【埼玉県・川口市】九重神社 | 鳥居の向こう側

鳥居の向こう側

埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県の神社を中心に巡り、ブログを書いています♪

2023年1月18日参拝。


引き続き、埼玉県川口市の神社ですおねがい



九重神社神社


電車JR京浜東北線・川口駅東口より
バス【国際興業バス】峯八幡宮行「峯八幡宮」下車、徒歩8分。


峯八幡坂通りから入るところに、「村社 九重神社」の案内板が出ています。


小高いところにあるようです。


川口市安行原
大宮台地の先端部に位置し、「久保山」と呼ばれる丘に鎮座しています。
この「久保山」は、周囲の村々をよく見渡せたため、かつて(当社の創建前)平将門が砦を築いたという伝承が残っています。


石段を上って…

社号碑


『新編武蔵風土記稿』原村の項に、
「氷川社 本地十一面観音を安す、村の鎮守にて別に供免を附す」
とあるように、元来は「氷川社」と称し、享保年間(1716~1736年)に、境内の西に隣接する旧別当・真言宗密蔵院の中興である第16世・法印栄尊が「武蔵一宮氷川神社」の分霊を勧請したことが起源と伝わっています。

当時この一帯は村として大きく発展しつつあり、より一層の発展と平安を願い、 国土開拓の神として名高い氷川神が、村の鎮守として祀られたものと思われます。
上記のように、内陣には本地仏として十一面観音像が祀られていましたが、神仏分離後、この観音像は現存していません。


一の鳥居

さらに石段を上ります。

まあまあ急勾配滝汗



二の鳥居

明治の神仏分離で別当を離れ、明治6年4月に、原村の村社に列格。 

明治40年6月、政府の合祀政策により、
領家の神明社・慈林の氷川稲荷合社・藤八の菅原社・吉蔵の八幡社・北谷の稲荷社・花栗の稲荷社・苗塚の稲荷社・小山の氷川社という近隣の村社8社をはじめとした、安行村内の計32社が当社に合祀されました。
そのため、「村社が9社重なった神社」ということで、社号を「氷川社」から「九重神社」と改称しましたおねがい


拝殿乙女のトキメキ乙女のトキメキ乙女のトキメキ


【御祭神】
素戔嗚尊(すさのおのみこと)

【合祀神】
倉稲魂命・天照皇大御神 ・保食命・
菅原道真公・大山祗命・伊弉諾命・
伊弉冉命・日本武尊・大己貴命・
市杵島姫命・木花咲耶姫命・少彦名命・ 
大日貴命・彦火々出見命・応神天皇・
猿田彦命


賽銭箱には「九曜紋」

「九曜紋」は、前述した平将門の家紋です。
9つの星は、中央が太陽太陽 
周りの8つの星は、月・火・水・木・金・土・羅喉(らご)・計都(けいと)を表しています。
北極星・日・月・火・水・木・金・土・羅喉・計都の「十星」のうち、北極星は天帝であり畏れ多いため、除いて「九星」にしたと言われています鉛筆


元々は「氷川神社」であった当社が「九重神社」に改称したのは、合祀して9つの村社が重なったためですが、神紋である「九曜紋」と偶然「九」の文字が一致していますキョロキョロ


太平洋戦争の敗戦により人心は混乱し、境内は浮浪者の塒(ねぐら)と化し、昭和23年には失火により社殿が消失してしまいます炎ガーン
これをきっかけに氏子は心を1つにして再建に励み、昭和26年10月、現社殿が完成、竣工式を斎行しましたキラキラキラキラキラキラ

※境内の掲示より。



ご本殿キラキラキラキラキラキラ



ご本殿の裏には、さらに高くなったところがあります。


「御嶽山(おんたけさん) 安行で1番高い場所(海抜32m)」とあります。


社号碑

石段を上ります。

右にカーブしながら、さらに上へ。


注連縄が張られています。

境内末社・御嶽山

石碑には、両脇に三笠山・八海山の文字も刻まれています。


御嶽(おんたけ)信仰は、木曽御嶽山を御神体としています。


平将門が砦を築いたという伝承があるように、御嶽山に登れば、よく晴れた日には筑波山・日光連山・赤城山が一望出来るそうです。




「九重神社」境内には、樹齢500年以上のスダジイの大木2本あり、大きく枝を広げています。


内1本は幹周りが65mもあり、記録されるシイの大木では埼玉県下第一の規模
川口市指定の天然記念物ですおねがい


生命力キラキラを感じる大木です爆笑


もう1本は、根っこがスゴい!!




凱旋碑



社務所

今回「九重神社」を訪れたのは、スダジイの大木がデザインされた御朱印帳に惹かれたからでした。


神社公式HPで、御朱印受付可能日のカレンダーが見られます。
最終的に前日の夜にチェックして、受付可能日だったので訪れたのですが…
なんと!当日の朝宮司さんが急に体調を崩された旨の張り紙があり、社務所が閉まっていたのですえーん

HPをチェックすると、受付不可になっていました⤵️
朝もう1度チェックすればよかった悲しい


という訳で、御朱印もいただけず…
公式HPより画像をお借りします。

【通常の御神木御朱印(深緑)】

【冬の御神木御朱印(銀)】

この日1月18日は、社務所が開いていれば、このどちらかをいただく予定でした。

見開き2ページ分に御神木のスダジイが描かれた「御神木御朱印」は全9種類あり、全て集めると「黄金の御神木御朱印」が授与されます。
さらに、上記の九重神社オリジナル御朱印帳に全9種類を集めると、記念品として限定御朱印帳が授与されるとのことです。

その他にも、「九曜御朱印」「奉納御朱印」などもあります。
「奉納御朱印」は、その初穂料が神具等の奉納をするために用いられるそうで、御神鏡や御祓箱などの種類があり、500円(1ページ)、1,000円(見開き2ページ分)、3,000円(3ページ分)があります。

御朱印についてだけでも、理解するのが大変なくらいの種類があるのです滝汗


今回はご縁がなかったということで、御朱印帳も御朱印もいただけないまま、境内をあとにします悲しい


石段(男坂)の右手には、スロープ(女坂)もありました。


車で来られた参拝者は、こちらから境内へ行けます車💨


この日の後、御朱印受付不可の日がしばらく続いていたので、宮司さんの体調が心配でしたが、現在は再開しているようで安心しました照れ
またいつか、再訪してみようと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました爆笑ルンルンルンルン