中国の反論が全く筋違いなのはどうしてか?ウイグル問題と黒人差別問題の違いは? | エホバの廃証人:ユダヤ教の異端・ものみの塔鬼畜統治体&嘘つき腐臭幹部日本支部関連+諸事イッチョカミ

エホバの廃証人:ユダヤ教の異端・ものみの塔鬼畜統治体&嘘つき腐臭幹部日本支部関連+諸事イッチョカミ

「無価値な目撃証人」とは箴言19:28(新世界訳)で「どうしようもない証人」と訳されているWorthless Witnessの字義訳です。
ものみの塔日本支部広報の体罰に関する回答は彼らがそういうものであることを自ら示しました。
主にものみの塔関連ですが、そのほかいろいろ。

アメリカが中国のウイグル人ジェノサイド問題を非難したところ、中国でもアメリカによる黒人差別などの人権問題を使って反論しています。NEwsWeek誌によると、

 

3月25日には、新疆ウイグル自治区で綿花の収穫作業を行うウイグル人らしい写真と、アメリカの奴隷制を示唆する深南部のプランテーション(大規模農園)の写真を比較し、アメリカの偽善を非難した。 中国外務省の報道局長である華春蛍は、ツイッターに20世紀初頭に撮影された米ミシシッピ州の綿花生産者の白黒写真を投稿。その隣に、新疆ウイグル自治区で綿花の収穫作業をするウイグル人とみられる労働者3人のカラー写真(宣伝用の写真にも見える)を並べ、「1908年のミシシッピ vs. 2015年の新疆ウイグル自治区」というタイトルを添えた。さらに、白黒写真の中央付近に写っている白人が銃を持っていることに言及して、「ショットガンと数匹の猟犬vs. 笑顔と収穫。強制労働はどっち?」と書き足した。

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中国は近年、西側諸国の政府が何十年、あるいは何百年も前に行った人権侵害に対する批判を繰り返しており、24日には「2020年米国人権侵害報告書」を発表した。 だが、華が使用した古いプランテーションの写真は奴隷の写真ではない。アメリカの奴隷制度は1865年に廃止され、写真が撮影されたのは1908年だ。 華は大農園の白人所有者が黒人奴隷を働かせている光景を見せたかったのだろうが、米連邦議会図書館で入手できる公式の記録によれば、この画像は絵はがきで、「綿花畑にいる小作人サム・ウィリアムズ一家と労働者たち」というタイトルがついている。

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なぜこの中国の反論が筋違いといえるか論破できますか?

 

まず、この言葉は中国の主張はアメリカの黒人奴隷制度と引かうして「ましだ」と言っているに過ぎないわけで、それはウイグル人に対して人権侵害をしていることを暗に認めていることになります。

 

さらに比較の対象が1世紀以上も前のアメリカの話で、当時の世界はアメリカのみならず帝国主義全盛時代で各地で人権侵害は行われていました。中国はまだ清朝時代で、女性に纏足(てんそく)を強いるなど人権侵害は行われていました。

 

それよりなにより確かに今のアメリカでは人権侵害は黒人のみならず、アジア系人種にも及んではいますが、少なくともそれは国家主導ではありません。これが根本的、かつ決定的に違うところです。一方中国のウイグル人同化政策は国家主導です。たとえて言うなら人間である以上病気にかかるのは仕方がないとはいえ、その治療に全力を注ぐのと、あえて病原体をばらまくのとの違いです。

 

こういう中国の理屈を屁理屈というのですが、こういった屁理屈は、アンチエホバの証人たちが「組織にヒドイことをされてから俺たちも非常識なことやっても許される」という思考と同じなのです。そしてそれをたしなめると今度は病気かと思えるほどのコメント嵐を仕掛けてくるのと変わりません。

 

区別がつかないというのは、場合分けができないということであり、だから論理に基づいた議論ができないのです。