「“欲”は行動原理そのもの」とは、言い換えれば「“欲”を上手くコントロール出来れば、自身も上手くコントロール出来る」という事です。
その為には“欲”を支配出来ねばなりません。
“欲”の奴隷になるのではなく、“欲”の主人になるのです。
感情と同じく、“欲”もコントロール出来る様になれば、それに振り回される事も無く、逆に都合良く利用する事が出来るでしょう。
試みた事は無いですが、「多分この理論と方法でイケる」という考えが有るので、まずは私自身で試してみる事にします。
既にそれは感じています。
大体は「どうしたいのか?」も察しています。
それだけなら二時間も有れば実際に実現させられます。
でも、敢えて行動に移しません。
「“欲”を味わう」という事をします。
「より詳細に“欲”を観る」のです。
そのうち限界が来て、思い立った様に行動に移す時が来るでしょう。
その時を“欲”を観察しながら待つのです。
「“欲”を観察出来る」とはどういう事か?
それは「意図的に“欲”から離れる事(認識)が出来る」という事です。
離れているのですから、振り回され様が無いのです。
「物事を認識し、分離した時は常に主体側が自分」という原理を知っていれば、自ずとそうなります。
では、今しばらくこの“欲”を味わう事にします。