(116分)
2022年 スペイン/エストニア 原題 Manticora
監督・脚本 カルロス・ベルムト
出演 ナチョ・サンチェス、ゾーイ・ステイン、
アルバロ・サンス・ロドリゲス、
アイツィべル・ガルメンディア
解説/あらすじ
2014年の劇場デビュー作「マジカル・ガール」
で第62回サン・セバスチャン国際映画祭
グランプリ&監督賞を受賞したスペインの鬼才
カルロス・ベルムトが、
ゲームデザイナーの青年が思いもよらない“怪物”を
作り出してしまう姿を独創的なストーリーと
予測不能の展開で描き、
人間の心の闇に踏み込んだアンチモラル・ロマンス。
空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーの
内気な青年フリアンは、同僚の誕生日パーティで
美術史を学ぶ女性ディアナと出会い、
聡明でミステリアスな彼女にひかれていく。
その一方で、フリアンは隣人の少年を火事から
救ったことをきっかけに、
謎のパニック発作に悩まされるように。
やがてフリアンが抱えるある秘密が、
思わぬ怪物を生み出してしまう。
主人公フリアン役に「SEVENTEEN セブンティーン」
のナチョ・サンチェス。
2022年・第35回東京国際映画祭コンペティション部門
出品(映画祭上映時タイトル「マンティコア」)。
(映画.comより抜粋)
2024年5月4日イオンシネマ新潟西にて鑑賞。
仕事後のレイト鑑賞2日目~
ホラー
スリラー
あの
「マジカル・ガール」
の監督作品という事で
観ないわけにはいかないな
と思いましての鑑賞です
この映画の主人公は
PCを使っての
グラフィックデザイナーとか
キャラクターデザインを
仕事にしている様です
主にクリーチャーや
モンスターを
デザインしている様でしたね
思っていた展開とは
かなり違っていて
静かな何気ないドラマな展開
主人公は大人しめだけど
人並で真面目な好青年
という印象でした
それなりの出会いもあって
どうなっていくんだろ
最後は衝撃的な展開なのかな
と想像を膨らませながら
只々見守っていた感じです
寝落ちせずに集中できて
良かったですね
そんな好青年が
この男の子を大火事になりかけた
ボヤから救ったことから
少しづつ歯車が
狂っていった様に思えます
誰しも個人的な秘密はあるもの
思い直して似顔絵のスケッチも
焼いて捨てたし
自分の性欲を満たすために作った
プログラムも削除しました
あの男の子に
どことなく見た目が似ている
この女性に出会えたからでしょうか
やっぱ好青年じゃん
と思いながら観続けましたが
題名的にきっと最後は
不幸なことになるんじゃないかな
と思っていた矢先に
バレた
会社にバレ
恐らく続解雇され
会社の同僚の友人だった
あの女性のも知られてしまい
“吐き気がする”
と言われてしまう
しかも静かに泣きながら・・・
男側・・・
主人公の気持ちを考えると
切なすぎます
だって思い直して
削除して捨てたのに
バレたら一気にストーンと
全部失ったわけですから
あんなに惹かれあっていたのに・・・
自暴自棄になり
クライマックスの行動は
映画的には分からんわけではない
でもある事で
一線を越えるのは留まり
あの行動・・・
あまりにも現実的すぎるというか
リアルでした
そして最後の最後
何とも言えない感覚・・・
モヤモヤするというか
ほんと何とも言えない・・・
良かったとは言えない
ラストですよね
にしてもこのシーンは
キツかったなぁ~
ホラーでもなく
スリラーでもなかったと思います
ちゃんとしたドラマ映画だと思いました
想像とはかなり違ったモノでしたが
じっくり観ることが出来て
良かったです