聞き分けのある子どもが、
してもらっていることシリーズ
②は→→こちらから
①は→→こちらから









③は子どもは○○○が大きらい!
というヒントから出てくることです。
子どもは矛盾が大っきらいです
曲がったことが大っきらい。
赤ちゃんが見る幼児番組も
決まって正義が勝ち、
悪者は負けて、平和になります。
子どもの正義感って
持って生まれたものも
育っていくものも両方あります。
で、イヤイヤ期になると
自分の思い通りにさせてくれない
世の中の大人の社会やルールに
矛盾を感じて、苦しみます。
不信感を抱くようになって
余計に、理不尽なことには
怒れてきます!!
自我が生まれて思考力がついて
表現できるようになるので
本能丸出しになりますよね。
しゃべれない赤ちゃんだって、
表現しないだけで
ちゃんと本能はあります。
思考力が育ってないうちは
簡単にだまされてくれたり
(言葉が悪くてすみません)
別のことでごまかされてくれたり
大人が気を反らせば
反発されることはありません。
で、つまりは、
理不尽にごまかされることは
嫌うようになっていきます。
「さっきお利口にしてたら
もう1個くれるっていったじゃん!」
「今度ねって約束したじゃん!」
「言うこと聞いて待ってたじゃん!」
「話がちがうじゃん!」
なんて感じです。
(大人の意味することと)
(子どもの受け取りが)
(かみ合っていないことも)
(勘違いもあったりしますが)
それに加えて
幼児心理学者の波多野さんの
「小学4年生以上くらいにならないと
お説教は無意味である」
(理屈は分からない)
という言葉を合わせれば、
大人の勝手なルールで
説き伏せられることは
かなり抵抗があるはずです。
大人は自分たちを正当化して
子どもの自由を制限します。
大人は勝手な存在なわけです
そんな大人に
どう考えてもおかしな
理不尽なことを言われたりされたりすれば
それはもう本当に怒れます。
不信感を大きくさせます。
例えば
お客さんが来たり
たまった家事をこなしたりするために
いつもは許していないくらいに
たくさんTVを見せたとします。
「これでお利口にしててね」
(お利口にしていれば)
(TVを見せてくれる)
(と覚える子ども!)
また、
同じようなシチュエーションに
なったときに、子どもたちが
「もっと見せてもっと見せて」と
言ったとします。
「わがまま言わないの!!」
と答えると、矛盾するんです。
子どもにとっては。
TVを見て、
お利口にしていようというのに
「わがまま」と言われるなら
矛盾します。
もしくは、
TVを見てお利口にした後に
「遊んで遊んで!!」とか
「お菓子食べたい!!」とか
何かしらだだをこねた時に
「さっきあんなにTV見せたでしょ!」
(いい加減にしてよ・・・)
と思われるなら、これも
子どもにとっては矛盾です。
お利口にして
大人しく見ていたから
けっこう我慢したのに・・・
(自分の都合でTV見せてたんでしょ)
昔、教員として務めていた時も
変なことをいう大人(上司)に
私も不信感がありました。
5、6年生にもなると
子どもの方が敏感に
違和感をキャッチするので・・・
気をつけていましたが。
「地域の人にあいさつを
しましょうね~」
「○○小学校の子どもたちは
こんなにいい子たちだって
分かるでしょ?」
えええ・・・・・!?
それは大人(自分)の評判を
上げたいということじゃ
ありませんか?
(私がひねくれているのでしょうか)
なんか、普段は
「あいさつをすると気持ちいいね」
みたいなことをうたっている
はずなのに・・
地域の人にはそうなんですか?
みたいな。
ちょっとしたズレ。違和感。
小学校5、6年生にもなると
そんな矛盾したことを
突き通す大人のことは
言うことを全く聞かなくなります。
態度が大きくなるんです
だから、最近の学校事情・・・
5、6年生は、若手だらけです。
もしくは、いつも
高学年の担任ばかりしている
先生が決まってきます。
(他の人だと務まらない・・・)
柔軟に子どもの声に
耳を傾けて対応できる大人
矛盾しない大人でないと
崩壊しちゃうんです。
偉そうなことを言って
昔からこうなんだと
大人の勝手を振りかざしたり
自分の言うことが絶対正しいと
思いこんでいる姿勢には
大きな反発心が生まれます。
子どもたちは
大人と同じような
思考力、判断力を
身につけて発揮していく時期です。
これは、小さい頃から
培ってきた思考です。
子どもたちは頭の中で
「おかしいな」と思っていることが
たくさんあって、
小学校4年生くらいまでは
それでも大人の言うことを
しっかり聞いています。
(最近はマレに1年生から
でも崩壊しますが)
子どもたちは密かに
心にひっかかることを
たくさん経験しています。
だから、
「こういう理不尽な思いを
するのは嫌だよね」
と分かってあげることは
すごーーーーく子どもは喜びます。
高学年の子どもたちは
こういう矛盾って
「先生、さっきの変だよね?」
そうやって、表現します。
陰口や悪口という意味合いではなく
子どもがどう感じてどう思うか、
そこには共感してあげることです。
分かってくれる人には
当然のことながら信頼をよせます。
「人の振り見て我が振り直せ」と
私も何度おもったことが・・・
「きをつけよ~」と
思っていました。
これは教員時代も
赤ちゃんに接する今も
子どもたちみんなに共通します。
長くなりましたが。
聞き分けのある子どもが、
してもらっていること③
③理不尽な思いをさせない
(約束を必ず守る)
(大人が態度で示す)
いつも決まった順番があるなら
「手を洗う→ご飯を食べる」
大人も子どもも、例外なく
毎日する。
「お菓子はいくつまで」
というルールがあるなら
子どもの前では
大人も同じルールで行動する。
守ったり守らなかったりするくせに
ある日だけ
「なんで約束守れないの!?」
と怒るとすれば
聞き分けなど聞けない子どもに
育ててしまいます
子どもにできるようにするなら
大人は見本でいなければ
なりません。
「大人はいいの!!」これでは
納得できません。
大人しく従っている子どもの心には
不信感が植え付けられます。
ただ、大人の社会を
教えないということでは困ります。
分からないなりにも説明をして
おくことも大切です。
「これにはお酒が入っていて
子どもは食べられないの」とか
たまに「大人が好む苦いもの」を
あえて教えることもあります。
炭酸水とか。
「ね、大人の味ってこうなの」
「これは苦くて子ども好みじゃないよね?」
と、安全な物は味見させ、
そうでない物は香りをかがせる。
子どもたち嗅覚でも
わりと分かってくれます。
「あ、これ子どものじゃない」
「いらない!!」と。
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今日の話題は
桜田大臣が辞任したニュースから
「なんか変なこと言うな~」と
思ったからです。
「東北にもオリンピックで
人が来るから、
おもてなしの心を持って
復興を協力してもらえればありがたい」
みたいなこと言う大臣。
(「復興よりも議員さん」は論外)
(被災者に向けての言葉では)
(ないかもしれないけれど)
(この大臣の言葉は)
(常に被災者に届くわけで。)
(聞いた被災者は)
(どう思うかな・・・と。)
おもてなしの心は
日本中の人がきっと持つし
それは素晴らしいことなんだけど
被災者の東北の人は
色々な支援を受けてきたから
おもてなしの心をもって
復興に協力してもらいたい?
(とも読み取れたり)
復興に協力してもらうために
おもてなししよう??
(みたいな雰囲気があったり)
なんだろう、変な違和感。
言葉尻をひっかけて
批判したいということじゃなくて
言葉の中にある考えに
なにか違和感がある気がして。
言葉って大事だろうな~と、
受け取る側がどう取るか、なので。
子どもはどう受け取るか、
(勘違いしそうなニュアンスが)
(混ざっていないかどうか)
大人の言葉を
しっかり聴いているので。
そんなことを
この大臣から考えました。
たぶんこの大臣は、
政治家じゃなくて、
そこら辺にいるおじさんだったら
たぶん平和に楽しく
「いいおじさん」なんだろうな~
なんて思います
一応ニュース↓貼り付けます(音声つき)
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桜田五輪相が辞任へ 失言引責
桜田義孝五輪担当相は10日夜、首相官邸で安倍晋三首相と菅義偉官房長官と会い、自らの失言の責任を取って辞任する意向を伝えた。桜田氏はその後、記者団に「責任を感じて辞表を提出させていただいた」と述べた。桜田氏はこれに先立つ自民党の高橋比奈子衆院議員のパーティーで「復興以上に大事なのは、高橋さんだ。よろしくお願いする」と発言していた。
桜田氏はパーティーで、2020年東京五輪に触れ、「世界中の人が日本に来て、(高橋氏の地元の)岩手県にも行くと思う。おもてなしの心を持って復興を協力してもらえればありがたい」と述べたうえで、「復興以上に大事」と発言した。さらに、競泳の池江璃花子選手が白血病を公表した際に「がっかりしている」と述べた自らの発言に触れ、「いよいよ乾杯の時に、1人(あいさつが)追加でがっかりしているのではないか。『がっかり』という言葉は禁句だ。いろいろ言われてこりごりしている」と述べた。
桜田氏の辞任について、同氏が所属する自民党二階派の幹部は「もう派閥としてかばいきれない」と語った。後任の五輪担当相については「経験者だろう」との見通しを示した。【古川宗】
https://mainichi.jp/articles/20190410/k00/00m/010/225000c?inb=ys