ラファエルのこと。 | シークレット歌劇團0931 ~秘密の夜会へようこそ~

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執事ラファエル役は
夢組トップの銀河様。

ミカエルとラファエルは
ツインソウルのような
執事。


ラファエルは
人知れずメロディ姫に
想いを寄せ、

ミカエルは
人知れずラファエルに
想いを寄せる。


笑えるのに
切ない系。

メロディ姫は
全く気づかず
ラファエルに
甘える。

ラファエルは
いつもの厳しさはなく、
穏やかな優しい声で
メロディ姫を諭す。



あと少しこのままでいたら
ラファエルは思いの丈を
ぶつけていたに違いない。


しかし自分の懐から離れ、
立ち上がり、しっかり未来を見つめるメロディ姫の背中を見つめながらその想いを封印する事を再び決意する。


「メロディ様、どうかご自分の人生の主旋律を奏でて下さい。美しいメロディをどうか奏でて下さい」


メロディ姫は
その言葉を背に受け
一歩前に進む事を
決意する。




ミカエルは
そんなラファエルと
メロディ姫を
優しく静かに見守る。



ミカエルが
つい、口にした
ラファエルへの想い。


「なんてな」
と誤魔化した一言で
ラファエルに一笑される。



それでも伝えたかった
ミカエルは
「月が綺麗だ」と
想いを匂わすのだが、

ラファエルは
その月の美しさに
メロディ姫を重ね、
「おやすみ」の歌を
切なく歌い出す。




ラファエルも切なく
ミカエルも切なく。


冒頭無機質に歌われた
「おやすみ」の歌に
それぞれの想いが重なり
悲哀込めた熱い歌と
なっていた。


今回の物語で
涙した平民へ



間違いだぞ。



どうかしているからな。


中小貴族の
茶番に付き合わされた挙句
感化され、感極まるとは



まんまと貴族に転がされている証拠。




しかしながら
メロディ姫は
薔薇より美しく変わった。





薔薇より美しい
嗚呼、君は

変わった。







変われない、という思いから
変わりたいと願う気持ちへ。








その影には


彼女を支え続け、
これからも
彼女だけをそっと想い続ける
「ラファエルの愛の力」も



力強いサポートとなって
この国は、
この城は、
喜びに包まれ
存在し続けるのだろうと思う。



中小貴族の
茶番の世界であったとしても、




平民の心に
あの世界は
在り続ける。


永遠に。



人は、
誰かが
大切にしているものや
大切にしている事を
馬鹿にしてはならない。


人は、
見た目で優劣を判断したり
マウントをして自分の場所を死守したり、執着の念に駆られてはならない。


あなたが
あなたのメロディを奏でる時
誰かのメロディと不協和音が出てしまったら、どんな音で近づけばお互いが美しい和音になるのかを探り合ってほしい。
音楽はアレンジも大切だ。




眠れ 森の美女
これにてめでたしめでたし。