今日7月6日は
雪組『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』の
初日でした
無事に幕が上がり
初日を迎えられて良かったです
おめでとうございます
雨が降るのかと思いましたが
晴れ上がり暑い1日でした
なんか変なくらいに暑いですよねー
カテコ
組長からも観劇等への感謝が
すごく感じられましたが、
彩風さんがご挨拶で
初日まで不安はあったが
私たち観客の
『ベルサイユのばら』への思いを
客席からすごく感じて
幕が上がって良かった
『ベルサイユのばら』という
古典、伝統を継承し、
作品を公演することが嬉しいし、
そんな『ベルサイユのばら』を
公演することで、
タカラヅカの伝統も
繋いでいるという気持ちになれて
このまま千秋楽まで
頑張ってやり抜きたい…
というようなお話をされていて
間違えていたらすいません
週明けにはスカステで初日映像が放送されますね
みなさんにとって大切で
大きな意味を持つ作品なんだなと
感じました
スタオベもありました
初日観劇の感想をランダムに少し。
初日ですし軽く
でもネタバレは気にしてません。
まず、これから観劇の方には
原作漫画を読むことをおすすめします
印象としては…
一幕はちょっと
歌舞伎って感じるほど
セリフなども型?を強く感じました
ただ
フェルゼン&アントワネットの
なれそめシーンはちゃんとあり
ポスターのピンクの薔薇の世界を再現
けっこうびっくりしたけど
新しかったのかも。
立ち回りや客席降りもあり
退団される彩風さんへのシーンが
盛りだくさんな印象も
二幕は
現代的な雰囲気の民衆ダンスがあったり
流れも少し新しく感じました
私は二幕からが好きかな
でも、フェルゼンは一幕から良かったよ
ただ何度も『先生………。』って
思ったのはナイショ。
特に一幕かな…うん。
盛りだくさんな分、
ダイジェストになりがちなのかも
なので原作読んでおくと安心かも。
フィナーレがしっかりあり
人数多めの薔薇のロケットが
迫力があります🌹
ロケットの途中で
大羽根姿の彩風さんが登場
ちょっと奇抜で華やか
彩風さんのソロダンスもしっかり観れるし
彩風さんを中心にした群舞も素敵
彩風&夢白&朝美でのダンスもあります
ペパーミントグリーンの
朝美さんの髪型とかの雰囲気が
なんか新しくて好き
そういえば
パレードでも客席降りがあります
その時に
いつものように手拍子が
タン、タン、タン、タン…と
客席から発生したんですが、
佐々田先生が大きく手拍子で
ターン、ターン、ターン、タタッ!と
手を振りながら
客席を何度も振り返られていて、
それが見えたので
先生にあわせていたら、
しばらくかかったけど
客席も先生の手拍子リードに
近づいていって
なるほど〜ってなりました
リズムっていろいろあるのかな?
バカ発言だったらすいません
タンタンタンタンでも
私の感覚では
まったく変ってわけじゃなくて
でもちょっと
セカセカ追い立てられる感じですよね
先生の手拍子の方が
ゆったり鑑賞できそう
初日ではありますが
ちょっとだけ個別に。
フェルゼン(彩風咲奈)は
スカステの稽古場風景のイメージ通り
凛として
終始真っ直ぐな意志に清廉さがあって
グリーンに白色の軍服がピッタリ
でも、芥子色のコートも素敵で
目を惹きましたし、
どの衣装もお似合いでカッコ良かったです
そして、特にラストの
白い薔薇の裾と肩の飾りに
後から総レースのマントを着るんだけど
白い衣装が華奢さもありフェミニンで
豪華で美しかった
終始カッコいいけど、
一幕ラストの立ち回りや
会話などのやり取りが特に素敵で
この場面が好きかな
ただ、ちょっと武士っていうか
一幕のラストに向けてだんだんと
武士って感じがしてきて(歌舞伎?)
心の中で『フランス🇫🇷スウェーデン🇸🇪!!!です!』
って思ったかも…。
後日訂正…国名違ってた
アントワネット(夢白あや)は
ラストの断頭台直前の牢獄シーンの演技が
すごかったです
あと、エトワールが上手くて
突然歌が上達したように感じました
ブルーのイブニングドレスが素敵
登場から『オスカル〜〜そのもの!!』
ってなって
目を見張るオスカル(朝美絢)
特に、二幕の市民側になって仲間と共に
フランス軍に対峙し、
金髪を振り乱して戦う姿が
幻っていうくらい
カッコ良くて、美しくて…すごかった
ラストの『…フランス万歳…!』も美
『さぁ市民と共に行こう!』
っていうシーンでは、
下手に捌ける時に
アラン(眞ノ宮るい)の
嬉しそうなオスカルへの目配せが観えて
キュン
オスカルは軍服をはじめ、
衣装、鬘がどれも素敵でしたが
水色の軍服が美しくて好きでした
赤軍服も白軍服も部屋着?も靴も
すべて、全部良いが
アンドレ(縣千)は
青色軍服が似合っていたし
撃たれて死ぬシーンが
迫力がありました
『今宵一夜』のセリフも
太めの声がよく通ってカッコ良かったです
ソロ歌を歌うシーンもあるんですが、
物語的にアンドレの出番が少なすぎるのがね
難点だよね…
私は事前に原作読んできたから良かったものの…。
物語を補完しながら観劇って感じ?
たとえば、アントワネットを助けて
オスカルが落馬するシーンとか
再現は難しいしいろいろあるだろうけど
フェルゼンも登場するシーンなんだし
入れて欲しかったかなぁ。
あと、今までの公演で
沢山の観客に不評らしいけど
アンドレによるオスカル毒殺未遂も…
物語の流れ的には
あっても良かったんだけど…。という感じ
ジャンヌ(音彩唯)が
すごかったですね
振り切った人物像で
これまでお芝居がいまいち
乗り切れてない感じなのが
払拭されてきた気も
派手なドレスも着こなしてましたね
ただ、ジャンヌも出番というか
他の役との関わりがそこまで描かれてないのだけど、
原作設定がモリモリで登場…
なんか…そういう意味でも凄かった
客席みんな理解できてるんかな
やっぱり原作読んでおいた方が良さそう。
それにしても、今書いていて思うに
ジャンヌはあれからどうなったのかしら。。
そして、ジャンヌの相方かと思っていた
ニコラ(咲城けい)は
全然ちがいました
近衛兵で、ダンスに目が行きました
ジャンヌには相方がいても良かったのにな
新聞記者ベルナール(華世京)は
役割が少し微妙ながら
泥臭くでも真っ直ぐ進む
雰囲気は出ていましたよね
衣装も似合ってました
ただ、地味に不満なのが
ロザリー(野々花ひまり)の出番が
かなり少なくて…
出番が少ないのも残念だけど
ただのベルナールの妻?って感じで
設定がよくわからない感じかな。。
革命のダンスはカッコ良かったです
ジュローデル(諏訪 さき)は
落ち着いて悩みの多い雰囲気でしたね
フェルゼン中心とはいえ
オスカルへの求婚はあった方が良かったな
その方がアンドレとの流れに
説得力があるというか…
オスカルの気持ちの流れに納得感がでるよね
そして、
幕開け『♪ごらんなさい〜』の
小公子(紀城ゆりあ)
小公女(華純沙那、白綺華)
も可愛いですね
歌声も披露してくれて
歌うまさんたちなので注目しちゃいます
幕開きはこの3名以外も
濃密なピンクのドレスが可愛らしく
背景のキラキラとピッタリきて
華やかでおもちゃみたいに幻想的です
とりあえず、それぞれ一言ずつ。
優しくも弱々しいメルシー伯爵
威厳と寛容さのグスタフ3世
上品ながら貫禄と小姑感のモンゼット夫人
鼻持ちならない上官、ブイエ将軍
落ち着いて教養を感じるルイ16世
後ろ姿と後ろ髪が綺麗なヨルゲン陸軍大尉
抜け目ない王の弟プロバンス伯爵
フェルゼンを監視するデュガゾン
貴族の貫禄がさらに増すシッシーナ夫人
美声を響かせるカロンヌ夫人
近衛兵でキラキラしていたアルマン
圧のある革命派エストラゴン
訝しげな表情もパッと目を引くノワイエ夫人
踊りで目を引いた市民ウラジミール
ダンスがカッコいい近衛兵イブとジャン
可愛く華やかな歌い手カトリーヌとミレイユ
可愛いドレスの夫人たちシルビアとロミー
王子と王女の侍女はダンスも得意
可愛い子供たち王子と王女はバレエが得意
これからさらに深化し
滑らかになるだろうけれど、
下界は信じられない暑さなので
体調に気をつけて
千秋楽まで翔けぬけてほしいです
三井住友VISAカード シアター
宝塚グランドロマン
『ベルサイユのばら』 -フェルゼン編-
~池田理代子原作「ベルサイユのばら」より~
脚本・演出/植田 紳爾
演出/谷 正純
(エトワール)夢白 あや
諏訪 さき・音彩 唯
華世 京・野々花 ひまり
縣 千
朝美 絢
彩風 咲奈