最近ふとした会話の中で「男女の年収差って、今どうなってるの?」という話題が出て、気になって少し調べてみました。
社会も変わってきてるし、「もうだいぶ差はなくなってるんじゃない?」って思ってる人も多いかもしれません。でも、実際はどうなんでしょうか?
昔の日本:女性は“補助的な存在”
昭和の時代、日本では「男性が外で働き、女性は家庭を守る」という価値観が強くありました。
その影響もあって、正社員として長く働く女性は少数派。パートタイムや短時間勤務の人が多かったのです。
当然ながら、年収にも大きな差が出ていました。
例えば1985年のデータでは、女性の平均年収は男性の約半分以下。
この時代は、昇進のチャンスも圧倒的に男性優位でした。
今はどう?改善はしてるけど…
じゃあ今はどうかというと…たしかに少しずつ改善はされています。
例えば、厚生労働省の2023年の調査では、男性の平均年収が約540万円、女性は約300万円ほど。
つまり、女性の年収は男性の約56%程度。
昔よりは差が縮まってきてはいるものの、まだ大きなギャップがあるのが現実です。
なんでまだ差があるの?
1.管理職の割合が低い
女性管理職の割合はまだ少ないです。役職がつけば給与も上がるので、ここに差が出ます。
2.育児・出産によるキャリアの中断
制度は整ってきてるけど、現実的には女性の方が育児負担を背負いやすい状況が続いています。
3.非正規雇用の多さ
パートや契約社員など、非正規で働く女性が多いのも年収差の大きな要因です。
これからの未来に向けて
ポジティブなニュースもあります!
最近では、「男性の育休取得」や「女性リーダー育成」の取り組みも増えてきて、社会全体で格差を縮めようという動きが加速しています。
ただ、それでも根っこにある“無意識の偏見”や“固定観念”を変えていくには、まだ時間がかかりそう。
一人ひとりが「自分はどう働きたいか」「相手の働き方をどう尊重するか」を考えることが、実は一番の近道なのかもしれません。
まとめ
昔に比べると男女の年収格差は少しずつ縮まってきた。
でも、まだまだ大きな差があるのが現実。
社会制度の改善も大事だけど、僕たち一人ひとりの意識や行動の変化が、よりよい未来をつくる第一歩になるのかなと思いました。
気になった方は、ぜひ一度「自分の職場やまわりの環境、どうかな?」って見つめてみると、意外な気づきがあるかもしれません!