3月末に夜な夜な開かれた
双子ママさん3人とのグループ電話
(私も入れていただきました)
ここで話し合われたことが動きだし
新聞にも取り上げられました
(夜の電話:詳しい経緯は→→こちら)
今日は新聞記事を
一部名前などは伏せますが
全文ご紹介したいと思います。
簡単な概要は・・・
ある双子ママさんを中心に
行政の各課の偉い方々との
意見交換会が開かれました。
三つ子の虐待事件を経て
豊田市をはじめいくつかの自治体で
多胎家庭のサポートをし始めている
という話を聞き、
「○○市も動き出しましょう!」
と市の方に
双子ママさんが
投げかけました。
(現在双子ちゃん2才のママ)
それから約10日後の開催
こちらも、あちらも
本気具合がぶつかるような
すばらしい話し合いが
できました
と、数日前のブログでも
お伝えしました。(こちらです)
実際の記事を、
市の名称、個人名などは
伏せますがご紹介します↓↓
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多胎児持つ母親から提案や要望
市の関係各課と話し合い
多胎児の親たちの会「○○県○○の会△△」と市健康づくり課などの職員達の話し合いが3日、市保健センターで開催された。「△△」(・・・・代表)は双子の母親3人で立ち上げた会で、現在は57人の母親が入会している。2ヶ月に1度の定例会を開催するほか、互いに悩みを出し合うなどして交流している。
多胎児をめぐっては先月、愛知県豊田市で三つ子の次男を虐待しさせたとして、裁判で母親が実刑判決を受けたが、その育児環境の壮絶さが明らかになると、多くの人達から母親を擁護する声が上がり(原文のまま)、減刑を望む署名が集まった。
「△△」はかねてより、多胎児育児の支援について市に意見を届けたいと考えていたが、この裁判の報道もあって、話し合いが予定より早く開催されることになった。
市からは健康づくり課、子育て支援課、こども家庭課の各課長、補佐、係長ら計6人が出席。
同会からは4人の母親が出席し、切実な声とともに、具体的な支援策についての提案や要望が出された。
双子などの多胎妊娠は、早産になる確率も高く、妊娠中に「管理入院」となることも多い。しかし、妊娠中の母親には出産後の多胎育児の大変さについて想像することはできない。
そのため母親達からは、出産前の妊婦に対しても、出産後に備えるための支援についても提案があった。
例えば、母子手帳配布の時、双子の子育てを経験した親と専門家らが作成した「ふたご手帖」を配布すること、産前の多胎の父母向けの教室、妊産婦検診費用の補助など。
また、管理入院中の妊娠や、出産直後の産婦のいる病院に、保健師や多胎育児経験者が訪問してアドバイスを行うことも提案された。
出産後については、多胎児の親のための自宅訪問や勉強会、育児サポーター制度などの必要性を訴えた。全国的に、多胎児に特化した支援は進んでいないのが現状だが、取り組みを始めている自治体もある。
母親達からは、希望する支援の方法について具体的な案が出され、必要があれば多胎育児の経験者らが協力するとの申し出もあった。こうした取り組みは「○○多胎ネット」という任意団体が○○で実施しているものだという。
提案の1つにあった、△△の定例会を保健センターで開催することについては、早速実施に向けて連携を図るという。同センターでは、かつて多胎児の会を開催していたが、参加者が少なくなったため休止。今後は△△を支援していくという。
多胎児を育てている4人の母親は、どんな点に困難があり、どんな支援を必要とするのかを具体的に語り、1時間半以上にわたった話し合いの間、三課の課長らは母親達の要望や提案に熱心に耳を傾けた。
母親達からは、多胎児に限らず、市の子育て支援の底上げを願う声が上がり、「市の強みとなるような支援策を打ち出してほしい」と願った。
多胎児は自然に授かることもあるが、不妊治療によって、多胎妊娠の確率は上がる。出産はハイリスクだとして設備の整った大きな病院での出産となる。双子や三つ子のうち1人、または複数が、障害を持つ可能性や、手術や入院が必要になることもある。
△△の・・・・代表は1歳半になる男児と女児の双子の母親。(←本当は現2才)双子を授かったと知った時は「とてもうれしかった」。
しかし、妊娠29週で切迫早産となり入院してからは、24時間、点滴を受ける日が約2ヶ月間続き、心身共に辛く、不安が募ったという。
無事に生まれてから、しばらくは実家で過ごしたが、自宅のアパートに戻ってからは「寝ている時以外はどちらかの子が泣いている状態が続いたり、夜中は1人で2人に授乳していたので寝不足だったりして、毎日を過ごすのが精いっぱいでした」と言う。
それに加え、「アパートに住んでいたので、同時に大泣きした時に近所の方に迷惑じゃなかろうか、虐待していると通報されたらどうしよう、などと考え、窓を閉め切って生活していました」と話す。
そんな中で、子どもに向かって怒鳴ったことも、思わず手を上げそうになったこともあるという。
双子が10ヶ月になった頃、同じように多胎児を持つ母親2人と「△△」を立ち上げた。そして、近隣の市には多胎児の育児を支援する制度があることを知り、○○市にも実施しほしいと声を上げることにした。
○○市で昨年度、多胎児を出産した母親は5人。現在は特化した支援の制度はないが、保健センターの母子保健係では、出産後の自宅への全戸訪問や、リスクがあると思われる家庭への定期的な連絡などを実施。その後も必要に応じて関わりを継続するケースのほか、親からの要望や相談があれば、対応できることもある。
・・・・代表は、辛くても声を上げられず1人で抱え込んでしまう母親がいるとし、「1人でも多くの多胎児の母親が救われてほしい、そして世間の人にも、多胎児育児の実情を少しでも知ってほしい」と話し、今回、市に対して行った提案が実現することを望んでいる、とした。
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こうして動き出す
双子ママたちに出会って
私は感銘を受けています
自分たちの育児が
今、楽になるということでは
ありません。(ほぼ変わらない)
彼女たちは
多胎育児をされる
未来のママ達のために
動かれています。
双子の育児をしながら!
これって、
関わりのない全国の
ママ達にも励みになる気がして
こんなママ達いるということ・・・
きっと以前紹介した
ぎふ多胎ネットなども、
このようなママさん達から
始まったのだろうと思います。
まさしく、私の知るところでも
同じ事が始まろうとしています。
とてもとても
胸を打たれます。
彼女たちは、
△△のグループラインにも
このような動きをシェアしながら
働きかけながら、
すごく頑張られています。
市議会議員さんに
繋がったのも、初めは
FaceBookで投げかけたのが
きっかけでした。
「多胎育児で困ってるんだけど
こういうのって、
誰に伝えたらいいのか
誰か教えてください!」
という感じだったようです。
一生懸命話を聴いてくれて
動き始めてくれて
ママたち一同
とても活気づいています。
嬉しいものです。
これも、
・・・・代表が周りに
働きかけて、集まって、
声を出し合って、
「どうしたい」
「~に困っている」と
声を挙げたからです。
新聞に取り上げられたのも、
つてをたどって、
自ら働きかけました。
すごいことです。
育児をしながら。
誰かのために。
三つ子の事件のように
悲しい思いをする人が今後
いなくなるように。
保育園問題同様、
この問題は、
当事者達が声を挙げる間もなく
問題が解決!?される頃には
要望もなくなってしまい、
嵐のように過ぎ去ってしまうので
流れてしまいがちですが、
彼女たちの力のおかげで
それを拾ってくれようとする人たちと
奇跡的に巡り会えて
1つの市が動き出しました。
大きな大きな一歩を
進めることができました。
彼女たちは、
「まだまだ。」「これからだ」と
言っています。
来月は、
実際にこの保健センターで
△△の集まりが行われることに
なりました。
私もまたおじゃましようと
思っています
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この双子ママさんから
「ふたご手帖」をいただきました。
新聞にも取り上げてもらったものです。
母子手帳の副読本的に
作られたもののようで、
現在は全国の市町村に
母子手帳配布時に配ってらえるよう
呼びかけているところのようです。
単体児との比較、
妊娠期〜出産後までの育児アドバイスなど、
かゆいところに手がとどく内容に
なっていました。
とても詳細まで載っています。
「自分の妊娠期に欲しかった…」
そうママさんが言っているものです。
同時購入すると送料が
安くなるみたいです(1冊1000円+送料)
http://futagotecho.blog.jp/archives/11564027.html
先日のぎふ多胎ネットの冊子
「ぎふ多胎家庭白書」と
合わせて持たれたら、
多胎児育児には心強いかと
思いました。
(こちらは育児に関する知識が多め)
多胎妊婦さんがいらっしゃったら、
まずは「ふたご手帖」からが
おすすめです。
(妊婦さんが知りたいことは)
(一通り網羅していると思います)