱根駅伝からちょうど半年が経過し、次回の箱根駅伝まであと半年となったこのタイミングで、今季の関東大学駅伝界の勢力図を整理してみます。

 

この半年間の戦いを簡単に振り返りながら、半年後の箱根駅伝でどんな戦いができるのか?という観点でお送りします。(ちなみに独断と偏見多めです。)

それではご覧ください。

 

 

A:優勝候補

・東海大

・東洋大

・駒澤大

・青山学院大

 

前回の箱根駅伝で1位から4位を占めたこの4校が甲乙つけ難い優勝候補です。

 

王者東海大は3年生の塩澤、名取が復活しているのがとにかく心強い。彼らは元々世代トップクラス、エース区間を走るのが当たり前の選手。そんな選手が優勝チームに加わるのだから強くて当然です。

 

東洋大は関東インカレハーフで新戦力がトリプル入賞。ここ2年間課題となっていた9番手以降の選手層が一気に厚くなってきました

 

駒澤大はハーフマラソンの距離で非常に強く、安定して区間上位で走れる印象。課題のエース区間も山下、中村大聖がガチンコ勝負できるレベルに成長してきたので期待大です。

 

青山学院大はエースの吉田圭が海外留学で不在、鈴木も関東インカレでは不調だったこともあって、ここまでの戦いぶりは決して良好ではありません。でも、勝ち方を知っているチームなので、駅伝シーズンには合わせてくるはずです。

 

 

B:優勝候補を食えるチーム

・明治大

・國學院大

・帝京大

・早稲田大

・法政大

 

それぞれの強力な武器をさらに磨き、上位校の争いに割って入る可能性を持つ5チームです。

 

明治大は最速のエース阿部が君臨している間に小袖、前田、鈴木と前半区間で勝負できる次期エース候補が次々と育ちました。さらに三輪、中島、村上と主要区間を安心して任せられる上級生に櫛田、加藤など期待の1年生も控えており、選手層もバッチリです。

 

國學院大は浦野、土方のダブルエースがとにかく強力。脇を固める選手も少しずつレベルアップしており、大躍進を果たした昨季以上にいい雰囲気を感じます。

 

帝京大は3月に行われた学生ハーフで岩佐、島貫、吉野、鳥飼、中村と5選手が63分30秒以内にベストを更新。選手層は年々厚みを増しており、上位校がミスを重ねたら一気に食えるポジションを固めています。

 

早稲田大は昨季、エースが故障で不在だったから苦戦したに過ぎません。そのエースの太田智が復活した今、上位に進出するのが当たり前のチームと考えても差し支えないでしょう。

 

法政大は山のスペシャリストの青木の存在が大きいです。昨季までは彼が追い上げる役割を担っていましたが、もう一人のエース佐藤が超本格化を果たした今季はもっと高い位置で戦いを始められるはずです。そうなると違う景色が見えてきます。

 

 

C:シード争いを優位に進めるチーム

・中央学院大

・東京国際大

・順天堂大

・中央大

・日体大

 

この5チームは他のシードを争うチームと比べて、選手層の厚さで秀でています。

 

中央学院大は全日本大学駅伝予選で薄氷の5位通過を果たしました。そのしぶとさは相変わらず健在です。

 

東京国際大は全日本大学駅伝予選で貫録のトップ通過。伊藤、ヴィンセントのダブルエースは全大学中でもトップクラスに強く、それ以外にも好走を見せる選手が増えてきました。上のカテゴリに行くために必要なものは経験だけです。

 

順天堂大は藤曲がエースに成長。ハーフの難波や1500mの野口など、個性豊かな選手が躍動しているのもポイントです。

 

中央大は充実の3年生が屋台骨となっている中、2年生の森凪也と三浦が新エースに就任しました。まだまだ伸びしろがあるのが楽しみなところです。

 

日体大は全日本大学駅伝予選で主力の廻谷、岩室を欠きながらも危なげなく通過。平均的な走力は年々高まっている印象です。

 

 

D:シード争いに挑むチーム

・城西大

・拓殖大

・神奈川大

・日大

・大東文化大

・山梨学院大

 

現時点では厳しい戦いが予想されるも、上昇の気配を感じる5チームです。

 

城西大はエースの荻久保が華麗に復活。さらに菊地、菅原、大里など3年生が充実するなど、反撃の準備を整えています

 

拓殖大はそこまで目立った戦績を残していませんが、じっくり強化を進めている途中なのでしょう。どうせ駅伝シーズンになったら戦える状態になっているはずです。

 

神奈川大は越川が完全にエースとしての立場を固めると、井手や北崎も主力へと成長しました。今は安定して実力を発揮できるよう、経験を積んでいく段階です。

 

日大は阿部、横山、武田と戦える主力の数が増えてきた印象です。故障者が戻れば、総合力はここ数年で最高かと思われます。

 

大東文化大はエースの川澄、奈良が苦しむ中、三ツ星が台頭。エース格の頭数が揃ってきました

 

山梨学院大は全日本大学駅伝予選で大健闘。首藤の復活や坪井の躍進など、明るいニュースが続いています。

 

 

E:箱根駅伝出場を争うチーム

・国士舘大

・上武大

・麗澤大

・創価大

・東京農業大

 

現実的に箱根駅伝出場を争うことになりそうな5チームです。

 

国士舘大はエースのヴィンセントが快進撃を見せる一方、選手層の面ではまだ不安の残る状態となっています。成長の気配が見える2年生が今後の鍵となりそう。

 

上武大は全日本大学駅伝予選で大苦戦。いくらロード型のチームとはいえ、箱根駅伝未出場校の後塵を拝したのは嫌な予感が拭えませんが、得意の箱根予選に向けて必死に調整を進めていくのでしょう。

 

麗澤大は学生ハーフ、関東インカレ、全日本大学駅伝予選と確実に勝負できるレベルが上がっていっています。箱根駅伝初出場がかなり近づいてきている気がします。

 

創価大は葛西、濱野と強力なルーキーが加入し、ムイルが復活するなど明るいニュースもありますが、チームとしてはなかなか思うような結果が出ない状況が続いています。

 

東京農業大はすっかり箱根駅伝から遠ざかってしまいましたが、絶対的エースへと成長した川田に導かれるように、久しぶりの上昇気流に乗っています。

 

これから夏合宿を経て、いよいよ駅伝シーズンに突入していく各チーム。この夏合宿で一気に変貌を遂げるチームもあります。この勢力図をひっくり返すようなチームが現れるか、要注目です。

 

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こんにちは。今回は月に1度のシリーズ「箱根路を駆けた名選手たち」です。今回紹介する選手は山本 憲二(東洋大卒)です。

 

 

「その1秒を削りだせ」

 

 

あまりにも有名な東洋大駅伝部のスローガンです。

 

東洋大の選手からスマートさを感じることはあまりありません。

ですが、全員が1秒を大切にする姿勢はどのチームよりも強く伝わってきます。

それは東洋大の選手にこのスローガンが浸透していることの証明でしょう。

 

そして、このスローガンが誕生したのは2011年の箱根駅伝。山本の走りがきっかけになっています。

 

それでは、山本の箱根駅伝を振り返ってみましょう。

 

 

〇高校時代

広島県呉市出身の山本。地元の近大福山高校に進学しますが、高校3年次に監督の交代に伴い、石川県の遊学館高校に転校しています。

全国高校駅伝、都道府県対抗駅伝への出場経験はありますが、それぞれ区間30位前後とそこまで目立った成績を残しているわけではありませんでした。

 

 

〇大学時代

■1年次&2年次

当時は中堅校と上位校の間を漂っていた東洋大に進学した山本。同期にはあの“山の神”柏原竜二がいました。

 

柏原の大活躍で箱根駅伝2連覇を果たした東洋大。一気に強豪校へと駆け上がっていくチームの中で山本も1年次こそ三大駅伝への出場はありませんでしたが、2年次には出雲2区で区間6位と上々の走り。

少しずつ力を伸ばしていきました

 

■3年次

この年の大学駅伝界の主役は東洋大とスーパールーキーの大迫傑が加入した早稲田大の2校。非常にハイレベルな戦いが展開されました。

山本が欠場した出雲、全日本はそれぞれ早稲田大が危なげなく勝利します。

箱根3連覇を狙う東洋大と駅伝三冠を狙う早稲田大のマッチアップとなった箱根駅伝。山本は最終10区を任されます。

 

レースは1区で大迫が衝撃的な快走を見せた早稲田大が主導権を握る展開。

しかし、東洋大も不調にあえいでいた5区柏原が底力を見せる走りで逆転。

 

それでも、6区で早稲田大に再逆転を許すと、7区で差を1分以上に広げられてしまいます。

苦しい展開の中でも東洋大は8区千葉、9区田中が連続区間賞で必死に追い上げ、山本に襷が渡ったときはわずか40秒差。

 

そして、山本は鬼気迫る表情で前を走る早稲田大を追い続けます。

少しずつ差が縮まりますが、でもその幅は本当に少しずつ。結局最後までその背中に追いつくことはできませんでした。

 

早稲田大との差は21秒。優勝チームと2位との差としては箱根駅伝史上最小でした。

 

もし、ひとりひとりがほんの少しずつでも速く走れていれば勝てていたのに。そんな悔しさから「その1秒を削りだせ」のスローガンが誕生しました。

 

■4年次

この年の東洋大は奇跡のような1年間を過ごします。

出雲駅伝は早稲田大とのマッチレースを制して初優勝。幸先のいいスタートを切りました。

 

しかし、全日本大学駅伝では駒澤大に敗れてしまいます。(なお、山本は6区区間賞を獲得しています。)

 

ちなみにこのとき、アンカーを務めた柏原の追い上げ、そしてゴール後に涙を流しながら悔しがる姿は全日本大学駅伝史上でも最大級のインパクトを残しています。

 

この敗北で東洋大の団結力はさらに増すことに。

 

最後の箱根駅伝。山本は前半の勝負所、3区に起用されます。

 

序盤から予想通り、東洋大と早稲田大の対決となったレース。

 

首位で襷を受け取った山本は12秒後方からスタートした矢澤(早稲田大)に5km過ぎで並ばれます。

 

でも、絶対に負けないという気持ちの強さが山本を突き動かしました。

12km付近で矢澤を引き離すと、その後も差を広げる一方。5区に柏原が控えていたため、ここで勝負が決定的なものになりました。

 

それでも4区以降の選手も気を緩めず1秒を削りだし続けた結果、2位に9分以上の大差をつけるという衝撃的な圧勝でリベンジを果たすことに成功しました。

 

 

〇社会人時代

東洋大卒業後は地元広島県の実業団、マツダに進みました。

入部当初からチームのエースとしてニューイヤー駅伝などで活躍しています。

 

また、2018年の東京マラソンでMGC出場権を獲得すると2019年のびわ湖毎日マラソンでは日本人トップを奪取するなど、マラソンでも目覚ましい活躍を見せています。

 

マラソン日本代表として東京オリンピックを走る可能性も十分にあるでしょう。

 

 

〇最後に

東洋大は他校とはちょっと違った雰囲気を纏ったチームです。

「その1秒を削りだせ」というスローガンにはそれだけの力があります。

 

もし、あの時の箱根駅伝で山本が成す術なく敗れていたらこのスローガンは誕生しなかったでしょう。

必死に追いかけて、それでもなお僅かに届かなかったからこそ感じた悔しさ。

それが今の東洋大を形作っているのです。

 

 

山本憲二とは、それだけ大きな影響を与えた選手なのです。

 

 

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こんにちは。今季の各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。最終回となる今回は山梨学院大を紹介します。

 

山梨学院大の今季のキーワードは「飯島監督」です。(ちなみに前回は「ニャイロのスタート位置」でした。)

 

山梨学院大陸上部は1985年の創部以来、ずっと上田誠仁氏が監督を務めてきました。

上田監督は1987年にチームを箱根駅伝初出場に導いて以来、33年間連続で出場を成し遂げました。そして、1992年には出場6回目にして初の総合優勝を果たすなど、駒澤大の大八木監督、神奈川大の大後監督らと共に箱根駅伝を彩る名物監督として知られています。

 

そんな上田監督の最大の功績は、箱根駅伝出場校で初めてケニアからの留学生を受け入れたことです。

 

オツオリ、イセナから始まって今まで、マヤカ、ワチーラ、カリウキ、モカンバ、モグス、コスマス、オムワンバ、ニャイロ、オニエゴ、ムルアと12人の留学生を迎え入れています。

 

留学生の受け入れは必ずしも世間から好意的に受け止められるものではありませんでした。一部では「ずるい」、「助っ人」なんて声も聞こえてきます。

 

しかし、彼らは単純に走力が高いだけでなく、競技に取り組む意識の高さでチームを成長させる役割を担っています。

 

尾方剛、大崎悟史、井上大仁など、世界に羽ばたくマラソンランナーが山梨学院大から複数誕生しているのも、留学生の存在と無関係ではないでしょう。

 

今では日大や拓殖大、国士舘大など多くの箱根駅伝出場校が留学生を受け入れており、箱根路には当たり前のように留学生選手がいます。

 

その源にいるのは上田監督です。箱根駅伝の常識を変えた功績はとてつもなく大きいです。

 

そんな上田監督が今年、山梨学院大の駅伝監督を退きました。

 

後任は19年間、上田監督の下でコーチを務めてきた飯島理彰氏。彼も山梨学院大の陸上部出身で、現役時代は主力として2度の箱根駅伝優勝に貢献しています。

 

山梨学院大の象徴であり、箱根駅伝の常識を変えるような偉大な監督の跡を継ぐのは大変なプレッシャーかもしれません。

 

そもそも、ここ数年はチームとして好成績が残せておらず、箱根駅伝の連続出場すら困難になってくるのではという声もあります。

 

いきなり厳しい局面ですが、でも私は飯島監督ならやれると思っています。

 

なぜなら、山梨学院大には優れた指導者を育てる土壌があるからです。

同校OBには実業団チームMHPSの監督としてマラソン王国を創り上げた黒木純氏や、高校駅伝界の横綱として、質の高い選手を育て続ける佐久長聖高校の監督を務める高見澤勝氏がいます。

 

他にも桜美林大の監督を務める真也加ステファン氏、広島経済大の監督を務める尾方剛氏など、多くのOBが指導者としての能力を認められています

 

そんな文化の根付いた山梨学院大に長く身を置いていた飯島監督だからこそ、この厳しい局面を打開できるのではないかと思うのです。

 

監督が替われば時代も変わります。

飯島監督が切り開く山梨学院大の新たな戦いに注目してみてください。

 

以上を持ちまして、キーワードで注目点を紹介するシリーズを終了します。

次回以降は一旦番外編を挟んで、新シリーズを始めますので、またご覧ください。

 

※ちなみに去年の山梨学院大の記事↓↓

https://ameblo.jp/100hakone/entry-12381023013.html

 

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