前回のブログでは市場から見る年収の差を取り上げました。
その記事を書いていて、気になったのが保育士の給与が低い理由として、子どもたちにまだ労働力がないから、市場の価値としては低い扱いをされていることです。
それを考えた時、少子化はこの先も進んで行き、働き手は減っていく一方なのに、未来の子どもは市場価値が低い認定されて、その子どもたちの未来を支援してくれている学校の先生や保育士の人たちの給与が低いのは、より少子化を加速させてしまうように思うのです。
人は生きている限り、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利が憲法25条で保障されています。
介護を受ける人、教育を受ける子どもたち、親の介護を世話する人、子育てする親、この人たちにも最低限度であっても国は保障していかなければなりません。
訪問介護で働いていた時にも、生活保護を受けながら訪問介護を受けていらっしゃる方も中にはいらっしゃいました。
実際にそのような方のご自宅に訪問みて、私はこのような生活に困っている人たちも一生懸命に生きているからこそ、支援することの大切さ実感していました。
そんな人達の生活を支えている、介護士や保育士にしても国からの補助金は上がっているのも事実です。
それでも資本主義の世の中、国の補助金だけでは介護士も保育士の給与は一般企業で働く人より低いのは紛れもない事実です。
これからの社会で、介護士や保育士は働き手としてどんどんと需要が高まっています。
それでもこの賃金体系や働き方が変わらない事には、いつまでも働き手は増えないまま、どんどん今働いている人たちが疲弊していくだけです。
これからの未来を担う子ども達にもっと希望を与えて、老後も安心して暮らしていける社会を作っていければ、日本の未来に希望が見出せるはずです。