お客様の間取りを考えている時に自分なりにこだわっている(無意識ではあるんだけど)のは、ギリギリまで考える事。
検討したい土地が出てきて、その日のうちに間取り考えてCAD入力というのも出来ますが、それはあくまでその土地に対して「こんな間取りが入りますよ」っていう目安の間取りであって、本格的な間取りの打合せとなればやっぱり考え込みます。
・お客様の要望
・+αの提案
をイメージしながら、ガレージや玄関位置・日当たり・動線などを考えながら、出来れば数パターン思い付くまで考える。
自分の中で「コレかな」という間取りをメインにして図面作成し、念の為他のパターンの間取りも図面作成しておきます。
数パターンの間取りを出すのは、お客様によっては迷ってしまう要素になりえる可能性もありますが、【なぜメインの間取りがコレなのか?】を説明するにあたって、重要な比較資料になりますからね。
自分の中ではちょっと違うと感じるパターンを作成するのも、お客様の打合せ納得度を考えると意味があると考えています。
住宅業界に入ったのが30年前。どれだけ経験をしても、設計というのは難しい……
ここ数年はSNSでカッコいい外観などを沢山見る事ができ、住宅会社や設計事務所も斬新な住宅広告を出しています。
例えば壁を強調していて窓がなく、中庭や吹抜けなどで仕上げている写真があって「こういう外観がいい!」ってお客様に言われると困る時もある(汗)
間取りを優先するのか?デザインを優先するのか?という問題ですね。
お客様の間取り・生活の要望をヒアリングして設計していくのですが、人間の生活しやすい間取りってうまい事出来てるもんで、結果的に外観は普通っぽくなる事が多いんです。
デザイン優先ももちろんOKでその様な外観に出来ますが、どっちかというとデザイン優先で間取りを作り上げていくので、後から「間取りをこうしたい」って言われると、結果的にデザインがズレてきちゃう・・・
住宅はお客様の物ですので、自分としての設計コンセプトに対する意識はなく、柔軟に対応していきたいと考えています。
いつもお客様にお伝えする事があって「建物は契約してからが本番。これから間取りの打合せをしていく中で、悩む時も来るかもしれません。設備・仕様についても、予算の都合でどれかを諦めないといけない時が来たりします。苦しい時もあるかもしれませんが、基本的には楽しんでいきましょう」って。
何かを取捨選択して打合せは進んでいくのですが、打合せした・確認したという納得感を大切にしましょう。