今日はとあるわんこの命日です。
というわけで,とあるわんこのお話。
全人類が知っておくべき悲しい悲しいお話。
いつまでも語り継ぐべきお話。
皆さんはクドリャフカという名前をご存知でしょうか??
ライカ犬,と言えば分かる方もいるかもしれません。
名前の意味はちっちゃな巻き毛ちゃん。
初めてロケットに乗って宇宙へ飛び立った動物,
それがクドリャフカです。
1957年の今日,ソ連のスプートニク2号に乗せられてクドリャフカは宇宙へと飛び立ちました。
当時大気圏に再突入する技術はなく,8日分の餌と片道切符だけを持って。。。
身動きの取れない狭いカプセルに入れられ,
トイレ代わりにお尻には袋を付けられ,
水と食事はゼリー状のもののみ。
これらの状況に堪えられるように,
1957年の今日のために,
褒めてもらいたいから,
怒られたくないから,
何頭かのわんこが訓練に堪えてきました。
その中で1番適したわんこ,
それがクドリャフカでした。
当時ソ連は,クドリャフカは打ち上げ後周回軌道に乗って数日生きたと発表。
最後は苦しまないよう,毒入りの餌を与えたと言われていました。
しかし実際は,地球を3周した打ち上げ後5~6時間でクドリャフカは息絶えていました。
打ち上げの際に断熱カバーが破損し機内の温度が40度まで急上昇したことと,
打ち上げ時の重力による過度のストレスが原因と言われています。
その5ヶ月後1958年4月14日,米国東岸からカリブ海にかけて1つの流れ星が観測されました。
これがスプートニク2号とクドリャフカの最期でした。
かなり割愛して書いてるので,クドリャフカが選ばれた細かい経緯や訓練の過程など詳細はこちら
。
とても詳しく書かれています。
クドリャフカに,沢山のごめんなさいと沢山のありがとうを。