母の暮らす家に行くと、眠れなかった。
2泊して、自宅に戻ると、その夜はベッドに倒れこむように眠った。
こんこんと眠った。
もちろん。アーシングをしながら。
目覚めて、本調子を取り戻すと、つくづく、母の暮らす家を嫌い、と思った。
でも。
母には、一睡もできないことを、おくびにも出さなかった。
よく寝れた?と聞かれれば、、うん、ぐっすり、と答えていた。
眠れないのは私の心の問題だからだ。
母はいつだって、自分の心のままに生き、人生を楽しんでいる。
それは神様だって知っている。
神様は、ほほ笑んで母を見ていると思う。
母の家の庭にアース棒を打ち込んだ。
私の寝る部屋にアース線を引き込んで、アーシングのセッティングをした。
「電気が溜まりやすいから、アーシングすると気持ちいいのよ」
私が言うと、母は、まあ、そうなの、と納得した。
それから。
母の家でもしっかり眠りにつくことができるようになった。
意外だった。
なぜなら。
ストレスがあると、アーシングをしても眠れない日があるからだ。
母のそばに居ると、気持ちが落ち着かなかった。
到底、アーシングをしても眠れないだろうと、半ばあきらめていたのだ。
なのに。
深い眠りにつけた。
母の家は、テレビの音が大きく、蛍光灯が眩しく、エアコンの稼働中は部屋全体に電場を感じた。
いつも、頭の中で鼻づまりが起きている感じだった。
ずっとイライラして、それを隠すのに、残ったエネルギーを使い果たしていた。
母の家で感じていた「鬱っぽさ」は、母に対する感情が原因で、だから眠れないと思っていたが、それは、負の環境因子のひとつにすぎなかったのかもしれない。
母の庭のアース棒にもう一本アース線をつないで、2階の母のベッドまで引き込んだ。
「この導電性シートの上で裸足で寝てね。雷の日は、シートからワニ口クリップを外してね」
私が言うと、チャレンジが好きな母は嬉しそうに、わかった、と言った。
就寝しながらのアーシングを始めた母は、眠りが深くなり、夜中に階下のトイレに行かなくなった。
眠りにつく時、思うようになった。
今、母と大地でつながっているんだな。と。
