Song is born ~Real my heart~ -2ページ目

遠い記憶の彼方で

海のたゆたに溢れた

バラバラの言の葉

無邪気に掴み取っては
一個一個表面を指でなぞり

無邪気に笑った

奥底に潜む真理など

あることすら知らぬ

あどけなき探求者

愛しくて抱締めた

彼の母の腕の中

眠りにつくは

連鎖の渦の柔らかき芽
空を見上げる

そこに在りしは

点集う光の標

互いに在るを知らずとも

輝き放つ個の彼ら

やがて彷徨う虚に他を認めん

さすれば生まれる

愛しき線の橋架け

脆くも硬くも

虚を包む星々の煌めき
ふと見上げれば空にはいつしか

形のある彼らの輪郭

遠い遠い記憶の物語

僕らは確かにそこにいたんだ…

Red Vision

ぶちまけたい衝動

割れた鏡に歪なぼく

指で書いた血文字

英語で刻んだ

意味なんてとうに忘れちまったけどさ

ボトルを並べたダイニングテーブル

一つを割ってやった

理由なんて簡単さ

ジンの兵隊がボクを見下したから

ただそれだけ

ただそれだけ

滴る水の流れる先が

彼女のとこでありますように

彼女のとこでありますように

月を浮かべたカクテル
青い色はきれいだけど
名前の由来は意外と

悲しい物語だったね

だから赤い文字を

残すんだ

この物語は悲劇に染まらぬように

想いを吐き出すんだ

少年

砕け散った

欠片は元に戻りはしない

つぎはぎだらけだってまだマシさ

少年はトリガーを引いた

自分の頭めがけて

笑っちゃうだろ?

砕け散って

煙は空へと昇っていった

僕はただそれを眺めるだけ

煙は空へと消えていった

僕はただそれを眺めるだけ


壊れてしまうものなら最初からいらない

砕けた欠片は僕に突き刺さって

そこに痛み以外の意味なんてなかった

それが甘美だったなら

憧れ焦がれるものほど

砕け散った彼らは

僕に深く刺さるから

血は出ないさ

誰も気付きやしない

僕の奥で「ボク」が削り取られてることなんてね

悲鳴も聞こえやしない
笑顔で赤い色を歌うだけ

ただ崩れ落ちて

砂になるその瞬間まで
誰も気付きやしない

僕の奥で「ボク」が削り取られてることなんてね

悲鳴も聞こえやしない
笑顔で赤い色を歌うだけ

ただ崩れ落ちて

砂になるその瞬間まで
誰も気付きやしない

欠片なんて残さないさ
誰も痛がる顔なんて見たくない

欠片なんて残さないさ
みんなの幸せな笑顔

それを消える前に残せたなら

それで満足さ



煙は空へと昇っていくから

煙は空へと昇っていくから

煙は空へと昇っていった


意味なんて知らなくていい

意味なんて分からなくていい

ちょっとだけ見届けてやってよ