したためた景色は
僕だけの風景だった
写真を一枚貼って世に送れば、それはきっと誰かとの風景になって、僕だけの風景じゃなくなる。
そういう喜びをペロペロ甘い汁を舐めるように感じていたいのに。
甘いのか苦いのかもわからなくなって退屈だ。
自分が何を考えているか発表するのに、取り繕う解像度は高いほういいと思っていたけど、透明度を高めたほうが面白いんじゃないかと思う。
実態を明らかにすると、こんな暗いこと考えてます。変態ですよ。って、キレイもキタナイも出してやったらいい。
でも、人目を気にしてそうもいかず、こんなこと書いてもシェアする気にはなれなくて、公の秘密みたいな立ち位置でブログを楽しんでいる。
透明度を高めて、いっそスケスケになってしまえばいい。
暗闇にいたら透けてても透けてなくてもわからないんだけどね。
今は暗い部屋にいるのが心地いい。