2人目
1人目
知り合いはじめは、ひどく弱い人だと思っていた。
とても大事な、優しさというものは当然十分あふれてきていたのだが
自分というものを出すことに、ひどくおびえているように見えた。
その気持ちは凄くわかった。共感できるものだった。
しかしこちらからしたら、なんであなたが、とも思える様なことだった。
僕は見た目や能力から、人にマイナスで見られることが常だったし、しゃあないとも思っていたので
なんであなたが、そんなに人が集まる人間なのに、怯えているんだ、と少し苛立ったりもした。
まあそれでも、気持ちというのは人それぞれ比べるものではないし、
そういう思いでもって育ってきたのだろうと思った。
だから、積極的に問いかけた。問いかけ続けた。
自分を出すということに関して、僕は貫こうと覚悟していたので
それが伝わればいいと、半ば必死になってやっていた。
確かにそれは、伝わったかと思っている。
気づけばもう、怯えているような彼女はみじんもいなくなり、先陣を切る人に変わっていた。
元々のインプットはとんでもない人だから、そのアウトプットには関心させられるばかりだ。
言葉によって、人を大きく動かせる人だと思う。
難しいことばをよく使うのだけど、ストンと入ってくる。
みんなの中にある抽象的なものを、形にするのが異様にうまいというか。
それもずっと、人の心見続けて、寄り添い続けてきたからだろうなあと思う。
読むたびに、少しの嫉妬と、大きな感動を覚える文を書く人だ。
彼女も僕も、言葉の力というのをかなり強く信じている人種だと思う。
あと大きく違うのは、人に対する愛が大きい。
肯定をもって、人に接する人だ。所謂 本当に いい人 である。
そんないい人と自分が仲がいいのもよくわからなくなるが、
そんないい人だから上手くやってくれているのだろう。
全く持って、僕は人に活かされている。