2000年 父 前立腺がん 発覚
粒子線治療順番待ちの間に、
近所のS病院にて胃がんを見逃され
2003年 セカンドオピニオンにて、
胃がんと診断される
2003年8月5日 手術 胃を全摘
当日の朝、病院まで家族を送り、
会社が始まるので、すぐ一人で戻る。
従業員は、知ってるのに、
私に誰一人、
「病院に戻ってあげて」と言ってくれなかった。
一人の事務所は、辛かった。
仕事を終えて、病院に戻った。
まだ手術は続いていた。
手術が、おわって、
ICUに戻ってきた父の第一声は
「めぇちゃん、泣いてないか?
めぇちゃん、すぐ泣くから。
泣き虫やから~」
朦朧とした意識の中でそんなこと言ってる父の姿を見た時、
「ああ、もう私は
何があっても泣かないでおこう。
たとえ、お父さんが死んだとしても」
心に誓った。
その約束通り、
それから私は、会社を閉じて1年経つまで
どんなことが起きても、泣かなかった。