ユウの宝物 -47ページ目
7月21日
子宮内膜搔爬術当日。
埼玉に住む姉に、立ち会いをお願いした。
コロナ渦の手術。
ただ、少しだけ緩和された時期でもあったので
面会は1日10分、2人までOKの時期だった。
朝から絶飲、絶食。
姉に車を運転して貰い、大学病院へ。
患者サポートセンターという場所へ行き、
入院手続きをする。
手続きが終わると、年配の女性に
産婦人科病棟へ案内された。
そこは新しい建物でとても綺麗だ。
エレベーターで3階へ着くと、とても可愛い
感じの良い看護師さんが対応してくれた。
病棟へ入る前に小さな部屋があり、
検温とコロナについての問診。
オデコで測る体温計だったが、2人共熱が低くて
ちょっとだけ笑った。
問診が終わると、私だけ看護師さんと一緒に
産婦人科病棟へ入る。
姉は病棟前の部屋で待機。
看護師さんは私の荷物を持ってくれようとした。
元気なのに申し訳ないので、
お気持ちだけ頂いてお断りした。
4人部屋の病室へ案内され、
術着を準備して貰い、着替えして荷物を棚へ。
私は廊下側のベットで、その隣に1人だけ
入院されている方が居るようだった。
しばらくベットへ座って待っていると
先程の可愛い看護師さんが来て、
もう一度検温。血圧も測って貰う。
37度3分‥‥。
熱がある。
コロナではないと思うけど、内心ドキドキ‥。
一瞬、手術もダメかと思ったけれど、
それくらいなら大丈夫と言われた。
7月の暑い日だったから、体温も高かったのかな。
それ前のオデコの検温、全く意味なし!
それから名前と生年月日を言い、
リストバンドを付けて貰った。
初めてだらけで、不思議とそれを楽しんでいる
自分もいた。
リストバンドを付けたら採血。
その後に点滴ルートを取るのだが、
私の血管は深い場所にあるらしく
『採血と同じ場所に刺して良いですか?』
と看護師さんに申し訳なさそうに聞かれた。
全然問題ないので同じ場所で点滴ルートを
取ってもらった。
その点滴で子宮口を開くお薬を入れるらしい。
手術時間は10分から15分。
静脈麻酔。
術後、問題なければ日帰りできる。
点滴するなんて事も初めての経験。
しばらくベットの上で寝て待っていた。
大体、1時間位横になってウトウトしていた。
7月16日
大学病院へ転院。
この大学病院へは、何度か御見舞いで来た事がある。
まさか自分が患者として通うとは、
思ってもみなかった‥。
10時半からの予約だったが、
クリニックの先生に30分前には着く様に
言われていたので、早目に行ったら9時半に着いた。
総合受付で手続きをして、
婦人科外来に着いたのが10時位。
‥患者さんの数が凄い。さすが、大学病院‥。
先ずは身長、体重、血圧を測った。
『本日、かなり混み合ってますので
待ち時間がかなりかかると思います。』
測定してくれた看護師さんが言った。
会社、1日休み取っておいて良かったと思った。
その日はどんな診察なのか分からないので
取り敢えず朝ごはんは食べずに行ったのだが‥
12時、1時、2時、3時‥‥。
呼ばれない‥。
患者さんもどんどん減ってきた。
お腹が空いた。
スマホ見てるのも疲れた。
お尻も痛い。
3時半、やっと名前が呼ばれた。
診察室へ入ると、可愛らしい若い女医さん。
緊張が少し緩む。
2人体制で診察しますと言われたので
ずーっと2人体制かと思ったのだが、
その方に会うのはその日が最後だった。
けれど、初診での問診等の話をするには
女性だと話しやすくて嬉しかった。
問診が終わると別な診察室へ案内され、
そこにはベテランと思われる50代位の男性医師
がいた。
そこで少しだけ話をして、内診室へ。
‥‥やはり体癌検査は痛い。
私の反応をみて検査は難しいだろうとの事で、
途中で直ぐに終了してくれた。
『痛いよね、前の病院でよく検査できたね。』
と褒められ?た。
それから触診。
男性医師の触診が終わった〜と思ったら、
若い女医さんにも触診しろと指示‥。
大学病院だから教育とかあるんだろうなと
思いながら、私としても
男性の触診と女性の触診の違いを勉強した。
2人共丁寧だったが女性の手の方が華奢なので、
女医さんの方が楽だった。
内診が終わり、また診察室へ。
『次回、全身麻酔をかけて検査します。
7月21日はどうですか?』
私は大丈夫ですと答え、診察室を出た。
全身麻酔は怖いけど、あの痛い検査をしなくて
済むと思ってホッとしていた。
全身麻酔なら、しっかり検査もできるもんね。
子宮内膜搔爬術という、日帰り入院手術。
看護師さんに、日帰り入院の説明をして頂く。
説明を受け、病院を出る頃には4時半を過ぎていた。
お腹が空いた。疲れた。
7月9日
前回の検査結果を聞きにクリニックへ。
通院毎に緊張が大きくなっていく。
診察室へ呼ばれ椅子に座ると、
『前回の検査では、悪性か良性か判断が
つきませんでした。ただ、腫瘍マーカーで
気になる値があります。以前に言った総合病院
ではなく、大学病院を紹介しますので
そちらで詳しく調べて貰ってね。
大丈夫だからね。頑張って。』
と言われた。
先生は余計な心配をかけない様に
多くを語らないのか?
私には分からない事ばかり。
でも、大丈夫という言葉に少しだけ救われた。
‥とにかく個人のクリニックでは
対応出来ない病気が潜んでるってことだよね。
怖いけど、病気についてハッキリしたい気持ちが
大きかった。
先生は早い方が良いだろうと、
紹介状を書いて大学病院へ予約を入れてくれていた。
7月16日。来週だ。
そこのクリニックの先生が大学病院出身だと
いう事を知っていた。
独立するからには相当な経験も積んでいるだろう。
穏やかな先生だし、クリニックは
広い駐車場がいつも車でいっぱいで、
患者さんも沢山いた。
私は病院から貰った紹介状と
大学病院の外来受診の案内の説明書を貰い、
これからの日々について考えまくっていた。

