ことのは -5ページ目

生きる

この季節の空を
去年の僕は知らない。

独りの世界に引きこもり

衰弱しきった心を
必死に慰めていた。


謂えることない傷を

僕は独りでなめていた。


今でもたまに痛みが
うずくけど…


それなりに
立てるようになった。


回りの人から
遅れちゃったけど…

その方が僕らしいのかな


その人にはその人の
時間てものがあるからさ


それに大切な宝物を
見つけた。

目には見えないけど

強い強いその思いは

僕の心に響いてる。


三日月のように
たくさん欠けてる僕だけど

強い光に照らされれば

僕は満面の笑みで
生きていける。


過去を生きるは愚人

未来を生きるは狂人


今を生きるは変人さ


だって人はどっかしら
愚かで狂って変わってる。


だからこそ
面白いのかもね。


でも、独りで生きるは廃人だ。

辛幸

いつ眠ったかわからぬほど

深く眠った。


ひどく疲れていたのだろう

そこで襲った悲しい夢。


僕は酷く狼狽し

それでも君は優しかった。

本当に辛いのは
君のはずなのに…


君は今辛いのは
僕なんだからもっと大切に
してあげなと言う。


情けなさと切なさと
色んなことが渦巻いて

でも最後は愛しくて

言葉にならない
涙を流す。


大切にされればされるほど
辛くなっていく。

大切にされればされるほど
愛しくなっていく


そうゆう愛もあるんだね。


今度は楽しい夢を見せて

僕のことが大切ならば…

屍美

打ち捨てられたアオスジアゲハ

まだ生きているかのように

己の呼吸を絶っている。


その鮮やかさは
目に焼き付き離れない。



この命、はてるとき

生前よりは美しくありたい


孤独に研ぎ清まされた
美しさで…