おうちに関するモヤモヤを
暮らす人の目線で
整理して可能性を一緒に探します。
住まいのよろず相談承ります。
32年間勤めたハウスメーカーを辞めて、
関西から長野県伊那市の茅葺き古民家に
移住(予定)
建築士事務所開設と宿泊できる
場所づくりに向けて邁進中です。
1年4か月の東京生活を支えてくれた
お部屋のガスコンロのお話です。
ビルトイン型と言って、
キッチンに組み込まれたタイプ。
ラッキーなことにワタシの入居直前に
取りかえらえたようで新品でした
しかも3口でグリル付き。
電気ケトルを買うまでは、
３つ同時に使うときもあり助かったな～。
……なんやけど…
引っ越してきてすぐに気づいてしまった。
アレッ
これあかんや-ん
写真見て解かりますぅ？
建築士や工事監督ならピンとくると思う。
取り付けた業者さんは知らんかったのか、
知らんふりしたのか…
法律違反やなぁ。
ガスコンロは周囲の壁から離す距離が
決まってるんです。
コンロの左側、すぐ壁になってる。
ほんとは15センチ離さないといけない。
法律を守るには幅45センチを
選ばないといけなかったね～。
新築の時は幅45センチのガスコンロが
セットされてたとおもうんやけどなあ。
ガス台を加工してなんとか
入れちゃったのだろうか
そういえば私が勤めていた会社でも
こんなことがあった。
営業さんが賃貸物件のガスコンロ、
10台分の入れ替えのご契約をもらってきた。
なんとなく気になって、
ガスコンロのサイズと
現状の写真をチェックした。
おい、おい、おい！
あかんがな～！
寸法的・物理的には置けるけど、
離隔距離、取れてへんよ。
現状と同じサイズのガスコンロ、
探し直して～
どうやら、商社に丸投げで選定して
もらったらしい。
選定してもらうのはエエんよ。
でも、
それでいいかどうかの判断をするのは
発注する側。
商品は毎年変わるし、
法律もずっと一緒じゃないし、
地域によって追加される法律もある。
リフォームってさ、奥深いんよ～。
幅広い知識がいるんよ～。
日々、勉強なんよ～。
それが楽しいんよね～
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一級建築士 池田 祐実英
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