「リフォーム済みの物件は気を付けるべし」
あんまりこんな事を言う不動産会社はいないと思います。逆にリフォーム済み物件を薦める営業マンの方が多いんじゃないかな。営業マンはトークとして色々理由を言うと思うけれど、本当の理由は
①リフォーム済みと言う事は売主も不動産業者である事がほとんど。という事は、売主・買主の両方からそれぞれ仲介手数料がもらえる
②リフォームの提案(=お客様の不安を減らす)をする必要がない。要は説明がラク。
こんなところでしょう。
ではなぜ「気を付けるべし」なのか?
私がお客様に伝えたいのは価格。長い目で見ると資産価値ですね。
具体的に書いていくと、リフォームをしていない古い状態での相場価格が1,800万円前後だったとします。
数年前は不動産会社が買い取る時は1,500万円とかそれ以下で買い取っていましたが、現在は買い取りになる物件が少ないのか、かなりの高値でも買い取っていくんですね。
まぁそれでも相場より安く1,600万円で買い取ったとします。それに、リフォーム工事で500万円かけると。さらに購入や売却時にかかる諸費用を仮に150万円計上する。そこから不動産会社の利益が加算されます。
1,600万円+500万円+150万円+500万円(利益)=2,750万円。これが売出し価格。
じゃあ、元々の相場である1,800万円で購入して、自分で好きにリフォームしたら
1,800万円+500万円=2,300万円。
単純な計算ですが、400万円以上の差が出ますね。
私としたら、ここを厳しくチェックしていきたいんですね。
仮に20年住んでから売却した時に、(今の経済状況・相場が一緒と仮定したら)売れる金額は一緒になるんですよ。20年住んだら、リフォーム工事費用分は査定としてプラスにならないので、正味の物件価格に戻る感じ。
自分でリフォームした方が、資産価値としてもかなりプラスでしょ。
だから、お客様には
①古い家を買って、自分でリフォームした方がお得な事
②リフォーム済みを検討するなら、何度か価格変更があって、相場近くになっている事
この2点をしっかりと説明して、納得していただくようにしています。
そのためには、【相場を知る事】【リフォーム工事費用の相場も知る事】。これが大事。
これを正直に教えてくれる不動産担当を探しましょう。
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