回復の日 | らくがき

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書きたいときにつらつらと。
大人向け。

たまにどうしようもなく眠い時期があって、私はそれをねむいねむい期と呼んでいる。

たぶんホルモンの変化と関係している気がするのだが、とにかく疲れやすくて眠い。この週末がそうであった。


金曜に随分集中して仕上げた作業があった。飲まず食わずでやってしまい身体に負担をかけた自覚があった。泥のように眠り、土曜の朝はいつも通りに起きるつもりだったが、起きられない。

なんとか起きて浴槽でぼーっとしてもいっこうにだるさがとれない。

土曜の夕方から旅行に行くはずだったのだが、浴槽の中でフライトも宿泊もキャンセルをした。お金の問題など存ぜぬ。楽しい旅行も放り出すくらい身体が動かなくなるのである。


土曜はそのままこんこんと眠った。夕方に目覚めたがまだ身体は鉛のように重い。とても料理など作る気分ではないのだが、栄養を摂ることは重要だ。

生まれて初めてアサイーボウルを頼んだ。

アサイーボウルっていいね。スムージーの冷たい刺激とナッツやグラノーラの楽しい食感は、そういえばフルーツパフェにも似た馴染みがあるもので、頼んでみてよかった。一度食べたから次からは自分で作れるな。


でもそのあとまたすぐに眠ってしまって、全く目を覚まさずに日曜を迎えた。

そろそろ積極的休養をとらないと逆に頭痛を起こすので小一時間ほど無理矢理散歩に出て、コーヒーを飲み、洗濯機を二回ほど回しながら半身浴をしつつゲームをしていたら昼前にようやく回復した。


寝具を整え、こたつ布団をしまい、ロボット掃除機の陣地を変え、買い物へ行き、また少し散歩に出た。りんごの入った袋をもってフラフラ歩いてたのは私ですよ。ふだん家事ほとんどできないから、週末くらいはやらないとね。

TOBEのライブ配信を見始める頃にはかなり元気になっていて、岸くんをみて元気が戻った。岸くんやっぱかっこいいですね。声も好きだけど足運びが本当に美しい。


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最近はまっているアプリがあって、「未解決」という謎解きアドベンチャーみたいなやつなんだけど、これが楽しくて鬼のように課金している(数千円ぐらい)。

シナリオがめちゃたくさんあって、わりとファンタジー要素が強い。でも私が感じる魅力はそこではない。海外アプリでしかも舞台が有名な国の都市とかではないので、日本人に不可解な要素がたくさんあるのが新鮮なのだ。


まず登場人物の会話の字幕翻訳がおかしい。ずっと男言葉を使っていた兵士が突然女言葉を使ったり、ところどころ内容も不自然だ。そのうえ、いくつもの漢字が文字化けしていて何を書いてあるのかさっぱりわからない。さらには、オリジナルがそもそも何を言っているのかよくわからない。


「外部の人間は▯▯されないけど、この▯▯入はただの▯▯乱の現れ。」とか、「これは呪文がアーチファクトに取り入れられる媒体でなければならない」とか字幕に出てくる。世界観がわからないよ。


英語の音声が流れるので何を言わんとしているのかおおよそは掴めるのだが、聞いたところでそもそもどこかの国の何かの文化なのかもよくわからないし、登場人物が時たまおそらくギャグを言っているんだけどそれも全然通じない。海外では「ハッハッハ!わかるー」みたいな感じで通じるんだろうか。謎解きをしているのに謎は深まるばかりである。楽しくて仕方がない。


最近は腰を据えてゆっくりゲーム、というわけにもいかないし、敵を倒してレベルを上げている暇もない。アプリで短時間で、不思議な空間に迷い込んで、アイテム探しをしつつ薬草汁みたいなのを調合したり、パズルして鍵を取ったり、異世界にワープして悪い悪魔を倒したらハッピーエンド、みたいなのを楽しめるのはありがたい。しかも上記のようによくわからない世界観すぎて、新鮮な刺激に溢れているので、これはしばらく楽しめそうである。