前回お話したように、父より入院して割と早い段階で、介護サービスの受けられる施設を探して欲しいと頼まれました。

介護施設と言えば、公的な施設である「特別養護老人ホーム(特養)」を連想された方も居られるかもしれません。しかしここは「要介護3」以上でないと入所出来ない上に、順番待ちですぐに入所出来ないのが現状ですえーん

当時父は「要介護4」でしたが、リハビリで改善される見通しがある上、母は「要介護1」。

両親には入所困難な施設です。

なので私は、「介護付き有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」への入居を検討しました。

まず介護付き有料老人ホームですが、我が家から近い施設を探すと、どれも高額びっくり

それでも1箇所だけ母と見学に行かせて貰い、色々お話を聞かせて貰いました。

施設の中で歌やお花や将棋やら…色んなサークルが存在していて、自由に参加出来ること。食事も週一は選べるメニューがあること。見学に行った当時はコロナ前でしたので、外出も自由でした。

なるほど。お金に余裕があって、そこを拠点に老後をエンジョイしたい人には良いのかも知れません。

しかしその施設は全て一人部屋であったため、費用は父と母の二人分。入居一時金を多く支払えば、月々の費用は抑えられるとはいえ、二人分だと初期投資だけでゆうに一千万円超えですガーン

それに最初に多く支払って短期間で退所した場合は、初期償却率と言って、住んだ期間の月々の家賃減額分以上に差し引かれたお金しか返ってきません(これも5年を過ぎると返却金ゼロ円ですあせる)。長期間そこに住めばそれはそれで、月々の費用で貯金が底をついてしまいそうな金額ですえーん(確か食費抜きでも、1人20万超えだったと思いますあせる

そんな訳で父と相談した結果、「我が家にはここは無理だ」となり、選択肢からは外される事になりましたショボーン


高齢化社会が進む中、特養に入所出来ず、介護が必要でもそれ以外の介護施設は高額過ぎて無理だって人も、沢山居られると思うのです(後編でお話するサ高住も有料老人ホーム程では無いですが、それでも高額ですあせる)。

その場合は、家で生活しながら介護保険内で介護サービスを受けるしか他ない。それを本人とご家族が希望しているのであれば良いけれど、そうでない場合は大変だよなショボーン

私が高齢者になる頃は、どうなるんだろう…。

当時はそんな風に自分の老後に不安を感じながら、両親の施設探しをしていましたあせる


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