ピンクへ

初めて会ったのは19歳の時でしたね。

もう4年も経つなんて、月日が経つのは本当に早いものですね。

バブリーがトイレに行って2人きりになった時の気まずさは、まるで昨日の事かのように思い出せます。

知り合ったばかりの頃の方が相性が良かった気がします。

私達が親友と呼び合える日は来るんでしょうか?

なにはともあれ、23歳のお誕生日おめでとうであります!

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キャバクラの面接なんて値打ちこいた者勝ちです。

温かすぎるぐらいに迎えられます。

本当はやる気も糞もないのに。

私の全てを知っているホームの担当にはカス山カス子呼ばわりされてんのに。

いや、呼ばれてないけどね。

そんな勢いですよって事。

「まぁ、いつもの様に1回だけ働いて辞めよう」と思ってたんですが、金に目がくらんで本日2度目の出勤。

人間って欲深い生き物ですよね。

最初に上げすぎたハードルを下げようとネガティブスペルを連発してみたんですが、「またまたー」と取り合ってくれないボーイさん。

ていうか最初から思ってたんだけど、ちょっとは疑え。

商売人なら人を見たら泥棒と思わないと。

目の前にいるのは紛れもなく時給泥棒ですよ。

「いやでも全然指名取れる気がしないです。私より小学4年生の方が取れるかも」

糞すべった空気になってんのに、「あれ?調子悪い?そういう時あるよねー!あるある!」みたいな顔してやがるボーイさん。

これが私の本調子ですけど。

久しぶりに髪の毛セットして密かにテンション上がってる様な女が、仕事するはずないじゃない。

なのに私がヤル気ナインジャーだとは誰も気付かない。

今日も花よ蝶よと扱ってもらいました。

知らないって罪です。

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悪い気はしねぇな!
機嫌を損ねたら適当にされるかもしれない。

美容師さん相手に強気に出られないのは、ネガティブな性格のせいだと思ってました。

だけどあれはきっと美容師さんの巧みな精神誘導のせいです。

まず最初にてるてる坊主みたいな格好にさせられるじゃないですか。

対してお洒落な格好の美容師さん。

この時点で立場の優劣を刷り込まれているんです。

次にイケメン美容師さんにされるブラッシング。

この時期は店に着くまでに汗ばんでいる確率大。

頭汗すげーとか思われてんのかな
臭いかな

抑えきれない動揺。

そして、普段は髪の毛で隠して気付いてないフリをしている顔の肉は全て曝け出され、アルミやラップで松ぼっくりみたいになった頭で放置プレイ。

気を使って話し掛けにくるイケメンアシスタント。

やめて!来ないで!

シャンプーの後もまだまだ続く辱め。

タオルを石油王巻きで店内引き回しの刑。

「お疲れ様でしたー」「お疲れしたー」

やめて!見ないで!

松ぼっくりで折れかけていた心は、この時完全に折れます。

勝てる気がしねぇ。

そして数ヵ月後。

髪はまたもとに戻るけど、心の傷は簡単には戻りません。

店内に脚を踏み入れた瞬間に蘇る、めくるめく羞恥プレイの記憶。

オラ、ぞくぞくしてきたぞ!