「“欲”は何を言っているのか?」と考えていると、“無い”を感じている事に気付きました。
「“欲”とは欲しがる事であり、欲しがるのは“無い”からだ」というのは、誰でも分かる理屈であり真実だと思います。
しかし、ここで“無い”を受け入れたらどうなるのでしょう?
「“無い”から欲しがる」というのは、言い換えるなら「“無い”を否定する事」です。
その“無い”を肯定したらどうなるのでしょう?
これは試すしかありません。
「試す」と言っても私に出来る事は有りません。
このまま“無い”を放っておきます。
「何とかしよう」と考える事も動く事もしません。
ただ、“無い”と共に在ります。
「“有る”を得たいが為に“無い”を受け入れる」という事もしません。
目的は“有る”ではなく“無い”です。
“無い”だけが有れば、“今”は良いのです。