今年中に、観たかった…
山崎貴監督版『ゴジラ』
観終わって、ちょっと興奮が止まりません。
大迫力の映像と秀逸な人間ドラマ。
胸熱、鳥肌の連続…
号泣…また号泣。
今年最後に素晴らしい映画に出会えました。
心に傷を負った元特攻隊の敷島。
敷島の前に、突然ゴジラが現れます。
まるで、今年、市街地に現れた熊の存在を思い浮かべてしまいました。
戦後復興もままならない日本を、更に破壊します。
そこに理由は無いし、勿論感情もありません。
怖いゴジラが存在しています。
一方、人間ドラマが、とても良く描かれていました。
主人公敷島を演じる神木隆之介さん。
当たり前ですが、そこにバラエティやCMで見る神木さんの笑顔はありません。
戦後も、彼の中では戦争は終わっていません。
そこに、追い討ちを掛けるゴジラの存在。
銀座の街が、破壊されます。
のりこを演じた浜辺美波さんが、物語に花を添えます。
美人であるのは勿論だけど、和装に似合う顔立ちだと改めて思いました。
吉岡秀隆さんは、やはり学者や医者などが良く似合います。
未知の怪獣に、理論的に立ち向かって行きます。
個人的には、整備士橘を演じた青木崇高さんの熱い演技に魅了されました。
この映画のキーパーソンです。
終盤は、もう涙無くしては、スクリーンを観る事が出来ませんでした。
山崎貴監督のVFXと素晴らしい人間ドラマに脱帽です。
戦後の復興と立ち向かう人間力に、明るい未来が垣間見えました。