熱中食予防に!特老で常備する手作り「塩茶」の作り方 | おうち介護食は難しくない!簡単・はやい・美味しく作れる7つのポイント

おうち介護食は難しくない!簡単・はやい・美味しく作れる7つのポイント

介護現場23年の管理栄養士がおうちの介護食の様々なお悩み・対応方法を発信しています。小食・低栄養や脱水・床ずれ、噛む力や飲み込む力の低下による嚥下障害、認知症の食事まで。介護されているあなたのために寄り添う気持ちでお話します。

 

【特別養護老人ホーム編】夏の脱水予防は手作り「塩茶」が大活躍

 

おはようございます。厚美ミエです。

 

介護現場20年の経験から

おうち介護食を優しくサポートする

専門家です。

 

熱中症、脱水症。恐れず侮らず!

 

 

 

夏至を迎えると

もう本格的な夏到来です。

 

 

この時期になると

特別養護老人ホームでは

脱水予防のための対策をとります。

 

 

そのひとつが

塩茶の提供です。

 

 

えーって

思いました?

 

 

今も継続していると思うのですが

10年ほど前からやってます。

 

 

作り方は

 

・お茶1000ml (施設ではお茶はほうじ茶を使っていました)

・塩  3g

・砂糖 20g

 

 

やかんに沸かしたお茶に塩と砂糖を混ぜます。

これを3回の食事前に必ず飲んでもらっていました。

 

 

 

塩茶が生まれたきっかけ

 

 

きっかけは、

ある利用者さんが突然

脱水をきっかけに体調を崩したこと

 

 

脱水で点滴をする方が増えたこと

 

 

医師から、対策をとるよう指示がありました。

 

 

そこで委員会で色々検討を重ね

「塩茶」の提供が始まりました。

 

 

介護職スタッフたちも

水分補給の意識が高まり

飲んでもらえるように

色々と工夫してくれました。

 

 

嚥下障害の方の

水分補給ゼリーも

もちろん塩入り

 

 

結果、脱水の方は本当に減りました。

 

 

効果が見えると、

みんなで「これでよかったんだね」と大喜び!!!

 

 

本当に嬉しかったです。

 

 

普通に飲むと飲みにくい塩茶です。

 

 

介護職の方は

お風呂介助で熱中症になりそうなところを

このお茶で乗り越えていた方もいました。

 

 

夏場の熱中症、脱水は恐れず侮らずです。

 

 

ぜひご家庭でも「塩茶」お試し下さい。

 

 

 
厚美ミエ

 

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