和歌山T様合格体験記前半 | 土地家屋調査士受験!カネコのちょっと役立つハナシ

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令和元年講座,教材利用者40名中10名が合格!

 

金子塾の教材が本試験合格に役立ちましたと和歌山のT様。

お会いしたことはありませんが,文章力,読解力はかなりのものをお持ちの方ではないかと思います。

独学でも,法律知識を理解できるだけの頭の持主。

しかし,資格試験合格が目的になると,理解したことをいかに時間内に答案に表現するか?合格には何が必要で,何がいらないのか?得点力アップにつなげるスキルは?

T様にこんな点をフォローできたのはないかと思っています。

ロングな合格体験記をいただきました。

掲載いたします。

 

和歌山T様合格体験記

体験記を書くにあたって(初めに)

「金子塾の教材を繰り返せば合格できます」という内容は、いろんな方が書かれると思うので、別の切り口から書かせていただきます。

皆さんの中には、最初から金子塾のお世話になっている方、他の予備校で伸び悩んで金子塾の門をたたかれた方など、いろんな立場・経歴の方がいると思います。

私は、独学でスタートしたが伸び悩み、金子塾に救いを求めました。

ただ、予算的な制約があったので、前年の教材を購入させてもらい勉強しました。今年度の教材はラスト模試のみす。ブログに上位者として名前が載った時の感動は今でも覚えています。

メインとなったのは1年前の教材ですが、過去の教材だからと侮るなかれ、完全理解すれば合格に必要な知識は十分です。質問は出来ませんが、早く教材を入手できたため、何回転も繰り返すことができました。独学に慣れているが、短期集中で知識を詰め込むことが苦手という自分の特徴を理解した上での判断です。そのような状況をご理解のうえ、体験記(アドバイス)をお読みください。

金子先生に気兼ねしすぎることなく、本音の感想を述べたいと思います。

 

金子塾を知ったきっかけ及び受講に至るまでのこと

ブログです。確認問題が提供されているなど、とても有用なブログだと驚きました。結構な頻度で更新されているだけでなく、これだけ長期間継続されているとは・・・、絶句です。

指導が厳しいという噂は、聞いたことがありますが、同時に暖かさも感じました。ブログを見ていて、面倒見の良い塾だなと感じました。当初は、模試で自分の実力を知るだけのつもりで、金子塾にどっぷりはまるつもりはありませんでした。ブログを見て、過去の模試が割引販売されているのを知り、それを申し込んだのです。結果はもちろん惨敗です。ひねった事例での申請書が書けませんでしたし、図面を書く時間も全然足りない。他の塾生のようにテキストなど読まずにいきなりなのですから当然なのですが、あまりの出来なさに、「問題が難しすぎるんじゃないでしょうか」という意見も送ったぐらいです。ただ、この採点には、去年の上位者の点数と本試験の合否結果も添えられていました。心のスイッチが入ったのは、この瞬間です。この問題を高得点できた受講生が、何人も落ちている!

手が震えてまっすぐ線が引けなかった1年目(29年度)、時間が足りなくて床面積でやらかした2年目(30年度)の記憶がよみがえるとともに、調査士試験の奥深さ、怖さが実感できました。

自分は調査士試験をなめていた。そこから、すぐに金子先生にメールで連絡を取り、過去の教材もっと購入できませんかとお願いしました。快く承諾いただいた先生に感謝です。

 

教材到着から受験日までのこと

ひたすら繰り返しやりました。何度繰り返しても新たな発見がある素晴らしい教材でした。

解説は全て読み、余裕がない人は押さえなくてよいという選択肢もすべて網羅しました。(白状すると、ポイントを解説してくれているDVDはあまり見ませんでした。)

初めから金子塾で学んでいる方は、教材の質や面倒見の良さも含め、恵まれているということを実感していない人がいます。司法書士兼調査士という立場を活かされての説明・解説は、秀逸なので、余計なことは考えないようにひたすら繰り返しましょう。模試もいいのですが、一番のお勧めは択一クリアです。

どこに出しても恥ずかしくない。最強アイテムです。テキストだけの販売はしていません。合格コース,模試コースを受講して下さい。

通読していると、不動産登記制度に対する感覚が身につくというか、本質的に分かってくるというか、関連する項目同士が連結され揺るぎない知識として身につくというか、旨く説明できないのですが、そんな感じなのです。その境地まで至ったら、本試験も怖くないというか、逆にそれぐらいの感覚に至らないと本試験は突破できないのかもしれません。問題を解いた後のポイント確認にももちろん使えますが、通読の効果を実感して欲しいと思います。択一クリアは、網羅しすぎ、細かすぎ、あまり出ないところまで書きすぎという意見もあるかもしれませんが、今年の択一試験には、これぐらいあって良かったと思います。

同感です。余計なものはカットしてもっとシンプルに。毎年,最強アイテムは進化しています。

 

心がけていたこと、その他助言等

1:本質的に理解する努力をしよう。

本質的に理解していないと、暗記する事項が膨大すぎます。択一クリアを通読しろと力説したのと関連しますが、不動産登記に関するセンスを磨きましょう。民法でも自分の常識・感覚が判例の結論に近付いていったらしめたものです。(民法は法学部出身の人だけ参考にしてください。)

金子先生は、よく原則を押さえたうえで例外を覚えろと言います。試験に出るのは例外部分が多いからということで、そこだけ勉強すると、基礎がしっかりしていない頼りない知識になってしまいます。

理解していないと忘れやすいので、毎日、規則的に勉強できない人、勉強の間隔が開く人ほど、本質的な理解を心がけましょう。

不動産登記制度は、誰かの思いつきで決まったわけではなく、必要性にかられて現在の形になっているはずです。

例えば添付書面でも、この登記を適正に行うためには、どんな書類が必要かということで定められています。余計な書類は添付書類とはされていません。

また、機械的に暗記するだけしかない、書類の保存期間でも、長期保存のものは、そう定められているだけの必要性があります。その背景、理由を考えたりすることで、薄れにくく、思い出しやすくしっかりとした記憶になります。覚えられない部分は、人それぞれだから、この部分は、どの塾・どの先生もやってくれません。

 

2:思い出すこと(アウトプット)を重視しよう

勉強はどこでも出来るし、何も持っていなくてもできます。

「昨日やった択一の問題は、どんなだったかな。アの選択肢は・・・」などと脳みそを働かせるのです。

やったはずなのに思い出せない。脳みそにとってはイライラ状態です。家へ帰って確認した瞬間、「あー、これだった。」という感じになります。だらだら機械的に復習するより記憶に残りやすいのは明らかです。さらに、自宅で確認するまでもなく、何かの拍子に思い出せたりすると脳が快楽・スッキリ状態になり、色々思い出してくれる優秀な脳になっていきます。

毎日、規則正しい勉強ができない、していない受験生ほど、こういった努力が必要になります。