COROSユーザーの皆さん。

突然ですがCOROS Training Hubは使用していますか。デバイスを使い続けるだけでCOROSという優秀なコーチが一人増えるのです。



私は2021年からCOROSを愛用し5年目に突入しました。5年近くに渡る膨大なデータがTraining Hubに蓄積され、一目で確認することができます。


例えば良かったレース、不調のシーズン、故障をしたタイミングなどを、負荷やベースフィットネスのグラフと照らし合わせると、ほとんどの場合で一致します。


※2023年、2024年とハセツネに合わせてベースフィットネスが高くなっている。今年は信越五岳に合わせたい。



私の場合はリカバリーに時間を要する50mile以上のレース数が増えるとベースフィットネスが低下を続け、取り戻そうと負荷を急激に上げたタイミングで故障をしています。

反対に30km前後のレースを中心にスケジュールを組み、ロングトレイルはトレーニングで行う形を取った場合は仕上がりも良く、ターゲットレースで良いリザルトが残せています。

BレースやCレースと定めた50mile以上のレースの場合でも、想定以上に頑張り大きく疲てしまい、年間を通してリカバリーとレースを繰り返していることが分かります。そこで良い結果が出ないと焦り、予定外のレースを入れてさらに疲労し、ターゲットレースに合わせられないという悪循環もグラフからは読み取れます。


他にも短期負荷、ストレス度、睡眠分析、HRV評価など、トレーニングを1日単位で調整する指標があります。




※日々のトレーニングを強度、負荷、ペース、距離など、様々な指標から分析してくれます。



気持ちが乗っていると多少の疲れは気にならないものです。しかしそのままトレーニングを遂行した結果、2週間後には取り返しのつかないことになっていることもあります。これは私もそうですし、経験したことがある人も多いのではないでしょうか。


人間は忘れる生き物です。
だからこそ、自分の感覚と客観的な指標を擦り合わせ、より正確に近いトレーニングを積み重ねていくことが、目標達成への近道です。


私も昨年、今季と、不安からターゲットレースのためには本来必要としないレースやトレーニングを入れてしまうことが多く、パフォーマンスが停滞しています。ここで改めてCOROS Training Hubを深く確認し、秋以降、また来年に向けて再構築をしていきたいと思っています。


これほど有益なツールですが、COROSユーザーは無料で使うことができます。そしてそのメリットはCOROSを使い続けることにより、どんどん大きくなります。


COROSユーザーで「トレーニングやレースが上手くいっていない」という方は、一度自身のTraining Hubをじっくり振り返ってみてください。もしかしたら答えが見つかるかもしれません。

※正確なデータ取得のため、可能な限り日々の心拍計の装着や、安静時心拍と最大心拍数の把握をおすすめします。




【COROSサイト】

ほとんどのランナーにとってはpace3がおすすめでしょうか。

COROS内のトレーニング記事も非常に読み応えがあるので、Instagramのアカウント等のフォローをおすすめします。

(キリアンの記事大好き)




【COROS Training Hub】




ハセツネCUPでサブ8(7時間台)を達成する方法〜ロードランナーが陥る罠〜


日本山岳耐久レース、通称”ハセツネCUP"でのサブ8。つまり「8時間を切る」というのはトップトレイルランナーの一つの証だろう。


誰しもがこの大会を目標にしているわけではないが、コースが変わらない(今年は迂回あり)ことから、ベンチマークとして出場を続けている選手も多い。今回は過去9人が達成している「サブ8を3回」の私が、「サブ8を達成する為に必要なこと」をお伝えしたいと思う。


とはいえ7時間59分59秒狙いでは失敗するリスクが高いので、多少ミスがあっても余裕がある7時間50分を目安にしたいと思う。


置き換えればサブ9、サブ10でも考え方は一緒。では、最高に需要がない記事をどうぞ。


コースが変わらないからこそ走りがながら過去の記録や感覚と比較できるのも楽しい。



〜目次〜
■筆者のスペック
①3000mで9分15秒
②200mのタイムを上げる
③有酸素容量(今回はLT1未満とする)を最大化し中〜高強度を積み上げる
④トレイルに特化する
⑤重いザックを背負う
⑥戦略を練る
⑦まとめ
【番外編】
⑧輝かしい力を持ったロードランナーが陥る罠
⑨効率的なトレーニングは存在しない
⑩好きでなければ続かない


■筆者のスペック
ハセツネ6回出場
年          タイム  3000mSB
2012年 9時間33分 9分30秒
2013年 8時間22分 9分15秒
2014年 7時間51分  9分06秒
2018年 DNF            8分56秒
2022年 DNF           8分50秒
2023年 7時間45分 8分45秒
2024年 7時間54分 8分51秒
※記憶が曖昧なところあり

トラック(ロード)記録
800m 2分04秒(2021)
1500m 4分07秒(2021)
3000m 8分45秒(2023)
5000m 14分56秒(2020)
10km 31分42秒(2016)
マラソン 2時間30分32秒(2018)

自己紹介
2023年はロスト5分、2024年はハイドレ水漏れ+確認作業2分で不本意。次は7時間30分で走りたい言い訳だらけの37歳。


2013年のハセツネ。TNFチームで大内さんと木村さんと出場させていただいた。




①3000mで9分15秒

どんなに試走を繰り返し補給戦略を練ったところで、根本的に速く走れなければ到達できない。
最低ラインは3000m9分15秒。5000mなら16分切りが目安。しかし5000m〜マラソンはレース展開や気象条件に左右される上に疲労も大きいので、頻繁に走るのはおすすめしない。取り組みやすい3000mで十分だ。

ただしこれは「フラットな走力に特化した場合の最大値」。やや乱暴な言い方になるがスタミナとスピードは(さらにはロードとトレイルの走動作も)トレードオフなので、最大値で9分15秒であれば、「ハセツネに特化した状態」で9分30秒〜40秒に落ちると思われる。

9分15秒に到達していない選手は1年間、トレイルはもちろんマラソンを封印してでも、3000mの走力向上に取り組んでほしい。


(ちなみに登山や他の競技から入ったサブ8付近の「トラックやロードを走ったことがない」、「走ったけどタイムが遅い」という選手は、文字通り専念したことがないだけで、専念したら9分15秒あたりに到達すると思います)


はじめて3000m8分台で走った2018年。レースに出る必要はないけどスピードを出すことから逃げてはいけない。





②200mのタイムを上げる

3000m9分15秒のためには、まずは短距離走のタイム短縮が必要。200m37秒で走り続けなければならないため、全力なら30秒では行けるようになっておきたい。100mは技術要素が大きいためおすすめしないが、加速走なら14秒台。

幼少期に全力で走る経験をしてない場合は到達が難しいかもしれないが、それでも挑戦するならジャンプ系のトレーニングを中心に、ドリルやアジリティトレーニング、筋力トレーニングが必要になる。スプリントや坂ダッシュも必要で、有酸素運動だけでは到達できない域になる。


わからないならとりあえず跳んでおけ。




③有酸素容量(今回はLT1未満とする)を最大化し中〜高強度を積み上げる

短距離走のタイムが上がったら、有酸素能力の高さが中、長距離走に重要となる。それが10分とかからず終わる3000mや2分で終わる800mであってもだ。

詳細は省くが有酸素能力が低いと低強度でも糖質消費が優位になるし、ピルビン酸(+乳酸)の処理能力も上がらない。端的に言えばジョギング、ロングランを軽視してLT2やCV、VO2maxをやっても最大限の効果が引き出せない。だから中距離選手も有酸素の土台を作る期間を設けている。


泥臭い練習と言われる類だけど、必要な練習というだけで特別なものではない。やらないという選択肢はないよ。




④トレイルに特化する

フラットな路面を走るほどに脳も身体も「それ用」に最適化していく。フラットな路面用にプログラムされた脳と身体でトレイルに入れば、脚は衝撃に耐えられず痛め、脳は絶えず働き全身のエネルギーは尽き、フラットな路面で感じられた軽快さは微塵も感じることが出来ず「楽しくない」だろう。

解決するには「無意識」にトレイルを走れるようになるまで練習する以外に方法はない。



ちゃんと山行ってね。めまいがひどくDNFした2022年。

ちなみに起伏のある場所ほど各筋群で消費されるエネルギーは増える。慣れると適応して消費が抑えられるようになる。フラットなところでしか走らず「レースだけ山」だとエネルギー切れしやすい。

もちろん衝撃にも耐えられないのですぐに脚が終わる。




⑤重いザックを背負う

④と似たような話になるが、ザックを背負った状態に適応させないとハセツネでのパフォーマンスは最大化できない。筋肉のつき方も変わってくるし、重心の位置も変わるから動きも調整しなくてはいけない。

少なくても3kgは背負ってトレイルに行こう。




とりあえず水は2L持とう。流血の際など有事の際にも使える。

その他に飲む用を1Lがオレ流(古い)。



⑥戦略を練る

①〜⑤のステップを踏んだら、あとは補給やコースに対する戦略を練るだけだ。とは言っても④まで到達していればここはさほど重要ではない。
ハセツネであれば80%HRmax前後が強度の目安になるが、その域でも糖質代謝に頼らず、脂質代謝がいくらかでも働く身体になっているだろう。つまり糖質の摂取に頼る割合が減り、補給トラブルが起きる可能性は低くなる。例え起きたとしても、速度をやや落とした状態でサブ8できる力があるはずだ。

変に考えずぎることなく、電解質、水分量も含め、自分に合った補給パターンを見つければ良い。


コロンビアモントレイルでの最後のハセツネとなった2023年。三頭山から無補給で行けたのは身体のコンディションが良かったから。終わった後脱水で医務室行きだったけど。




⑦まとめ

ハセツネで8時間を切るにはまずは速く走れるようになるしかない。現在の力が遠く及ばないのであれば、数年計画で挑む覚悟が必要だ。
ただ、目の前のレースや利益、楽しいことに飛びついてしまうのが人間の性だろう。

「トレイルもマラソンもトラックも」と欲張ってはいけない。それぞれにメリットがあることは間違いないが、明確な期分けを行い、かつメイン以外はサブとしての域を出ないようにしなければ、全てにおいて自身のポテンシャルの最大値を引き出すことなく、人生を終えることになるだろう。←私です

なおハセツネサブ7、7時間切りの目安は3000m8分10秒と考える。5000mであれば14分前後だろうか。もちろん最大値なので特化した状態なら8分25秒〜35秒。最大値で3000m8分10秒、5000m13分台であれば実業団等で食べていけるだろうから、ハセツネがメジャーにならない限り実現する可能性は低そうだ。もしくは海外トップ勢が参戦すればすぐに到達するだろう。



駅伝にトレイル区間あったらロードから目覚める人増えるんじゃないかなと。




【番外編】
⑧輝かしい力を持ったロードランナーが陥る罠

「フルマラソンでサブ10をするようなランナーが走ればすごいタイムが出る」。これは真実だが現実は難しいかもしれない。
④、⑤に書いたようにフラットな路面に最適化した状態ではトレイルには対応できない。ショートレンジではテクニックと衝撃に耐える筋力が必要になるし、距離が伸びればその比重は下がるが、今度は有酸素容量の最大化と維持にかける時間が格段に増える。

結果的に①に書いたように走力は落ちることになるが、その「タイムの低下」に耐えられずロードランに戻ってしまうことがほとんどだと思われる。

両立するには年単位、最低でも3ヶ月単位での期分けが必要だと考えるが、それでもロードランに特化した場合の最大値よりは低くなるだろう。
結果的に多くの快速ランナーは、大きな利益も名誉も得られないトレイルから離れていく。


私もトラック出ますけど、トラック練習だけならトレイル無理っす。特に80km以上。





⑨効率的なトレーニングは存在しない

私も「効率的な練習」という言葉を使用することはあるが、広義では「トレーニングの原則から外れた人が正規ルート”付近"に戻る」ことを指しているに過ぎない。

年代ごとや目指す種目、フェーズよって必要な練習はほぼ決まっていて、それを自身のキャパシティの中で組み立てる以外に方法はない。そしてキャパシティの最大化は環境、とりわけリカバリーに左右される。だから大枠は決まっていても、実際に取り組むべき練習は全員が違う。だから本来、トレーニングは100人いたら100通りになるはずだ。

とはいえ誰しもが自身を客観的にコーチングできる訳ではないし、モチベーションを保つ方法も違う。それらも含めメニューはもちろん、集団練習や個人練習の選択など、「個々の最適解」を常に探っていくのがランニングの魅力であり美しさだと思っている。

だから今回の「ハセツネサブ8」も何の裏技やマル秘情報もなく、「走るの速くなってトレイルに適応しろ」というド正論を突きつけているだけ。ごめんなさい。

何事も近道は絶対にない。しかし考えて練習しないと遠回りをするどころか辿り着くことすらできない。最短ルートに乗ろう(それでも果てしない)。


走ることの魅力ってなんだろう。




⑩好きでなければ続かない

「承認欲求だけで一人で何時間も山にはいられないよ」。そんな友人の言葉が忘れられない。トラックやロード選手が③〜⑤で直面する壁かもしれない。

長時間トレイルで過ごすということは、登山の知識と経験が必要不可欠になる。また7時間台で走る能力があり、相応のトレーニング刺激を求めているのであれば、同行できる選手は限りなく少なく、単独で行う場合がほとんどになるからだ。

既に7時間前半の力を持つ選手が7時間後半を目指すのあれば必要のないフェーズで、峠走やロードのロングランだけでも代用できるだろうが、結局「ハセツネでのパフォーマンスの最大化」を求めるのであれば③〜⑤は避けて通ることはできない。
しかし「長時間トレイルで過ごすこと」が難しい場合は、レースをトレーニングとして代用することも可能だ。実際にそうしている選手も多いだろうから、うまく活用してほしい。

それでも山の楽しみ方は多様だ。このような記事を書いてはいるが、とりわけロードランから入った選手は、トレイルランを通じて山に興味を持ち、トレーニング以外の楽しみもぜひ見つけて欲しいと願っている。

押し付けがましいが、トレーニングの先に得られる「地位という椅子」は少なく、「承認という快感」は決して長く続かない。

人生において最高のパフォーマンスが出せる期間は限られているだろうから、トレーニングに全てを注ぐことも大事だが、それを失った後も「山が楽しい」と思ってくれると個人的には嬉しい。

とはいえどんな形であれ「山で一人で過ごす時間」は必ずある。その時間が心も身体も強くしてくれるし、身を持って学ぶことも多い。それらも含め「山って楽しいな」と根本的に思えないと、トレイルランは続かないように思うし、結局トレイルラン以外も同じかもしれない。

自身が取り組むことに対して「楽しい」という感情を持てることが何よりの才能だろう。そうじゃないと⑨に書いた「最短ルートですら果てしない道のり」など進めたものではない。



楽しいと感じていたことが楽しめなくなったら一度立ち止まっても良いと思う。




先日、「ランニングチーム&スクール東北RIZE」がスタートして無事に一年が過ぎました。当日はこれまで関わって下さった皆様を思い出し感謝する時間でもありました。

 

さて、東北RIZEは大人も子どもも「一緒に成長し夢を実現するチーム」を目標としていますが、とりわけ方向性に関しては一貫してブレない考え方があります。

今回はジュニア(ここでは小学生〜中学生)のコーチングにおける考え方と、練習に関するあれこれを紹介していきます。

 

 

〜目次〜

①子どもの成長力(回復力)にコーチが甘えない

②『6から9』以外の練習で強くなる

③走る距離の目安や内容

④恵まれた練習環境

⑤お腹いっぱい食べよう

⑥モチベーションは理論に勝る

⑦少人数のメリット

⑧指導ではなく「コーチング」〜子どもは小さな大人ではない〜

⑨次のステージへ襷を繋ぐ

⑩最後に

 

 

※ジュニアは月、水、木が基本活動日で、オプションで金と週末も練習可能です。ジュニアのレギュラーメンバーは現在中学生8名、小学生4名(小3〜小5)の12名です。

 

 

①子どもの成長力(回復力)にコーチが甘えない

本人の走るスピードを1から10まで段階分けができるとします。10がスプリントで、6〜9がいわゆるペース走、インターバル走、レペテーションなどの「ポイント練習」だとします。

 

これらの練習は経験年数の浅い選手や回復の早いジュニア期にとっては『劇薬』だと私は考えています。やればやるほどに速くなりますし、連日でもできてしまう。しかし本来は実施可能な上限が決まっている練習です。

 

とりわけ練習量の少ないジュニア期は全て少なくて当たり前。それなのにどんどん強くなる選手を見て、コーチや本人も「もっとできる」と勘違いしてしまう場合があります。その先に待っているのはなんでしょうか。怪我、故障、体調不良、バーンアウト…。その例を見てきた人、今まさに見ている人、実際に経験した人もいるはずです。

 

東北RIZEでは練習の長期的、中期的な流れをお伝えし、この時期であれば日清カップや中総体が大きな目標として練習メニューを毎週作成します。しかし当日に微調整しオーダーメイドして実行します。部活や他のクラブとの掛け持ちの選手が沢山いるからです。必ず選手全員に前後の練習内容や大会の予定などを聞いてから、改めて当日の練習を組みます。自主練の内容も聞きます(言いたくない選手もいると思いますが…)。

 

「休みたくない」、「言いにくい」という感情もあると思いますし、「できる」と本気で思っていることもあります。自分で判断できない可能性も念頭に入れ、こちらからストップをかけることも意識しています。

ですので集合しての練習が軽いジョギングになってしまうこともありますが、本人が「東北RIZEをメインにする」と言わない限り、あくまでメインは部活や他のクラブです。それぞれの先生も選手のためを思って練習メニューを組んでいます。私の立場としては邪魔をしてはいけないと思っています。

 

 

※練習メニューは柔軟に対応しますが、「予定より増える」ということはほぼありません。チームとして大会に出ることもあります。陸協登録もしております。

 

 

 

②『6から9』以外の練習で強くなる

先ほどのスピードの例で言うと、6から9以外の練習で強くなることを常に目指しています。ジョギング、瞬発系や敏捷性のトレーニング、ジャンプ系のトレーニング、ランニングドリルやボール遊びなど、「身体を上手く使えるようになること」、「身体能力そのものの向上」によるレベルアップです。

 

例)

ラダー

ミニハードル

ドリル

ジャンプ

メディシンボール

鬼ごっこ

サッカー

ドッチボール

縄跳び

ダッシュ

他、様々なレクリエーション

 

 

ポイント練習もそうですが、「なぜこの練習(遊び)をするのか」、「何を意識してどんな効果があるのか」を毎回伝えながら行います。ルールや内容を変え、選手に提案してもらう場合もあります。

70分の練習時間の中で、この練習におおよそ30分、最後に10分〜を費やします。これらの練習が土台となり、6〜9の練習効果を最大限に引き出してくれると考えています。

 

 

※走るだけがトレーニングではない

 

例)縄跳びで姿勢を覚える(写真は準備運動)

身体を棒やボールに見立て、しっかり「待って」接地できれば身体全体は「弾む」。トランポリンのイメージ。足首を返したり、膝を大きく曲げてふくらはぎや太ももを使う必要がない。後者では足が疲れて長く飛び続けることができない。特に二重跳びでは高さも必要なので回数がこなせない。あとは手首の回し方を覚えればOK。これを走る動作に落とし込む。回数がモチベーションになるし、こなす程に心肺機能も鍛えられる。楽しく強くなれる練習の一つ。

 

 

 

③走る距離の目安や内容

一回の練習で走る距離ですが、小学3〜4年生で〜3km、5〜6年生で〜5km、中学生1年生で〜6km、2〜3年生で〜8kmが一つの目安です。

 

これはウォーミングアップやクールダウン、ドリルや鬼ごっこなどの距離も合わせた数字ですので、「移動距離」といった方が正しいです。通しでは走りません。

これは選手の力量や性別、目標によっても前後します。長距離のチームですがスプリント系の練習もしっかりやります。

 

もちろん「少ないから楽」というわけではありません。目的に合った強度があるので、その通りに走ればキツさを感じるのは当然です。それでも本数や距離が多いがために、「本来目指す強度よりセーブしてしまう(手を抜いてしまう)」ことがないように気をつけています。

ジュニア期は精神的にもまだまだ成熟していません。精神も高校生活が近づくにつれて徐々に熟れていけば問題ないと考えています。

 

 

※希望者はトレイルも参加OK。距離は調整します。土台作りとして、また山に入ること自体が良い経験になると思います。

 

 

④恵まれた練習環境

場所をお借りし、共催として活動させていただいている《元気フィールド仙台》は素晴らしい環境です。

 

・一周280m程度の芝生

・砂のグラウンド

・一周330m、700m、1kmなどのロードコース

・距離にして50mほどの坂が二つ

・夜間も照明があり

・30mほどの芝生の坂道

野外の屋根付きスペースで雨の日も安心

・ジム、プール併設(使用料はクラブ負担)

 

共催ですが占有ではありません。他の公園利用者様に配慮しながらになりますが、とても理想的な状況で練習ができています。簡易的なクロカンもできますし、芝生の坂でバウンディングもできます。夜間のグラウンドがやや暗く、そこで活動する際に自前の照明が必要な程度です。ジュニアは特にロード一辺倒を避けたい時期ですので大変嬉しい環境です。トイレはもちろん、ロッカーとシャワーも無料で使用できるのも魅力的です。


またプールやジムを利用する際の料金は東北RIZEで負担します。「せっかく来たから(月謝払ってるから)脚が痛いけどメニューやりたい」のような状況をなくしたいと思っています。

怪我なく練習を継続するために「走らない」という選択もとても大事です。

 

※広く開放的な環境。目の届く範囲でさまざまな活動ができます。手入れも行き届いており、今後は芝生を裸足で走る練習も少し入れたいと思っています。

 

 

⑤お腹いっぱい食べよう

「食事制限は必要ない」と常々伝えています。帰宅まで時間がかかる選手は補食を準備する。家では“ご飯も野菜も肉も魚も”満足するまで食べること。お菓子はほどほどに。お菓子でお腹を満たすなら、食事をしっかり摂ってからプラスでお菓子を食べ体重が増えた方がマシです。

 

身体が軽くなれば速くなります、でもそれは一時的で、その後に苦しい未来が待っています。成長期に記録を狙う上で、特に女子選手にとっての「減量」は、これもまさに劇薬です。詳細は省きますが私も経験がありますし、経験した人も多いと思います。“食べないと”走るのも人生も楽しめないというのが私の考えです。

 

※大人と一緒に懇親会。大人の分も食べるくらいで丁度良い。次は7月末かな。プレゼント企画もあります。

 

 


⑥モチベーションは理論に勝る

運動生理学を学び、コーチングの手法も学び、理想の練習メニューが作れたところで、選手が実行できなければ「絵に描いた餅」です。例え威圧的かつ強制的に実行させたとしても、選手の心がここにあらずでは、長期的なスパンでこなすことはできないでしょう。私もトレーニングについて学ぶことが好きですが、現場でそれを扱うのは全く違うものだと感じる日々です。

 

やはり「夢中」こそが最高の状況です。ですのでコーチは「モチベーター」としても、いかに選手のやる気を引き出すか、「楽しい」と思える環境を作れるかが大切になってくると思います。たとえ専門的な資格や知識がなくても、これに長けたコーチは本当に素晴らしいと思います。

 

「楽しい」と感じるためには自主性も大切です。これは練習メニューやレクリエーションの内容などを選手自身に考えてもらうことでも育まれるものです。


「こうすれば楽しいはず」と考える時間そのものが楽しいものですし、自分で決めたことには自然と責任も伴うものです。


「自分で決めたことだから最後までしっかりやろう」と練習にも集中して取り組めます。大きく目的から外れた場合はこちらで修正することもありますが、「自分で決めたことで上手くいかない」という経験も成長の一助になるでしょう。

 

 

 

※モチベーションという点で、小学生はもっと目に見える形で日々の成果を確認できる工夫が必要かなと思っています。チェックシートを作ってシールを貼ったり…。外発的な動機付けも工夫次第では有効な手段だと感じています。主催大会も成果確認の場の一つです。

 

 

 

⑦少人数のメリット

“各々の練習メニューを確認して調整する“といったことは、少人数だから実現できているというのもあるでしょう。これは少人数の良さでもあると思います。

しかしメニューが一人になってしまうことは避けたいので、強い選手に部分的に参加したり、私が順番に引っ張ったりと、「一緒に入ることによるメリット」は少人数でも消えないようにしています。

 

これがもし50人もいれば、部活のように全員がある程度同じ方向を見て進んでいかないと難しいでしょう。ですので東北RIZEが今のスタイルである限り、今後も人数を大きく増やすつもりはありません(そもそも希望者がいないというのもありますが笑。もう少し増えたらジュニアの新しいコーチも必要です)。

 

全員の顔が見えて、「この選手にはどんな練習が良いだろうか」と考えることが私の楽しみでもあります。

 

※ジュニアに限らず誰もがチームを巣立っていくものですが、東北RIZEの卒業生であることを誇りに思ってくれるチームにしていきたいものです。

 

 

 

⑧指導ではなく「コーチング」〜子どもは小さな大人ではない〜

「指導」ではなく『コーチ』、「コーチング」という言葉を使っているように、東北RIZEは“選手の目標達成をサポートし自主的に考え行動ができるように導く”チームです。

 

もちろん社会的規範に背くような言動がないように伝えます。それでも理想とするのは「チームの一員である」という意識が自分自身を律してくれる未来です。大人と子どもが一緒に活動するという空間の中だからこそ、私が伝える以上のことを子ども達は吸収してくれていると信じています。


 

そして「子どもは小さな大人ではない」ということも忘れてはいけません。だから練習内容も大人の練習を少なくすれば良いというものではないし、自主性が育まれるまでの過程やキッカケも大人とは異なります。それを理解し実践できるかが、「コーチ」としての力量が試される場面でもあります。

 

 

※夜練は冒険。大人も子ども達の影響を多いに受けています

 

 

⑨次のステージへ襷を繋ぐ

東北RIZEの使命は次のステージへ襷を渡すこと

それは東北RIZEから中学や高校の先生であったり、別のスポーツのコーチであったり。何より選手自身が「未来の自分自身」へ向けて襷を繋ぐことー

 


だから、中学や高校の先生に

「東北RIZEの選手に来てほしい」

と思っていただけること。

 

また選手自身が

「進学しても(就職しても)続けてみよう」

と思ってもらえるチームになることが目標です。

 

そうなるためには何年もかかるでしょうし、東北RIZEに在籍する間は爆発的な成長が見えず、選手本人や保護者の方からも魅力的なチームには見えないかもしれません。

それに続けるのは走ることじゃなくても良いと思っています。東北RIZEで作った土台を他のスポーツに生かしてもらえたら、それも嬉しいことです。


 

これは先にお伝えした「今できる最高のトレーニングを積むこと」や「計画的な減量」を完全に否定している訳ではありません。各世代でしか獲得できないタイトルもありますし、耐えることや勝つこと、実感できる成長が自尊心を高め、人生の糧になることは間違いありません。それが続けるきっかけになることもあるでしょう。だからもちろん相談した上ですが、本人がそれを希望するのであれば「厳しいトレーニング」を課す覚悟もあります。

 


それでも正確な未来は誰にもわかりません。だから東北RIZEのトレーニングが正解かは絶対にわかりません。それでも私は思います。


「あの頃は良かった」と厳しい練習を共にした仲間と過去を振り返りながら飲む酒と同じくらい、「もっと強くなりたい」と未来を語りながら仲間と走り続ける日々も素晴らしいものだと。だから東北RIZEのトレーニング指針はこれからもずっと変わりません。

 

 

※自分自身の未来をどう描くか。ちょっと難しいかもしれないけど、その選択を迫られた時に後悔しない土台を作ってあげたい。

 

 

※「強い」や「速い」ことは「すごい」が「偉い」と履き違えてはいけない。それでは身体的な才能のある選手が「偉い」ことになってしまう。



それぞれの取り組みや成長の全てが尊いものです。だからこそ競技力に関係なくお互いに精一杯取り組んできたことをリスペクトし合えること。それが競技の枠を超え、生きていく上でも大切なことだと伝えていきたい。(成長速度は違うからね。1500mで1分も違う選手に1年後、2年後追い越されるなんてこともジュニアでは沢山あるものです)

 


 

⑩最後に

とても長い文章になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

「東北RIZEについてもっと知りたい」、「一度体験してみたい」。そんな時はLINE公式アカウントかインスタグラムのDMにてお気軽にご相談ください。

 

 

「未来の自分」へ共に襷を繋ぎましょう!

東北RIZE代表

( JAAF公認スタートコーチ・プロトレイルランナー)

須賀 暁

 

  


Photo.

Sho Fujimaki

 

 

《インスタグラム》

 

《ホームページ》

 

※現在月謝部分を更新中です。

2025年2月より以下のようになっております。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 


 

■週一コース
(曜日固定)
7,500円(税込)
年払い85,500円(税込)5%OFF
(曜日選択)
8000円(税込)
年払い91,200円(税込)5%OFF

■週二コース
(曜日固定)
9300円(税込)
年払い106,020円(税込)5%OFF
(曜日選択)
9,800円(税込)
年払い111,720円(税込)5%OFF

■オンライン
月謝 4,000円(税込)
年払い 45,600(税込) 5%OFF

■ジュニア/小学3〜6年 17:10-18:10
(週1)4,100円(税込)
(週2)5,800円(税込)
(週3)6,700円(税込)

■ジュニア/中学生 18:20-19:30 ※同時間帯の小学生含む
(週1)4,300円(税込)
(週2)6,000円(税込)
(週3)6,900円(税込)

■都度参加
(ロングラン)2,500円(税込)
(トレイル)3,500円(税込)
(朝or夜練)1,800円(税込)
(ジュニア)1,300円(税込)

■その他
Tシャツ(レギュラー) 3,500円
年会費(傷害保険)2,500円(ジュニア1,500円)は必須から任意に変更