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人気ロックバンド「ONE OK ROCK」，通称ワンオク。
父も母も偉大な歌手，サラブレッドのヴォーカリストが若者達を鼓舞するYOU TUBEの映像。
【ONE OK ROCK】We are
肩を組んで，一緒に歌う若者達。
涙する者もいる。
若いなあ。
いい曲だなあ。
若者のハートにはグイグイ刺さるんだろう。
アラフィフの私だが，私も，多くの若者を鼓舞して，合格に導く講義をしたいものである。
みんな，一緒に歌おうぜ！
調査士受験の論点で「みんな，一緒に○○しようぜ」と言えば「共有」。
世代に関係なく，一つの物をみんなで所有することを共有という。
まずは，共有者は共有物をどんなふうに使うのかの確認。
皆で，持分の割合に応じて仲よく共有物全体を使おうぜ。
であって，
皆，それぞれ持分の割合に応じて共有物の一部を個別に使おうぜ。
は間違い。
（共有物の使用）
第２４９条 各共有者は，共有物の全部について，その持分に応じた使用をすることができる。
そりゃあそうだ。車や戸建ての建物だと，部分部分を使うことなんてできるわけがない。
We are＝共有者全員でしなければならない行為＝処分行為
（共有物の変更）
第２５１条 各共有者は，他の共有者の同意を得なければ，共有物に変更を加えることができない。
たとえば，土地を共有している場合に，
土地全体を売却する，
土地全体に抵当権を設定する，
土地について形成的登記（分筆の登記や合筆の登記）を申請する
のは全て処分行為，We areだ。
私と若い塾生１０人で共有する土地であれば，
「さあ，みんなで分筆の登記を申請しようぜ。」
とワンオクのヴォーカリストみたいになった私の先導で，若者達と１１人全員で申請。
なんか，イメージ湧かない？
まあ，いいじゃない。
とにかく全員でしなければならないというのが重要だとわかれば。
私と若い塾生１０人で共有する土地。
その上に，無断で建物を建てて占拠している者がいる。
不法占拠者だ。
「何をしているんですか。私達の土地です。きれいにして，さっさと出て行ってください。」
不法占拠者に対する土地の返還請求。
「さあ，みんなで言おうぜ！」
ワンオクのヴォーカリストみたいに，若者を鼓舞して返還請求。
これだと，少しイメージ湧くかな？
やってみたいものだが，これはWe areじゃなくてもいい。
共有物の現状を維持する行為として，共有者の一人でできる保存行為だ。
（共有物の管理）
第２５２条 共有物の管理に関する事項は，前条の場合を除き，各共有者の持分の価格に従い，その過半数で決する。ただし，保存行為は，各共有者がすることができる。
だから，不法占拠者が怖い人だったら，みんなに任せる。
「さあ，みんな言ってくれ！「何をしているんですか。私達の土地です。きれいにして，さっさと出て行ってください。」と」
私はみんなに勇気を与える裏方に徹することにする。
これなら，イメージどおりでしょ(^_^;)