ミュージカル 『エリザベート』(2022梅芸) | ラピュタをさがして

ラピュタをさがして

宝塚のこと。
気ままに。
自由に。

今日は連休も終わりかけ…ガーン

じゃなくて、

朝からチケットを取るべく

イライラしていました笑


結果は惨敗泣くうさぎ


イライラしただけ損でしたダウン

先着を勝ち抜く

瞬発力と判断力は私にはないようDASH!DASH!DASH!

そして、重い雑念(欲望)が

さらに邪魔しているんだと思うの…

機械的にやる時の方が

まだ上手くいくような気がするもん泣くうさぎ

『海辺のストルーエンセ』のチケット…

あとは梅芸の一般先着のみ?

がんばろー…足るを知るべし。うん、わかってるっ



さて、昨年のはなしですか?って

思われそうですが…

なかなか上手く更新出来ないのですあせる


2022年大晦日は

念願の?東宝エリザベートを観劇ウインク



私は愛希さんのエリザベートに

とてもご縁があるようでとてもは言い過ぎ

最近のエリザベートが愛希さんだからでしょうけれど

宝塚版エリザベートも愛希さん

しかも、生観劇は愛希さんの月組のみ星

そして、今回初東宝版も愛希さん星


ロングヘアが美しく似合って

成長するとさらに長くなって

下ろした時の自然な感じが素敵

可愛らしい子ども時代と

鏡の間から出てくる

一幕最後の姿が素敵でしたおねがい

役にフィットしていますしね乙女のトキメキ


ほんとうは花總さんバージョンも

トートやゾフィー、ルキーニなど

ほかのキャストの方も

観劇してみたい気持ちで

いっぱいですがチュー

今回『エリザベート』は

休演がありましたし

花總さんほか体調不良になられたり

いろいろですが

博多座は無事に公演が続きますようにクローバー



沢山公演してきている作品

初見ビギナーの感想です


東宝版はエリザベートが主役だから

トートの存在は控えめらしいと

聞いて?いましたが、

観劇した感想はそうでもないけれど?

って感じでした私は天邪鬼なのかな


タカラヅカ版のように

ラストの天界へ?2人で

昇っていくシーンがないし、

やはりタカラヅカ的な

愛の物語な雰囲気とは違いますけれど。

ラストの幕が降りていく瞬間の

トートの『あれ?…』という

喪失に気付く表情が印象的でした

東宝版のトートは少し可哀想

死んでしまえば

死神さえ手が届かない無になる

という解釈でしょうか

求めて求めて手に入れたと思ったら

消滅していた…みたいな


どちらかと言うと

エリザベートが強いとか

トートが控えめというより

フランツ側もしっかり描かれているなぁ

と感じました


同じ意味だけど

エリザベートの精神世界(トート)寄りな

タカラヅカ版に比べて

エリザベートの現実世界(フランツ)も

結構描かれていて

それに伴う感じで

当時の政治的な?事象も

より現実に沿っているというか。


ナチスが出てきたのには

少し驚きました

そんな時代だったのね笑


歌の分量が少し多くて?

知らない歌詞が結構ありますね

私はタカラヅカ的な雰囲気が好きなので

別に悪くはないけど

東宝版が言わなくてもいいことまで

喋りすぎな(歌詞ね)気もしました

ウィーンの原作舞台は

東宝版に近いのでしょうけれど


なんというか、

タカラヅカ版だと

シシィに共感できるんですけど、

東宝版はイマイチかな。

私はタカラヅカ版の

『鳥のように、自由になって…』

の詩を口ずさみながら登場する

エリザベートが好きなのでおすましスワン

あと、精神病院ね

タカラヅカ版はシシィの孤独を

東宝版はシシィの傲慢さを感じます


こんな風に書いていたら

タカラヅカで『エリザベート』を

観劇したくなってしまいます〜おねがい


もちろん東宝版も

歌声なんかは皆さんひとりひとりが

確立されている感じで

安心感も半端ないし

それぞれの役作りも真に迫って素敵でした


ただ、最近になって

外部作品を観劇する時に思うのですが、

そして『エリザベート』は

その中のミュージカルでも

人気と実力が高いんだろうと思うので

今書くのですが、

歌声に関しては最近

ちょっとだけ違和感を感じています

前述したように

歌が全員安定して上手い!とは思うけれど

なんとなくチグハグ感じるんです

タカラヅカを

というか同じ劇団を観続けているせいかな?

タカラヅカでも

個々に歌い方はずいぶん違うんですが

外部を観劇すると

タカラヅカはそれでも

統一感ある歌声だなと思う

逆を言うと外部を観ると

バラバラというか…

私にはお互いに同じ波長が感じられない

登場人物も多くて、

ちょっと違和感を感じてしまったり…

慣れでしょうけれど。

ポップ寄りの歌声

ロック寄りの歌声

正統っぽい歌声

舞台っぽい歌声

ミュージカルっぽい歌声etc個人の感覚です

それがソロ、デュエット等に関係なく

個々に揺るぎないというか…

そのせいか、なんとなく

一人一人個人で演じていて

それぞれはしっかりしているけれど

登場人物同士の共鳴が弱く感じるんです

それは『エリザベート』だけじゃないんですが


現実世界は個々がバラバラだし

より現実に沿っている

ということかもしれませんね

たぶんタカラヅカばっかり

観劇してるから

こんな風に感じるのかな笑



印象に残ったことをランダムに。


ゾフィーがね

歌声が綺麗で聴きやすくて音符音符

しかも、相変わらず怖いんだけど

タカラヅカ版に比べて

共感するというか、

まぁ女傑なんですけど

わかる部分も多くて良い役柄ですよね

ともかく安心感ある

芝居心ある歌声が好き音符


トートは妖しい

歌声も表情も様子も妖しくて

シシィに拒否されても仕方がないよね

って思ったり。

普通に気味が悪いし

シシィがなびくと思ってる?って感じ

見た目は結構失礼なカッコいいけれど


フランツはおじさん味が強い

見た目じゃないよ

現実的にはそうなんでしょうけど。

なんかクセの強いおじさんって感じがあり

シシィがトキメイたフランツは

お見合いの1シーンで終了。

尚更シシィが自己中になる要因かと…

そういうところも現実味があるのかも。


ルキーニは歌声もセリフも

馴染んでました

より犯罪者っぽい面が感じられて、

破天荒でアウトローな若者だけど

トートによって操られたイメージの

タカラヅカ版に比べると、

東宝版ルキーニも

トートのせいだと言っているし

短剣をトートから受け取るけれど、

やっぱり犯罪者の戯言、言い訳で

狂気の犯罪者が突発的に殺した

という風に最後に感じました


ルドルフは

子ども時代が子役なのもあり

可愛らしいというか

孤独と不安がよく伝わってきますね

歌声も子どもの歌声が綺麗でした音符

大人になってからは

タカラヅカ版より

時勢については良く考えていたのかも

と感じましたが

いろいろ事態を組み込んだせいか

ゴタゴタしていて

死を選ぶシーンが

あんまり印象的じゃない気も。

あの『♪闇が広がるー』のあたりね


マダムヴォルフとルドヴィカは

同じキャストなんですね

年相応の貫禄はあるけど

可愛らしく色っぽく

目を引きました

元宝塚の方ですね

女性陣やはり元宝塚の方多いですね


同じ理由で

マデレーネも目を引きました

この方も元宝塚ですね

ワザとではないです

こちらはタカラヅカ版とは

かなりイメージが違って

エロティックでしたね


あと、トートダンサー

トートの印象がタカラヅカ版より薄いと

聞いていたけれど

そんなことなかったと前述しましたが、

トートダンサーは尚更で

タカラヅカ版より出番も多くて?

自由な表現も多いのか

アクロバティックで印象的でした



《出演》

エリザベート(オーストリア皇后) -Wキャスト-

花總まり/愛希れいか

トート(黄泉の帝王)  古川雄大

フランツ・ヨーゼフ(オーストリア皇帝) -Wキャスト-

田代万里生/佐藤隆紀

ルドルフ(オーストリア皇太子) -Wキャスト-

甲斐翔真/立石俊樹

ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ 未来優希

ゾフィー(オーストリア皇太后) -トリプルキャスト-

剣幸/涼風真世/香寿たつき

ルイジ・ルキーニ(皇后暗殺者) -Wキャスト-

黒羽麻璃央/上山竜治


マックス(エリザベートの父) 原 慎一郎

ツェップス(新聞発行人) 松井 工

エルマー(ハンガリー貴族) 佐々木 崇

シュテファン(ハンガリー貴族) 章平

ジェラ(ハンガリー貴族) 加藤 将

リヒテンシュタイン(女官長) 秋園 美緒


朝隈濯朗、安部誠司、石川 剛、奥山 寛、川口大地、

後藤晋彦、柴原直樹、白山博基、田中秀哉、福永悠二、

港 幸樹、横沢健司、天野朋子、彩花まり、彩橋みゆ、

池谷祐子、石原絵理、華妃まいあ、原 広実、真記子、

美麗、安岡千夏、山田裕美子、ゆめ真音


<トートダンサー>

乾 直樹、五十嵐耕司、岡崎大樹、小南竜平、澤村 亮、

鈴木凌、平山野 光、渡辺謙典


<スウィング> 廣瀬孝輔、山下麗奈


<少年ルドルフ>-トリプルキャスト-

井伊 巧、西田理人、三木治人


脚本/歌詞 ミヒャエル・クンツェ

音楽/編曲 シルヴェスター・リーヴァイ

演出/訳詞 小池修一郎(宝塚歌劇団)


音楽監督 甲斐正人

美術 二村周作

照明 笠原俊幸

衣裳 生澤美子

振付 小㞍健太/桜木涼介

歌唱指導 山口正義/やまぐちあきこ

音響 渡邉邦男

映像 奥 秀太郎

ヘアメイク 富岡克之(スタジオAD)

演出助手 小川美也子/末永陽一

舞台監督 廣田 進

稽古ピアノ 中條純子/宇賀村直佳/石川花蓮

オーケストラ 

東宝ミュージック/ダット・ミュージック

指揮

上垣 聡(東京・名古屋公演)

宇賀神典子(大阪・福岡公演)

翻訳協力 迫 光

プロダクション・コーディネイター 小熊節子

制作 廣木由美/渡辺桃子

アシスタント・プロデューサー 江尻礼次朗

プロデューサー 岡本義次/坂本義和/服部優希

ウィッグ製作技術協力 アデランス


オリジナル・プロダクション ウィーン劇場協会

製作 東宝株式会社

制作協力 宝塚歌劇団

後援 

オーストリア大使館

オーストリア文化フォーラム東京

主催 梅田芸術劇場

協力 関西テレビ放送